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QUI PAIRE GAGNE

DIXITのようなゲームがお気に入りで、パーティーゲームが好きな人に御薦めしたいゲームがあります。

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タイトルはキ・ペール・ガニュ(QUI PAIRE GAGNE)です。

[QUI (= who) PAIRE (= pair) GAGNE (= wins)]

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アメリカで出たゲームPluckin' Pairsのフランス版です。フランス版ですがゲームはまったく言語依存しません。

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ル・スコルピオン・マスクという会社から出ています。3人から8人まで遊べます。

ルール

4ラウンドゲームを行い最高得点者が勝者となります。

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各プレイヤーは1から11までの同じ色のカードのセットを受け取ります。

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テーブルの中央には表裏に写真がプリントされた11枚のカードを置き、それぞれのカードの脇に1から11までの数字を置きます。

この11枚のカードを見てから砂時計をひっくり返します。

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各プレイヤーはこの11枚の写真を見て5組のペアを作ります。ペアの作り方や理由は問いません。(例:色、形、動き、綴り等々)。たとえば5と6の写真でペアを作ると決めたら5と6の数字の描かれたカードを一組にして裏向きにして自分の前におきます。

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実際のゲームでは他のプレイヤーに見られないように裏向きに置きます。

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11枚のうち5組使うので当然一枚余ります。この余ったカードも分けて裏向きにしておきます。このカードを「腐ったリンゴ」と呼びます。

全員が5組決まるか、砂時計が流れ切ったらスタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーから自分が選んだペアを一組ずつ公開します。

得点計算

公開したペアと同じペアを選んだ人がいたら、自分も含めて選んだ人分得点が入ります。

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例:5、6のペアを選んだ人が自分も含めて4人いた場合、その4人に4点入ります。

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そのようにして他のペアも公開していき、得点計算します。

ただし例外があり、

全員がそのペアを選んだ
または
公開したプレイヤーしかそのペアを選ばなかった

場合、そのペアには得点が入りません。

5組目を公開した時、「腐ったリンゴ」(一枚残ったカード)はまだ伏せたままにします。

スタートプレイヤーと同じペアを選ばなかったプレイヤー(まだ裏向きのカードが残っているプレイヤー)はカードを公開して他のプレイヤーがそのペアを選んだかどうか確認して得点計算を続けます。

各プレイヤーはペアを公開する時、「なぜそのペアを選んだか」を説明しても構いません。

腐ったリンゴ

全てのペアが公開されたら、全員で「腐ったリンゴ」を公開します。おなじ数字のプレイヤーがいたらその人数x2点各プレイヤーに入ります。

例:2のカードを選んだプレイヤーが3人いた場合、その3人に6点(3X2)ずつ入ります。

もちろん自分1人しかいない場合0点です。

次のラウンド

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最初のラウンドが終わったら場にある11枚のカードを全て裏返します。そのまま第2ラウンドとなります。

2ラウンドが終わったらまた新たに11枚のカードを取り出し第3ラウンドを始めます。

ゲーム終了

第4ラウンドが終わった時点で最高得点者が勝者。同点だった場合もその人たちが勝者となります。


所感


DIXITサンドウィッチを足して2で割った感じのゲームです。

ペアを選ぶとき

自分しか選ばないだろうというのは除外し、また誰もが選ぶであろうものはよく考えてみるというDIXITのお題を決めるときの感覚にも似ています。

なかなかにムズイ?

11枚あるカードの中で、あるものは簡単にペアを作れるのに対し、どうしても残ってしまうカードが複数出て来ます。このカードたちをうまく理由を付けてペアを作り、そしてそのペアを選んだ理由をあとで説明して受けを狙うか考えながらプレイするといいでしょう。

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例えば上の写真から5組のペアを選んでください。なかなか難しいことに気づくでしょう。(写真をクリックすることで拡大します)

ペアを選んだ時の説明

この説明はルール上絶対に必要ではないのですが、やはり説明が入るとゲームが俄然楽しくなります。この説明はまさにカードゲームサンドウィッチの評価にも似ています。ここをおもしろおかしく説明するのもまたゲームを盛り上げるのに一役買います。

サンドウィッチの紹介についてはこちら

自分の感性と他人の感性がうまく共感するときもあれば、同じペアでも違う理由で選んだりして「そっち(方面)か!」といった笑いも起こります。

誰も自分と同じペアを選ばなかったときでもそのペアを選んだ理由を熱く語るもアリでしょう。

まとめ

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ルールにこれといったひねりはない分、ゲーマーにはもの足りなさは感じるかもしれませんが、ルールがシンプル故、子供から大人まで楽しめる気軽なパーティーゲームです。
DIXITのように楽しみ方はプレイヤー次第。プレイする度またプレイする人達が違えば毎回違ったアドリブが期待できるでしょう。

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