日本ではあまり知られていないフランスの人気ゲーム 2019
諸事情でしばらく更新が滞ってしまいました。ここ2年間で注目すべきフランス発のゲームが多く出てきましたが、今回はフランスで人気があるが日本ではまだあまり知られていないボードゲーム群をまとめという形で報告したいと思います。
この記事ではそのなかでも、あまり言語依存しない中量級以下のゲーム(プレイ時間1時間以下)や日本を題材にしたゲーム等を紹介します。
随時、写真をアップして行きます。
ガニメデ

フランスで今、驚異的な人気。技術者をリクルートし、火星へ運び、そしてガニメデに移住させる計画のために奮闘します。
場には地球にリクルートするタイル、地球から火星へ運ぶシャトル(ロケット)、火星からガニメデへ運ぶシャトル、そして移住のミッションカードがあります。
地球にリクルートするタイルは5色あり、3つまで獲得できます。同じ色のタイルを獲得すると効果が倍増するというのが戦略の1つの要素になっています。
技術者を地球から火星へ送るロケットには条件があり、その条件に合わせた人員選択が大切です。
さらに火星からガニメデに移住させるためのロケットにも条件がありこれらを踏まえた計画性のある人員確保が重要です。
ロケットも5種類あり同じタイプのロケットを選択する度、その追加効果も増加して行きます。この感覚は「宝石の煌めき」に近いと言う人もいます。
とりわけ追加効果が発動したときにコンボが発生するのが楽しい。
得点条件が終了時の自分のボード上の条件に依存する物もあるため、プレイを終わらせるタイミングも重要というのが大きい。
プレイ時間は45分、慣れれば30分程度で終わる中量級ゲーム。
注:付随の英語ルールがやや混乱を招く表現が多く、原語のフランス語で確認しないといけないことが多々あります。
ソレニア

昼と夜を飛行船が進みながら資源を得て、街を訪ねて得点を稼ぎます。資源獲得には自分のカードをボード上に配置しますがこのカードの真ん中に穴が空いているというのが新鮮。穴から見える資源が獲得できます。カードの数字は0、1、2だけでカードの数値分資源や得点が入るのですが0では入らず、かわりに飛行船が前方に移動します。これにより飛行船が昼から夜へそしてまた昼へと移動して行きます。このメカニクスが素敵です。
昼と夜では手に入りやすい資源が違うため、計画的にプレイする必要があります。日本にも入ってくるようです。
キューバーズ

場にある鳥カードを同種の鳥で挟んで間の鳥を集めていく。カードに指定された枚数以上手札に集めると公開でき、自分の場に出すことができます。指定された枚数は鳥の種類によって異なり、また小さい数値と大きい数値があります。小さい数値分あつめると「小さな群れ」として1枚、大きい数値分集めると「大きな群れ」として2枚、自分の場に出せます。8種ある鳥のうち、7つを一枚以上集めるか、2種の鳥を3枚ずつ集めた人が勝利。カードを入手するときは手札に同じ鳥のカードが複数あるときは全部出さなければいけないために3羽のフクロウを得るために5羽のツバメを場に出さなければならない(泣)といったこともあります。プレイ人数によって戦略が変わるのも面白い。
スモールアイランド

タイル配置のゲーム。各人秘密裏の得点条件があり、他人にうまく便乗しながら得点のチャンスをうかがいます。
どのタイミングで自分の船を取るか。戦略的な面も多いが時間はそれほどかからない正統派中量級ゲーム。
ビッグモンスター

サンドイッチのようにリアルタイムでプレイするドラフト。ただしドラフトするのはカードではなくタイル。このタイルを効率よく配置し得点を獲得します。戦略的な要素もあるが、アクションで進行するドラフトはパーティーゲームの要素もあるといえます。得点方法が各モンスターごとにあるので最初は覚えるのが大変ですが、イラストで示されていてわかりやすいです。個人戦、チーム戦と二通りの遊び方が楽しめます。
ロビンフッド

