パリ最大のカリアティッド
カリアティッド(仏:cariatide, 英:caryatid)とは建物やバルコニーを支える柱になる女性像。

アールゼメティエ駅の前にパリでもっとも大きいカリアティッドがあります。
左手にはミルラを、右手には第二帝政時に流行ったバッグを持っています。
このミステリアスな女性は「不思議の天使(L'ange du bizzard)[1]」とか「神霊(Génie)」、第一次、第二次大戦間では「バッグを持った女性(La femme qu'a l'sac)[2] 」とも呼ばれていました。
カリアティッドは通常、二体一組になっていることが多いのですがこのカリアティッドは単体で肩から生えた翼で支えています。
8頭身はあろうかというこの女性はもとはオーギュスト エミル デランジュ(Auguste Emile Delange)という人が美術学校のコンテストのために1851年にデザインしたもの。そのコンテストはオーギュスタン ジャン フレネル[3]へのオマージュのためでした。
1859年にこの建物が建てられた時、デランジュはデザインした女性に翼をつけてカリアティッドにしました。

建物は美術館でも宮殿でもなく1階は店が入ったアパート。パリでもっとも大きいというのに、この女性は派手さも見せず建物のなかに溶け込んでいるかのように、たおやかな眼差しでパリの通りと道行く人々を見つめています。
[1] L'ange du bizzardはエドガー アラン ポーの小説"The angel of the Odd"の仏訳名でもあります。邦題では「不条理の天使」
[2] 正しい表記はLa femme qui a le sac
[3] 光の回折の研究で有名。また灯台のレンズの考案者。

アールゼメティエ駅の前にパリでもっとも大きいカリアティッドがあります。
左手にはミルラを、右手には第二帝政時に流行ったバッグを持っています。
このミステリアスな女性は「不思議の天使(L'ange du bizzard)[1]」とか「神霊(Génie)」、第一次、第二次大戦間では「バッグを持った女性(La femme qu'a l'sac)[2] 」とも呼ばれていました。
カリアティッドは通常、二体一組になっていることが多いのですがこのカリアティッドは単体で肩から生えた翼で支えています。
8頭身はあろうかというこの女性はもとはオーギュスト エミル デランジュ(Auguste Emile Delange)という人が美術学校のコンテストのために1851年にデザインしたもの。そのコンテストはオーギュスタン ジャン フレネル[3]へのオマージュのためでした。
1859年にこの建物が建てられた時、デランジュはデザインした女性に翼をつけてカリアティッドにしました。

建物は美術館でも宮殿でもなく1階は店が入ったアパート。パリでもっとも大きいというのに、この女性は派手さも見せず建物のなかに溶け込んでいるかのように、たおやかな眼差しでパリの通りと道行く人々を見つめています。
[1] L'ange du bizzardはエドガー アラン ポーの小説"The angel of the Odd"の仏訳名でもあります。邦題では「不条理の天使」
[2] 正しい表記はLa femme qui a le sac
[3] 光の回折の研究で有名。また灯台のレンズの考案者。
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