イエース!
難しすぎず、簡単すぎずお題を出すディクシット。
連想ゲームと逆転の発想で人気を博し日本語版も出たコードネーム。

今回はディクシットとコードネームを合わせた感じのコミュニケーションゲーム「イェース(Yesss!)」を紹介したいと思います。
このゲームには対戦タイプと協力タイプのルールがあります。今回は対戦ルールについて紹介します。3人から7人まで遊べます。
概要

場には7つの絵が示されてます。この7つのうち2つの絵のペアを当ててもらおうというゲームです。ただし当ててもらうのは自分ではなく隣りの人です。
ルール

場に7枚の目的カードが配置されます。各カードには1から7の数字がそれぞれ割り当てられます。
中央には二つの数字が書かれたペアトークンがあり、まずプレイヤーは中央に裏向きに伏せられたトークンのうち3つを取り秘密裏に確認します。その後、その3つの中から1つを選び隣りのプレイヤーに渡します。そのトークンに示されたペアは隣りのプレイヤーがプレイする事になります。

ペアトークン。7つの絵の中から2つの絵を選ぶので21通りの組み合わせがあります。
各プレイヤーは隣りのプレイヤーから渡されたトークンを確認し(*)場にある7枚の目的カードを見ながら、 自分に課されたペアを他のプレイヤーに当ててもらうように自分の番で1単語だけ言うことができます。
*あまりに難しいと思ったらプレイヤーはペアトークンを自分に渡したプレイヤーに突き返すことができます。突き返されたプレイヤーはそのペアトークンをプレイしなければなりません。反対隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンも合わせて2回分、単語を考えなければいけません。

単語を言ったら、他のプレイヤーはそのペア(2つの数字)を予想し、自分の数字ボード上の数字2つに指で示しておきます。時間になったら全員同時に公開します。
単語を言ったプレイヤーは場の中央にトークンを表向きにおいて正解を発表します。
正解したプレイヤーは1点、お題を言ったプレイヤーは正解者の数だけ得点します。そのプレイヤーにお題を渡したプレイヤーは不正解者の数だけ得点します。
全員お題が終了したら使用した目的カードを棄て、新しい目的カードで次のラウンドを始めます。ペアトークンを裏向きに全て中央の戻して同様にプレイしますが、今度は逆回りにペアトークンを渡してプレイします。
規定回数プレイ後、一番多く得点を獲得したプレイヤーが勝ちます。
実例から
実際にプレイしてみるとみんな思いがけない発想で単語を見つけてきます。

例:
Aさんに課されたペアは「3」と「5」。Aさんは「美女と野獣」と言いました。
さてどのペアでしょうか?
Tさんのペアは「1」と「4」。
Tさんが言った単語はなんと「リカちゃんハウス」!
答えは反転させると見えます。
所感
どれを渡そうか?
まず最初に隣りに渡すのは3つのペアトークンのうち一つ。ここでみんなけっこう考えます。明らかに簡単なものは渡せないし、あまりに難しいのは突き返された時の対処を考えておかなければなりません。自分がおこぼれをもらえるようなペアを相手に渡すというのがミソです。
これは突き返されることを狙っている?
隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンがあまりに難しいことがあります。「こんなのどう考えても無理だろ、突き返すか」と。しかし相手がそれを見越して突き返されるのを期待していることもあります。このような時に結構悩むわけです。「一体隣りはどんな単語でこのペアをつなぐのか」と。いろいろ考えて突き返して後悔したり、あるいは無理に受け取って自滅したり。そんな思いがけない心理戦が起きるのもこのゲームの面白いところです。
日本人とフランス人のゲームの考え方の違い
日本人同士でプレイする場合、この手のゲームをするときには「言っていい単語をどの範囲まで許容するか」という議論がよく起こります。このゲームにおいてもそのへんは厳格でなく(*)、日本人同士のプレイヤーではルールについて明確にするか予め決めた方がいいかもしれません。
*ルールでは「色」と「複合語」は不可で、また絵ではなく番号を連想させるものも不可。たとえば「2」と「3」のペアで「香川」と言うのは不可(香川の背番号は23)。それ以外はなんでも可となっています。
実際、先ほどの「美女と野獣」「リカちゃんハウス」などは「2単語なのでは?」「いや作品名、商品名だからいいんじゃない?」、みたいな議論が起きました。
一方フランス人はこの辺は結構テキトーでむしろその場でのアドリブをみんなで楽しむという感じです。原則ルールに書いていないことは何でもOKという考えです。このあたり毎年アスモデから山のように軽めのパーティーゲームが出てくる所以かも知れません。
まとめ

コードネームをパーティーゲームに、得点方法をディクシットを参考にしたゲームといえます。プレイヤー全員で同時にプレイでき、7人まで楽しめるのはウリと言えるでしょう。
参考:
QUI PAIRE GAGNE
連想ゲームと逆転の発想で人気を博し日本語版も出たコードネーム。