クー、人狼、ドクロとバラ、ラブレターを足して4で割ったようなゲーム。カードの効果を使ってのブラフ合戦。裏向きのカードをめくってさまざまな駆け引きが始まります。「オレはロビンだ!!、シェリフと二人の部下の場所を暴いてやる!!」と言ったプレイヤーがロビンのカードをめくってしまい、「お前、誰だよ!(笑)」「ほんと、俺誰だ?(爆)」なんてコントのような笑いが起こります。初プレイではちょっと言語依存もあるためプレイアビリティーは下がりますが、慣れてくればすぐに楽しめます。ブラフや読み合いが苦手な人も運が良ければ逆転勝利もあるのでチャンスはあります。アドリブ好きなフランス人に受ける理由がよくわかります。
ギルド
セブンワンダーは私の好きなゲームの1つですが、「誰が勝っているのかわかりにくい」、「得点方法が複雑」ということで敬遠する人もいます。このゲーム、ギルドはカードがそのまま得点に直結する得点方法がシンプルなため、初心者でもすぐに状況がつかめます。「ドラフトはちょっと苦手」という人にもおすすめです。ドラフト方法が若干言語依存する以外は問題なく遊べます。基本ルールでは物足りない上級者にはバリアントがあります(ただし言語依存)。
30カラット

価値のわからない宝石を交換して価値の高い宝石を集めて価値の低い宝石を他のプレイヤーに押し付けていきます。各プレイヤーは色の付いた衝立てで手持ちの宝石を隠し、また自分だけがその衝立てと同じ色の宝石の価値を知っていると言うのがミソ。
初心者同士でも楽しめるが、ゲーマー同士の駆け引きは見ているだけでも圧巻。
日本ではあまり流通していないのはカードが言語依存するためですが、日本語化されればすぐにでも楽しめます。
クレオ

火、水、空気、土のエレメントを使って無から惑星を完成させる「花火」のような協力型ゲーム。手持ちのカードを配置してプレイするのですが各人が何を持っているのかは口頭では伝えることができません。ある条件を満たしてのみ相手のカードを見せたり、交換できるのですが厳しい条件下でのプレイを強いられます。たとえば5人プレイの場合、「AとCがあのアクションをした。それはつまり。。。」とプレイしていないB、D、Eも自分のカードを見ながら他人のカードを推測してアクションを選択するというやや慣れの必要なゲームです。「花火」よりは敷居が高いですが、一度プレイすると要領はつかめるのでぜひチャレンジしてほしいです。奇麗な絵柄は女性にも受けがいいです。
ARGH
実験動物達が人間に反乱を起こすと言うぶっ飛んだ設定のゲーム。ゴキブリポーカーのような感じのゲームですが、後発なのでそれほど新鮮さはないでしょう。ブラフ好き、アドリブ好きなフランス人にはそこそこ受けているようです。
ケンジン
セブンワンダーズのように各自スタート時に独特のボードを担当し、ボードによって得点方法が決まります。相手とボードとの間に自分のカードを配置しての攻防です。使うカード構成は全員同じですが、カウンティングと読み合いでうまくチャンスをつかみ、ピンチを切り抜けます。これも日本を題材としたゲームですが富士山があるにもかかわらずパンダみたいな門があったり、ちょっと???な要素はあります。。。
カードをどう使い分けるか、厳密には読み切れないところもありますが、駆け引きやブラフが好きな人なら楽しめると思います。
パーティーゲーム
パニックアイランド
協力ゲーム。裏面になっているカードを裏返して時間内に人間、鳥、卵、そして筏と櫂を見つけて島を脱出します。そのなかにお邪魔なカードが入っていていろんなアクションをするはめになります。
短時間ででき大人数でできるのでパーティーゲームに向いています。
しかしオープンゲーム会ではテーブルの周りでぐるぐると皆が廻っている様子を見ると「何が起きている?」と不思議がる人々がいることでしょう。
子供向けゲーム
トロルとドラゴン
コンポーネントが奇麗な子供も大人も楽しめるゲーム。トロルが潜むダイヤモンドのある場所とドラゴンが眠る金がある場所に行き、お宝を回収します。
バースト系で、ダイスを振ってプレイします。ダイヤモンドはヘックメックのようによく考えて集め、金は出来るだけ早くダイスを振って集めて行きます。ドラゴンのダイスを振るのは他のプレイヤーが担当します。
ダイヤモンドは時間を気にせずに、金は時間との勝負。手番のプレイヤーだけでなく、周りのプレイヤーも同時参加というのがヒットした原因の1つでしょう。
実はこのゲーム、ドラゴンが目覚めてバーストすると集めた宝を他のプレイヤーで分け合うのですが、説明書では2番目のドラゴンの目を出したプレイヤーからフランス語でse partager(皆で共有する)、英語でもshare(共有する)としか書いておらず、割り切れない場合やダイヤと金が混ざった場合の処理の明確な説明がされていません(フランス語の動画サイトを見るとその処理の説明がされている)のでちょっと混乱を招きそうです。
ジャックと豆の木

