日本在住の外国人とゲーム会
日本在住の外国人が主催するボードゲーム会に参加するため、大船へ。その前にいろいろお世話になっているけがわさんに会いに逗子を訪れ、その後、一緒に昼ごはんを食べました。

行ったのはけがわさんおすすめの北鎌倉にある「笹の葉」という精進料理のお店。

小さな民家に大勢のお客さんが。料理の方もリーゾナブルな値段ですごく美味しかったです。

その後、けがわさんと円覚寺を散策。抹茶を頂きました。なんだか日本の良さを再発見したひとときでした。

けがわさんは別の用事があるためここで別れ、ゲーム会場へ。今回、参加者は10数名ほど。
最初に2人ゲームを紹介されてプレイしました。
タイトルは偶然にも先ほど頂いた「抹茶」

最近は日本語のタイトルが多く、出てきても驚きませんが、よく日本のいろいろな題材でゲームを作るものだと感心します。抹茶に関するアイテムを獲得し勝利を目指す手頃なカードゲームです。

カードはよくできていて綺麗です。
カードは1から4の数字、4種類(水、茶葉、茶杓、茶碗)の組み合わせ計16枚からなります。
これを10枚と6枚に分け、10枚の方に抹茶カード2枚を加えてシャッフルし、2枚取り除いた後、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。残りの6枚を場に配置します。この6枚を各プレイヤーの手札の数字か種類で勝負します。

先述のように場には数字か種類で競うカードがあり、自分が欲しいアイテムが表記されたカードの横に手札を裏向きに配置し、相手も欲しい場合はそのカードの反対側にやはり裏向きに配置します。例えば数字で勝負する場合、そのカードの数字と同じ数字のカードを配置する必要があります。数字と種類には強弱があり、お互い同じだった場合でも必ず決着がつくようになっています。勝った方がそのカードに示されたアイテムを獲得できます。
手持ちのカードで勝てないとわかったときはパスができ、また相手が勝ちにきていて、自分が負けると思った場合、場にミスマッチするようなカードを配置すると、さきの4種のアイテムとは別の「茶筅」が手に入ります。お互いミスマッチした場合はどちらにも「茶筅」は手に入りません。

アイテムを5種類集めるか、同じ種類の物を5つ集めたほうが勝ち。
相手の手札をカウンティングしながら、ここは出てここは引く。ただし勝てなくても相手がおそらく勝ちに来ていると読めば、茶筅が手に入るというひねりが入っています。でも相手も同じことを考えていた場合はどっちも手に入らないというのがミソです。
シンプルでカウンティングもしやすく、2人で短時間ででき、うまくまとまっているゲームという感じです。
そして今回のゲーム会で印象的なゲームがこのミスティックベイル(Mystic Vale) 。日本語に敢えて訳すなら「神秘の谷」というところでしょうか。

ドミニオンのようなデッキビルディング系のゲームですがちょっと変わっています。オリジナルのドミニオンと同様、初期の手持ちカードの構成は全員同じです。しかし手札が公開でかつ公開する枚数も変わった縛りがあります。

自分の手持ちのカードをシャッフルして山札にし、手持ちのカードを場に公開します。公開する枚数は毎回同じではなく、カードに示された枯れた木のアイコン(カード左端の赤丸)が3つ出るまで公開でき、3枚目の枯れた木のカードは山札の上に置いてそのターンでは使えません。つまり最悪のときは2枚しか使えないターンもあれば運が良ければ3枚目の枯れた木のカードが出るまで何枚も場に公開できるときもあります。

さらに面白いのは3枚目の枯れた木のカードが出た時、もう一度枯れた木のアイコンが出ないかぎり山札をめくることに挑戦できます。これをプッシュと言います。もう一度枯れた木のカードが出てしまった場合はバースト。公開されたカードはすべて捨て札になります。ただ手持ちのトークンを裏返して1マナを獲得できます。
公開された手持ちのカードには効果を付加できるカードを購入するためのマナやアイコンが印されています。
場には購入できるカードが三段に並べられ、レベル1が安く、レベル3が高くなっています。

その購入するカードですがなんと透明なカードに効果などがプリントされています(写真右)。

このカードを重ねることで1枚のカードがより効果を持つようになってきます(上写真)。このようにして自分のデッキを少しずつ強化していきます。
カードはランダムに重ねられるわけではなく、同じ段同士では重ねることが出来ません。うまくカードを購入すると上段、中段、下段で構成されるカードが完成します。

