フランス、サヴォワのスキー場 La Plagne
先週パリから車で約7時間ほどにあるサヴォワにあるスキー場ラ・プラーニュ(La Plagne)に行ってきました。


途中で見えた山々。


途中で見えた山々。
規模
山の中腹部にベースが7つ、その他、麓のベースを含めるとその数は10を超えます。(地図)。規模的にはニューイングランドのスキー場の数倍でしょうか。隣のレ・ザルク(Les Arcs)も含めるとその10倍はあろうかと思うほど。
ベースおよび宿泊施設
ここは単にスキーリゾート地と片付けるにはあまりに大きすぎます。一見して山腹にある新興住宅街という感じです。標高2000メートルもの場所にこれだけの施設が存続できるのか、というのが最初に抱いた感想です。ここに来るにはガードレールのないくねくねと曲がった道路を1000メートル近く上がる必要があり,またスキー場にはシーズンオフがあるわけでこれだけ大きいと管理費等、経済的に採算が取れるのか不思議です。ただフランス人に言わせると夏でもかなりの人が訪れるとのこと。

個々のベースを歩いてみると確かにここには「街の息吹」を感じます。
レストラン,スキーショップはもとより、肉や野菜まで売っているコンビニエンスストア、教会、郵便局、床屋、図書館,映画館,ボーリング場まであります。

郵便局

教会まで
それぞれのベースにはリフトで上がってスキーで滑ることにより行くことができますが、ベース間は無料のシャトルバスやケーブルカーなどで連絡されており、スキーをしない人でも複数のベースでショッピング等を楽しむことが出来るようになっています。

それぞれのベースでは日により様々なイベントが催されていました。
スタッフ
スキー場のチケット売り場では英語が通じます。また英語のスキーレッスンも受けられる様です。レストランやお店ではあまり英語は通じませんでした。
コース
コースは緑(初級)、青(中級)、赤(上級)、黒(最上級)からなり緑のコースはベース近傍に、ほかは山の頂上からベースまで走っています。青のコースは斜面が続くと思えば、ながい平坦なコースが続き,スノーボーダーにはややつらい場所も。赤のコースは積雪直後の斜面はコブだらけになるところもあります。黒のコースは積雪時、および積雪直後は閉鎖になるところが多いです。

ニューイングランドのスキー場が木々の間に開かれたコースを滑るのに対し、ここでは頂上付近は木がなく銀世界だけが展開し,コースはポールによって示されています。分岐点にはコース名が示されていますが、地図板はコースの途中には無く,ベースか山の頂上のみに設置されています。マップを無くさない様に。コースの名前もしっかりと把握してから滑る必要があります。濃霧発生時には視界が数メートルから数十メートルしかないときもあり、注意が必要です。

コースの中にはトンネルがあるのも。
景観
展望ならエム・ラ・プラーニュ(Aime la Plagne)からがおすすめです。Plagne全体だけでなくモンブラン、グランドジョラスなどの名だたる山が一望のもとに見渡せます。

右奥の高い山がモンブラン、その右にはグランドジョラス。

ヨーロッパアルプス最高峰、モンブラン。白いコブの部分が頂上。

ヨーロッパアルプス三大北壁の一つがあるグランドジョラス。
客層
フランス人はもとより、イギリス人を含むヨーロッパのさまざまな国々から人が集まっています。ぱっと見た感じではスキーヤーが7割強でスノーボーダーより大勢を占めていました。また犬を連れて訪れる客も多く、ホテルのエレベーターのドアが開くと大型犬がわっと飛び出して驚くことも。スキーをしない方はスキー場を犬を連れて散歩するのどかな光景も。ただしコース上に「犬のおみやげ」を置いていくのは止めていただきたいかと。
まとめ
パリから日帰りはほぼ無理。また最低でも2泊はしないと来た甲斐がありません。天候は変わりやすく、晴れれば素晴らしい展望が拝めますが、雪が降るときは数日続くこともあります。車で来る場合はタイヤチェーン必須です。かなり規模の大きいスキー場ですので出来れば数日は滞在したいところです。またおみやげ店などの施設も充実しているのでスキーをしない方も楽しめるのではないかと思います。