手持ちのカードを同時に公開してダイスを積み上げ豆の木を伸ばします。もともと土台が不安定なところが憎らしい。どのタイミングでダイスを乗せるかが重要になってくるので他のプレイヤーとの読み合いが必要です。斧を投げて積み上げたダイス(豆の木)を切り倒す(破壊する)というのも笑いを誘います。
カードやミープル等、物を積み重ねるゲームは枚挙に暇はないのでとくにこれはという感じではないですが、わいわいと大人も子供も楽しめます。
慣れてきたらバリアントルールに挑戦してみるとより戦略的になってきます。
アラジンと魔法のランプ
バッティング型カードゲーム。財宝を得るために他のプレイヤーの動向を読んでプレイします。うまくいけばランプの妖精の力を借りることができますが、たまに「はずれ」もあるというのがアクセントになっています。ランプの妖精の言葉が言語依存してしまうのがネックですが、アクションあり、バッティングあり、カード運ありと子供も楽しめる内容となっています。
トナカイのレース
カードマネッジメントでトナカイを進ませて賞品を獲得します。子供と一緒に楽しめます。
クリスマスが近づいたらぜひプレイしてほしいゲームです。
クードゥース

小学校以下の子供がいれば楽しめます。3色のキノコ、石、葉っぱが両面に描かれ、その裏を当てながら木の実を獲得します。記憶がものをいうのですが、他のプレイヤーの動向で覚えるべき内容が変わるので「あっ!」となります。たった9枚のカードでこれほど苦戦するとは。。。
ブーム ボッケン
ボッケンとは木剣のこと。フランスのゲームなのにカードには日本語が出てきます。チームプレイで組を作り爆弾を渡しっこすると言う設定。数字を出して誰かを指定し、今出したカードの数値より上か下かどちらを出させるか宣言します。指定された相手がカードを出せればそのままプレイ続行、出せなければ脱落です。これにより仲間を助けたり、敵を蹴落としたりできます。小学生以上の子供には受けます。最大9人までできチームプレイなので大人もパーティーゲームとして、重ゲーの間のつなぎとして楽しめます。
2人用
ジュラシック スナック

子供向きです。恐竜がかわいい。自分の草食恐竜や、途中で現れる肉食恐竜を動かして相手より多くの草を獲得したプレイヤーの勝ち。
あまり戦略的なことは少なく、運の要素がかなり強いのでゲーマー向きとは言えませんが、とにかく恐竜が可愛く、小学生くらいの子供と遊ぶにはいいでしょう。
キワラ

Drole de Zebres(2004)のリメイク。サバンナのテリトリーを巡る戦い。自分の動物を手番で1つ配置していきますが、テリトリー争いに負けるとその自分の配置した動物が相手の得点になってしまうというのがポイント。ライオンは強いですが、1枚しかないのでどのタイミングで配置するかの攻防が熱い。
バブリーポップ

ぷよぷよのボードゲーム版と言う感じでしょうか。リアルタイムプレイが苦手な人は焦らずにできるのでぷよぷよが好きな人には人気があるようです。ソロプレイもあります。
言語依存するがおすすめのゲーム
フン族
ダイスを振ってカードに振り分ける発展型ゲーム。言語依存が多いため日本人同士では和訳が必須。
ガレラパゴス(ヘラパゴス)