カードを強化したら得点や付加効果を発動するカードを買うことができます。これらはデッキに組み込まず自分の手番で毎回発動させることができます。
今回は4人でプレイ。序盤マナを増やすカードがなかなか入手できずにドミニオンでいう金欠状態。他プレイヤーがマナを上げたカードを作成し金満になっていき、レベルの高いカードをどんどん入手していく展開。しかし付加効果をもつカードを購入して他プレイヤーに対抗します。完敗したかと思えば首位と一点差という僅差のゲーム展開となりました。
所感
オリジナルのドミニオンでは手札の中身によっては何もできないターンがありますが、このゲームでは手番で状況を向上できるような手段がいくつかあります。例えばカードにマナを増やすカードをかならず購入できます(早い者勝ちではあるが)。あるいはプッシュに挑戦してみて失敗しても1マナを獲得出来ます。
また運試しの要素も入っています。バーストしてもマナが獲得できるので次のターン以降では役に立ちます。運が良ければ経験者にも勝つチャンスが生まれます。とはいえプッシュの効果は場合にもよりますが、原則としてゲーム全体をひっくり返すほどではないのでその辺はバランスが取れています。
まとめ
カードのレベルアップの後に付加効果や得点カードの購入をするのでドミニオンに比べると時間はかかりますが、慣れてくるといろいろな戦略が取れるゲームだと思います。

次にプレイしたのは商人達の谷(Dale of Merchants)
動物のカードを使ったゲームです。カードには数字と動物のスートで構成されます。
手番では手札を使って市場からカードを購入するか、カードの特殊効果を発動させるか、ストールするか選びます。

手持ちのカードを増やすために市場からカードを入手します。山札から近い(場に出たより新しいカード)ほど値段が高くなります。

各カードすべてに特殊効果が記載されてます。動物の種類によって似たような効果が発動します。カードは特殊効果を使うか左上の数値をもとに市場からのカードの入手に使います。

自分の前にカードの数値の合計が1、2、3になるようにストールしていきます。各ストールは同じスーツで構成しなければいけません(一部例外を除く)。8をストールしたプレイヤーが勝ちます。
カードの効果を駆使し、その上でカードをうまくストールしていくマネッジングが必要です。ゲームとしてはあまり目新しさはなく、またカードの特殊効果が多すぎて、昨今のカードゲームに慣れたプレイヤーにはもう少し削ぎ落とした方が好まれるでしょう
3人になったところで持参したサピエンス。ゲーム内容についてはこちら。

このゲームは2人から4人まで遊べますがどの人数でも熱いプレイができます。アメリカ人も気に入っていました。自分は進出したいところに熊さんを置かれてそれを取り除けず負けました。火のタイル(熊タイルを除去できる)を入手できなかったのがイタかったです。
最後にプレイしたのはスマッシュアップ。

なぜかアメリカ人の集まるゲーム会ではスマッシュアップはよくプレイされます。今回自分がプレイしたのはニンジャとマッドサイエンティストの組み合わせ。
協力プレイしつつ、他人の足を引っ張り合う賛否両論のマンチキンの流れを組むだけに好きな人にはたまらないのでしょう。
ここで自分は帰路につきました。圏央道が通じてからか思ったほど往復に時間が掛かりませんでした。また参加したいと思います。

行ったのはけがわさんおすすめの北鎌倉にある「笹の葉」という精進料理のお店。

小さな民家に大勢のお客さんが。料理の方もリーゾナブルな値段ですごく美味しかったです。

その後、けがわさんと円覚寺を散策。抹茶を頂きました。なんだか日本の良さを再発見したひとときでした。

けがわさんは別の用事があるためここで別れ、ゲーム会場へ。今回、参加者は10数名ほど。
最初に2人ゲームを紹介されてプレイしました。
タイトルは偶然にも先ほど頂いた「抹茶」

最近は日本語のタイトルが多く、出てきても驚きませんが、よく日本のいろいろな題材でゲームを作るものだと感心します。抹茶に関するアイテムを獲得し勝利を目指す手頃なカードゲームです。

カードはよくできていて綺麗です。
カードは1から4の数字、4種類(水、茶葉、茶杓、茶碗)の組み合わせ計16枚からなります。
これを10枚と6枚に分け、10枚の方に抹茶カード2枚を加えてシャッフルし、2枚取り除いた後、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。残りの6枚を場に配置します。この6枚を各プレイヤーの手札の数字か種類で勝負します。

先述のように場には数字か種類で競うカードがあり、自分が欲しいアイテムが表記されたカードの横に手札を裏向きに配置し、相手も欲しい場合はそのカードの反対側にやはり裏向きに配置します。例えば数字で勝負する場合、そのカードの数字と同じ数字のカードを配置する必要があります。数字と種類には強弱があり、お互い同じだった場合でも必ず決着がつくようになっています。勝った方がそのカードに示されたアイテムを獲得できます。
手持ちのカードで勝てないとわかったときはパスができ、また相手が勝ちにきていて、自分が負けると思った場合、場にミスマッチするようなカードを配置すると、さきの4種のアイテムとは別の「茶筅」が手に入ります。お互いミスマッチした場合はどちらにも「茶筅」は手に入りません。

アイテムを5種類集めるか、同じ種類の物を5つ集めたほうが勝ち。
相手の手札をカウンティングしながら、ここは出てここは引く。ただし勝てなくても相手がおそらく勝ちに来ていると読めば、茶筅が手に入るというひねりが入っています。でも相手も同じことを考えていた場合はどっちも手に入らないというのがミソです。
シンプルでカウンティングもしやすく、2人で短時間ででき、うまくまとまっているゲームという感じです。
そして今回のゲーム会で印象的なゲームがこのミスティックベイル(Mystic Vale) 。日本語に敢えて訳すなら「神秘の谷」というところでしょうか。