今回はディクシットとコードネームを合わせた感じのコミュニケーションゲーム「イェース(Yesss!)」を紹介したいと思います。
このゲームには対戦タイプと協力タイプのルールがあります。今回は対戦ルールについて紹介します。3人から7人まで遊べます。
概要

場には7つの絵が示されてます。この7つのうち2つの絵のペアを当ててもらおうというゲームです。ただし当ててもらうのは自分ではなく隣りの人です。
ルール

場に7枚の目的カードが配置されます。各カードには1から7の数字がそれぞれ割り当てられます。
中央には二つの数字が書かれたペアトークンがあり、まずプレイヤーは中央に裏向きに伏せられたトークンのうち3つを取り秘密裏に確認します。その後、その3つの中から1つを選び隣りのプレイヤーに渡します。そのトークンに示されたペアは隣りのプレイヤーがプレイする事になります。

ペアトークン。7つの絵の中から2つの絵を選ぶので21通りの組み合わせがあります。
各プレイヤーは隣りのプレイヤーから渡されたトークンを確認し(*)場にある7枚の目的カードを見ながら、 自分に課されたペアを他のプレイヤーに当ててもらうように自分の番で1単語だけ言うことができます。
*あまりに難しいと思ったらプレイヤーはペアトークンを自分に渡したプレイヤーに突き返すことができます。突き返されたプレイヤーはそのペアトークンをプレイしなければなりません。反対隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンも合わせて2回分、単語を考えなければいけません。

単語を言ったら、他のプレイヤーはそのペア(2つの数字)を予想し、自分の数字ボード上の数字2つに指で示しておきます。時間になったら全員同時に公開します。
単語を言ったプレイヤーは場の中央にトークンを表向きにおいて正解を発表します。
正解したプレイヤーは1点、お題を言ったプレイヤーは正解者の数だけ得点します。そのプレイヤーにお題を渡したプレイヤーは不正解者の数だけ得点します。
全員お題が終了したら使用した目的カードを棄て、新しい目的カードで次のラウンドを始めます。ペアトークンを裏向きに全て中央の戻して同様にプレイしますが、今度は逆回りにペアトークンを渡してプレイします。
規定回数プレイ後、一番多く得点を獲得したプレイヤーが勝ちます。
実例から
実際にプレイしてみるとみんな思いがけない発想で単語を見つけてきます。

例:
Aさんに課されたペアは「3」と「5」。Aさんは「美女と野獣」と言いました。
さてどのペアでしょうか?
Tさんのペアは「1」と「4」。
Tさんが言った単語はなんと「リカちゃんハウス」!
答えは反転させると見えます。
所感
どれを渡そうか?
まず最初に隣りに渡すのは3つのペアトークンのうち一つ。ここでみんなけっこう考えます。明らかに簡単なものは渡せないし、あまりに難しいのは突き返された時の対処を考えておかなければなりません。自分がおこぼれをもらえるようなペアを相手に渡すというのがミソです。
これは突き返されることを狙っている?
隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンがあまりに難しいことがあります。「こんなのどう考えても無理だろ、突き返すか」と。しかし相手がそれを見越して突き返されるのを期待していることもあります。このような時に結構悩むわけです。「一体隣りはどんな単語でこのペアをつなぐのか」と。いろいろ考えて突き返して後悔したり、あるいは無理に受け取って自滅したり。そんな思いがけない心理戦が起きるのもこのゲームの面白いところです。
日本人とフランス人のゲームの考え方の違い
日本人同士でプレイする場合、この手のゲームをするときには「言っていい単語をどの範囲まで許容するか」という議論がよく起こります。このゲームにおいてもそのへんは厳格でなく(*)、日本人同士のプレイヤーではルールについて明確にするか予め決めた方がいいかもしれません。
*ルールでは「色」と「複合語」は不可で、また絵ではなく番号を連想させるものも不可。たとえば「2」と「3」のペアで「香川」と言うのは不可(香川の背番号は23)。それ以外はなんでも可となっています。
実際、先ほどの「美女と野獣」「リカちゃんハウス」などは「2単語なのでは?」「いや作品名、商品名だからいいんじゃない?」、みたいな議論が起きました。
一方フランス人はこの辺は結構テキトーでむしろその場でのアドリブをみんなで楽しむという感じです。原則ルールに書いていないことは何でもOKという考えです。このあたり毎年アスモデから山のように軽めのパーティーゲームが出てくる所以かも知れません。
まとめ

コードネームをパーティーゲームに、得点方法をディクシットを参考にしたゲームといえます。プレイヤー全員で同時にプレイでき、7人まで楽しめるのはウリと言えるでしょう。
参考:
QUI PAIRE GAGNE
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