島を脱出するために食料や筏になる木材を集めるために協力し合います。カードがほとんど言語依存してしまうため、和訳必須です。協力ゲームではありますが、生き残るためには駆け引きやだまし合いが必要なパーティーゲームです。
2年ぶりの更新で、ボードゲーム関連のブログでは日本でもっとも更新速度の遅いブログになってしまいましたが、また続けていければとおもっています。
この記事ではそのなかでも、あまり言語依存しない中量級以下のゲーム(プレイ時間1時間以下)や日本を題材にしたゲーム等を紹介します。
随時、写真をアップして行きます。
ガニメデ

フランスで今、驚異的な人気。技術者をリクルートし、火星へ運び、そしてガニメデに移住させる計画のために奮闘します。
場には地球にリクルートするタイル、地球から火星へ運ぶシャトル(ロケット)、火星からガニメデへ運ぶシャトル、そして移住のミッションカードがあります。
地球にリクルートするタイルは5色あり、3つまで獲得できます。同じ色のタイルを獲得すると効果が倍増するというのが戦略の1つの要素になっています。
技術者を地球から火星へ送るロケットには条件があり、その条件に合わせた人員選択が大切です。
さらに火星からガニメデに移住させるためのロケットにも条件がありこれらを踏まえた計画性のある人員確保が重要です。
ロケットも5種類あり同じタイプのロケットを選択する度、その追加効果も増加して行きます。この感覚は「宝石の煌めき」に近いと言う人もいます。
とりわけ追加効果が発動したときにコンボが発生するのが楽しい。
得点条件が終了時の自分のボード上の条件に依存する物もあるため、プレイを終わらせるタイミングも重要というのが大きい。
プレイ時間は45分、慣れれば30分程度で終わる中量級ゲーム。
注:付随の英語ルールがやや混乱を招く表現が多く、原語のフランス語で確認しないといけないことが多々あります。
ソレニア

昼と夜を飛行船が進みながら資源を得て、街を訪ねて得点を稼ぎます。資源獲得には自分のカードをボード上に配置しますがこのカードの真ん中に穴が空いているというのが新鮮。穴から見える資源が獲得できます。カードの数字は0、1、2だけでカードの数値分資源や得点が入るのですが0では入らず、かわりに飛行船が前方に移動します。これにより飛行船が昼から夜へそしてまた昼へと移動して行きます。このメカニクスが素敵です。
昼と夜では手に入りやすい資源が違うため、計画的にプレイする必要があります。日本にも入ってくるようです。
キューバーズ

場にある鳥カードを同種の鳥で挟んで間の鳥を集めていく。カードに指定された枚数以上手札に集めると公開でき、自分の場に出すことができます。指定された枚数は鳥の種類によって異なり、また小さい数値と大きい数値があります。小さい数値分あつめると「小さな群れ」として1枚、大きい数値分集めると「大きな群れ」として2枚、自分の場に出せます。8種ある鳥のうち、7つを一枚以上集めるか、2種の鳥を3枚ずつ集めた人が勝利。カードを入手するときは手札に同じ鳥のカードが複数あるときは全部出さなければいけないために3羽のフクロウを得るために5羽のツバメを場に出さなければならない(泣)といったこともあります。プレイ人数によって戦略が変わるのも面白い。
スモールアイランド

タイル配置のゲーム。各人秘密裏の得点条件があり、他人にうまく便乗しながら得点のチャンスをうかがいます。
どのタイミングで自分の船を取るか。戦略的な面も多いが時間はそれほどかからない正統派中量級ゲーム。
ビッグモンスター

サンドイッチのようにリアルタイムでプレイするドラフト。ただしドラフトするのはカードではなくタイル。このタイルを効率よく配置し得点を獲得します。戦略的な要素もあるが、アクションで進行するドラフトはパーティーゲームの要素もあるといえます。得点方法が各モンスターごとにあるので最初は覚えるのが大変ですが、イラストで示されていてわかりやすいです。個人戦、チーム戦と二通りの遊び方が楽しめます。
ロビンフッド