サヴォワ製のワイン

チーズとソシソン

山の中腹部にベースが7つ、その他、麓のベースを含めるとその数は10を超えます。(地図)。規模的にはニューイングランドのスキー場の数倍でしょうか。隣のレ・ザルク(Les Arcs)も含めるとその10倍はあろうかと思うほど。
ベースおよび宿泊施設
ここは単にスキーリゾート地と片付けるにはあまりに大きすぎます。一見して山腹にある新興住宅街という感じです。標高2000メートルもの場所にこれだけの施設が存続できるのか、というのが最初に抱いた感想です。ここに来るにはガードレールのないくねくねと曲がった道路を1000メートル近く上がる必要があり,またスキー場にはシーズンオフがあるわけでこれだけ大きいと管理費等、経済的に採算が取れるのか不思議です。ただフランス人に言わせると夏でもかなりの人が訪れるとのこと。

個々のベースを歩いてみると確かにここには「街の息吹」を感じます。
レストラン,スキーショップはもとより、肉や野菜まで売っているコンビニエンスストア、教会、郵便局、床屋、図書館,映画館,ボーリング場まであります。

郵便局

教会まで
それぞれのベースにはリフトで上がってスキーで滑ることにより行くことができますが、ベース間は無料のシャトルバスやケーブルカーなどで連絡されており、スキーをしない人でも複数のベースでショッピング等を楽しむことが出来るようになっています。

それぞれのベースでは日により様々なイベントが催されていました。
スタッフ
スキー場のチケット売り場では英語が通じます。また英語のスキーレッスンも受けられる様です。レストランやお店ではあまり英語は通じませんでした。
コース
コースは緑(初級)、青(中級)、赤(上級)、黒(最上級)からなり緑のコースはベース近傍に、ほかは山の頂上からベースまで走っています。青のコースは斜面が続くと思えば、ながい平坦なコースが続き,スノーボーダーにはややつらい場所も。赤のコースは積雪直後の斜面はコブだらけになるところもあります。黒のコースは積雪時、および積雪直後は閉鎖になるところが多いです。

ニューイングランドのスキー場が木々の間に開かれたコースを滑るのに対し、ここでは頂上付近は木がなく銀世界だけが展開し,コースはポールによって示されています。分岐点にはコース名が示されていますが、地図板はコースの途中には無く,ベースか山の頂上のみに設置されています。マップを無くさない様に。コースの名前もしっかりと把握してから滑る必要があります。濃霧発生時には視界が数メートルから数十メートルしかないときもあり、注意が必要です。

コースの中にはトンネルがあるのも。
景観
展望ならエム・ラ・プラーニュ(Aime la Plagne)からがおすすめです。Plagne全体だけでなくモンブラン、グランドジョラスなどの名だたる山が一望のもとに見渡せます。

右奥の高い山がモンブラン、その右にはグランドジョラス。

ヨーロッパアルプス最高峰、モンブラン。白いコブの部分が頂上。

ヨーロッパアルプス三大北壁の一つがあるグランドジョラス。
客層
フランス人はもとより、イギリス人を含むヨーロッパのさまざまな国々から人が集まっています。ぱっと見た感じではスキーヤーが7割強でスノーボーダーより大勢を占めていました。また犬を連れて訪れる客も多く、ホテルのエレベーターのドアが開くと大型犬がわっと飛び出して驚くことも。スキーをしない方はスキー場を犬を連れて散歩するのどかな光景も。ただしコース上に「犬のおみやげ」を置いていくのは止めていただきたいかと。
まとめ
パリから日帰りはほぼ無理。また最低でも2泊はしないと来た甲斐がありません。天候は変わりやすく、晴れれば素晴らしい展望が拝めますが、雪が降るときは数日続くこともあります。車で来る場合はタイヤチェーン必須です。かなり規模の大きいスキー場ですので出来れば数日は滞在したいところです。またおみやげ店などの施設も充実しているのでスキーをしない方も楽しめるのではないかと思います。

サヴォワ製のワイン

チーズとソシソン

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