ドミニオンのようなデッキビルディング系のゲームですがちょっと変わっています。オリジナルのドミニオンと同様、初期の手持ちカードの構成は全員同じです。しかし手札が公開でかつ公開する枚数も変わった縛りがあります。

自分の手持ちのカードをシャッフルして山札にし、手持ちのカードを場に公開します。公開する枚数は毎回同じではなく、カードに示された枯れた木のアイコン(カード左端の赤丸)が3つ出るまで公開でき、3枚目の枯れた木のカードは山札の上に置いてそのターンでは使えません。つまり最悪のときは2枚しか使えないターンもあれば運が良ければ3枚目の枯れた木のカードが出るまで何枚も場に公開できるときもあります。

さらに面白いのは3枚目の枯れた木のカードが出た時、もう一度枯れた木のアイコンが出ないかぎり山札をめくることに挑戦できます。これをプッシュと言います。もう一度枯れた木のカードが出てしまった場合はバースト。公開されたカードはすべて捨て札になります。ただ手持ちのトークンを裏返して1マナを獲得できます。
公開された手持ちのカードには効果を付加できるカードを購入するためのマナやアイコンが印されています。
場には購入できるカードが三段に並べられ、レベル1が安く、レベル3が高くなっています。

その購入するカードですがなんと透明なカードに効果などがプリントされています(写真右)。

このカードを重ねることで1枚のカードがより効果を持つようになってきます(上写真)。このようにして自分のデッキを少しずつ強化していきます。
カードはランダムに重ねられるわけではなく、同じ段同士では重ねることが出来ません。うまくカードを購入すると上段、中段、下段で構成されるカードが完成します。

カードを強化したら得点や付加効果を発動するカードを買うことができます。これらはデッキに組み込まず自分の手番で毎回発動させることができます。
今回は4人でプレイ。序盤マナを増やすカードがなかなか入手できずにドミニオンでいう金欠状態。他プレイヤーがマナを上げたカードを作成し金満になっていき、レベルの高いカードをどんどん入手していく展開。しかし付加効果をもつカードを購入して他プレイヤーに対抗します。完敗したかと思えば首位と一点差という僅差のゲーム展開となりました。
所感
オリジナルのドミニオンでは手札の中身によっては何もできないターンがありますが、このゲームでは手番で状況を向上できるような手段がいくつかあります。例えばカードにマナを増やすカードをかならず購入できます(早い者勝ちではあるが)。あるいはプッシュに挑戦してみて失敗しても1マナを獲得出来ます。
また運試しの要素も入っています。バーストしてもマナが獲得できるので次のターン以降では役に立ちます。運が良ければ経験者にも勝つチャンスが生まれます。とはいえプッシュの効果は場合にもよりますが、原則としてゲーム全体をひっくり返すほどではないのでその辺はバランスが取れています。
まとめ
カードのレベルアップの後に付加効果や得点カードの購入をするのでドミニオンに比べると時間はかかりますが、慣れてくるといろいろな戦略が取れるゲームだと思います。

次にプレイしたのは商人達の谷(Dale of Merchants)
動物のカードを使ったゲームです。カードには数字と動物のスートで構成されます。
手番では手札を使って市場からカードを購入するか、カードの特殊効果を発動させるか、ストールするか選びます。

手持ちのカードを増やすために市場からカードを入手します。山札から近い(場に出たより新しいカード)ほど値段が高くなります。

各カードすべてに特殊効果が記載されてます。動物の種類によって似たような効果が発動します。カードは特殊効果を使うか左上の数値をもとに市場からのカードの入手に使います。

自分の前にカードの数値の合計が1、2、3になるようにストールしていきます。各ストールは同じスーツで構成しなければいけません(一部例外を除く)。8をストールしたプレイヤーが勝ちます。
カードの効果を駆使し、その上でカードをうまくストールしていくマネッジングが必要です。ゲームとしてはあまり目新しさはなく、またカードの特殊効果が多すぎて、昨今のカードゲームに慣れたプレイヤーにはもう少し削ぎ落とした方が好まれるでしょう
3人になったところで持参したサピエンス。ゲーム内容についてはこちら。

このゲームは2人から4人まで遊べますがどの人数でも熱いプレイができます。アメリカ人も気に入っていました。自分は進出したいところに熊さんを置かれてそれを取り除けず負けました。火のタイル(熊タイルを除去できる)を入手できなかったのがイタかったです。
最後にプレイしたのはスマッシュアップ。

なぜかアメリカ人の集まるゲーム会ではスマッシュアップはよくプレイされます。今回自分がプレイしたのはニンジャとマッドサイエンティストの組み合わせ。
協力プレイしつつ、他人の足を引っ張り合う賛否両論のマンチキンの流れを組むだけに好きな人にはたまらないのでしょう。
ここで自分は帰路につきました。圏央道が通じてからか思ったほど往復に時間が掛かりませんでした。また参加したいと思います。
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