クー、人狼、ドクロとバラ、ラブレターを足して4で割ったようなゲーム。カードの効果を使ってのブラフ合戦。裏向きのカードをめくってさまざまな駆け引きが始まります。「オレはロビンだ!!、シェリフと二人の部下の場所を暴いてやる!!」と言ったプレイヤーがロビンのカードをめくってしまい、「お前、誰だよ!(笑)」「ほんと、俺誰だ?(爆)」なんてコントのような笑いが起こります。初プレイではちょっと言語依存もあるためプレイアビリティーは下がりますが、慣れてくればすぐに楽しめます。ブラフや読み合いが苦手な人も運が良ければ逆転勝利もあるのでチャンスはあります。アドリブ好きなフランス人に受ける理由がよくわかります。
ギルド
セブンワンダーは私の好きなゲームの1つですが、「誰が勝っているのかわかりにくい」、「得点方法が複雑」ということで敬遠する人もいます。このゲーム、ギルドはカードがそのまま得点に直結する得点方法がシンプルなため、初心者でもすぐに状況がつかめます。「ドラフトはちょっと苦手」という人にもおすすめです。ドラフト方法が若干言語依存する以外は問題なく遊べます。基本ルールでは物足りない上級者にはバリアントがあります(ただし言語依存)。
30カラット

価値のわからない宝石を交換して価値の高い宝石を集めて価値の低い宝石を他のプレイヤーに押し付けていきます。各プレイヤーは色の付いた衝立てで手持ちの宝石を隠し、また自分だけがその衝立てと同じ色の宝石の価値を知っていると言うのがミソ。
初心者同士でも楽しめるが、ゲーマー同士の駆け引きは見ているだけでも圧巻。
日本ではあまり流通していないのはカードが言語依存するためですが、日本語化されればすぐにでも楽しめます。
クレオ

火、水、空気、土のエレメントを使って無から惑星を完成させる「花火」のような協力型ゲーム。手持ちのカードを配置してプレイするのですが各人が何を持っているのかは口頭では伝えることができません。ある条件を満たしてのみ相手のカードを見せたり、交換できるのですが厳しい条件下でのプレイを強いられます。たとえば5人プレイの場合、「AとCがあのアクションをした。それはつまり。。。」とプレイしていないB、D、Eも自分のカードを見ながら他人のカードを推測してアクションを選択するというやや慣れの必要なゲームです。「花火」よりは敷居が高いですが、一度プレイすると要領はつかめるのでぜひチャレンジしてほしいです。奇麗な絵柄は女性にも受けがいいです。
ARGH
実験動物達が人間に反乱を起こすと言うぶっ飛んだ設定のゲーム。ゴキブリポーカーのような感じのゲームですが、後発なのでそれほど新鮮さはないでしょう。ブラフ好き、アドリブ好きなフランス人にはそこそこ受けているようです。
ケンジン
セブンワンダーズのように各自スタート時に独特のボードを担当し、ボードによって得点方法が決まります。相手とボードとの間に自分のカードを配置しての攻防です。使うカード構成は全員同じですが、カウンティングと読み合いでうまくチャンスをつかみ、ピンチを切り抜けます。これも日本を題材としたゲームですが富士山があるにもかかわらずパンダみたいな門があったり、ちょっと???な要素はあります。。。
カードをどう使い分けるか、厳密には読み切れないところもありますが、駆け引きやブラフが好きな人なら楽しめると思います。
パーティーゲーム
パニックアイランド
協力ゲーム。裏面になっているカードを裏返して時間内に人間、鳥、卵、そして筏と櫂を見つけて島を脱出します。そのなかにお邪魔なカードが入っていていろんなアクションをするはめになります。
短時間ででき大人数でできるのでパーティーゲームに向いています。
しかしオープンゲーム会ではテーブルの周りでぐるぐると皆が廻っている様子を見ると「何が起きている?」と不思議がる人々がいることでしょう。
子供向けゲーム
トロルとドラゴン
コンポーネントが奇麗な子供も大人も楽しめるゲーム。トロルが潜むダイヤモンドのある場所とドラゴンが眠る金がある場所に行き、お宝を回収します。
バースト系で、ダイスを振ってプレイします。ダイヤモンドはヘックメックのようによく考えて集め、金は出来るだけ早くダイスを振って集めて行きます。ドラゴンのダイスを振るのは他のプレイヤーが担当します。
ダイヤモンドは時間を気にせずに、金は時間との勝負。手番のプレイヤーだけでなく、周りのプレイヤーも同時参加というのがヒットした原因の1つでしょう。
実はこのゲーム、ドラゴンが目覚めてバーストすると集めた宝を他のプレイヤーで分け合うのですが、説明書では2番目のドラゴンの目を出したプレイヤーからフランス語でse partager(皆で共有する)、英語でもshare(共有する)としか書いておらず、割り切れない場合やダイヤと金が混ざった場合の処理の明確な説明がされていません(フランス語の動画サイトを見るとその処理の説明がされている)のでちょっと混乱を招きそうです。
ジャックと豆の木

手持ちのカードを同時に公開してダイスを積み上げ豆の木を伸ばします。もともと土台が不安定なところが憎らしい。どのタイミングでダイスを乗せるかが重要になってくるので他のプレイヤーとの読み合いが必要です。斧を投げて積み上げたダイス(豆の木)を切り倒す(破壊する)というのも笑いを誘います。
カードやミープル等、物を積み重ねるゲームは枚挙に暇はないのでとくにこれはという感じではないですが、わいわいと大人も子供も楽しめます。
慣れてきたらバリアントルールに挑戦してみるとより戦略的になってきます。
アラジンと魔法のランプ
バッティング型カードゲーム。財宝を得るために他のプレイヤーの動向を読んでプレイします。うまくいけばランプの妖精の力を借りることができますが、たまに「はずれ」もあるというのがアクセントになっています。ランプの妖精の言葉が言語依存してしまうのがネックですが、アクションあり、バッティングあり、カード運ありと子供も楽しめる内容となっています。
トナカイのレース
カードマネッジメントでトナカイを進ませて賞品を獲得します。子供と一緒に楽しめます。
クリスマスが近づいたらぜひプレイしてほしいゲームです。
クードゥース

小学校以下の子供がいれば楽しめます。3色のキノコ、石、葉っぱが両面に描かれ、その裏を当てながら木の実を獲得します。記憶がものをいうのですが、他のプレイヤーの動向で覚えるべき内容が変わるので「あっ!」となります。たった9枚のカードでこれほど苦戦するとは。。。
ブーム ボッケン
ボッケンとは木剣のこと。フランスのゲームなのにカードには日本語が出てきます。チームプレイで組を作り爆弾を渡しっこすると言う設定。数字を出して誰かを指定し、今出したカードの数値より上か下かどちらを出させるか宣言します。指定された相手がカードを出せればそのままプレイ続行、出せなければ脱落です。これにより仲間を助けたり、敵を蹴落としたりできます。小学生以上の子供には受けます。最大9人までできチームプレイなので大人もパーティーゲームとして、重ゲーの間のつなぎとして楽しめます。
2人用
ジュラシック スナック

子供向きです。恐竜がかわいい。自分の草食恐竜や、途中で現れる肉食恐竜を動かして相手より多くの草を獲得したプレイヤーの勝ち。
あまり戦略的なことは少なく、運の要素がかなり強いのでゲーマー向きとは言えませんが、とにかく恐竜が可愛く、小学生くらいの子供と遊ぶにはいいでしょう。
キワラ

Drole de Zebres(2004)のリメイク。サバンナのテリトリーを巡る戦い。自分の動物を手番で1つ配置していきますが、テリトリー争いに負けるとその自分の配置した動物が相手の得点になってしまうというのがポイント。ライオンは強いですが、1枚しかないのでどのタイミングで配置するかの攻防が熱い。
バブリーポップ

ぷよぷよのボードゲーム版と言う感じでしょうか。リアルタイムプレイが苦手な人は焦らずにできるのでぷよぷよが好きな人には人気があるようです。ソロプレイもあります。
言語依存するがおすすめのゲーム
フン族
ダイスを振ってカードに振り分ける発展型ゲーム。言語依存が多いため日本人同士では和訳が必須。
ガレラパゴス(ヘラパゴス)

島を脱出するために食料や筏になる木材を集めるために協力し合います。カードがほとんど言語依存してしまうため、和訳必須です。協力ゲームではありますが、生き残るためには駆け引きやだまし合いが必要なパーティーゲームです。
2年ぶりの更新で、ボードゲーム関連のブログでは日本でもっとも更新速度の遅いブログになってしまいましたが、また続けていければとおもっています。
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