ヴァロワール周辺ハイキング:ル・クロ・デ・ラン

ヴァロワールのすぐ西側に聳える山々。

この山々を水源とする川のひとつに地獄谷(Gorges de l'enfer)と呼ばれる峡谷があります。この谷から流れる川はヴァロワールの町を流れるヴァロワテール川に注ぎます。村の近く、先ほどの地獄谷を流れる川に小さな橋が掛かっていて、その名も「悪魔の橋(Pont du Diable ポン・デュ・ディアーブル)」。この橋付近から川の上流にある谷に囲まれたル・クロ・デ・ラン(le clot de l'ane)という場所を目指しました。

橋付近から崖淵の山道を登り始めます。

切り立った崖沿いの道を高度を上げていくと奥の方に山が見えてきました。

ふと川を見ると小さな滝が見えました。

南に目をやるとグラン・ガリビエ山(右奥)が見えてきました。

崖沿いの道や木々に囲まれた道など登山道は変化に富みます。


さらに登ると奥の方に山々が、

目を下にやると地獄谷

しばらく登ると登山道は川から離れ、一転草地の中を歩くことに。

目指すクロ・ド・ランは山に囲まれた場所。遠くに見えてきました。

小さな小屋にたどり着きました。避難小屋かもしれません。別の場所から登って来たのか、数人の登山者がここで休憩していました。

しばらく道を進めるとまた家が。こちらは人が住んでいるようです。仕事用の小屋でしょうか。

進むに連れ、周りに山が見えてくるようになりました。

ようやくル・クロ・ド・ランがある場所が見えてきました。ちょうど3方を山で囲まれた谷の中にある小さなこぶのようです。

川の浸食で登山道が崩れたのか、ちょっと迂回して小さな川を渡ります。


村の人の話によるとこのあたりはモルモットが棲息する場所らしく、モルモットの巣と思われる穴がいくつもありました。

小さな水の流れ。ヴァロワテール川の水源についたようです。

登り始めてから3時間ほどでついにこぶの上、ル・クロ・ド・ラン(2199 m)に着きました。



三方を山に囲まれた場所。ここまでくればそのまま稜線まで行ってみたいところでしたが、入手した地図の登山道の表示はここまで、実際に登山道を見つけることが出来ずあきらめました。

振り返るとヴァロワールの村の反対側にあるクレイ・デュ・カール山。

下りは川沿いの道を取りました。

先ほどの小屋を左手に川沿いを下ります。




地獄谷の上流を渡りました。

この小さな流れが下流のヴァロワールの村まで続いています。

川を渡った後は薄暗い森林の中を蛇行しながら降りました。登り始めてから5時間ほどで村に戻りました。
稜線まで行けなかったのが心残りで、もっと詳細な地図を手に入れていくべきでした。それでも今回も終始天気に恵まれてハイキングを出来たのは幸運でした。
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まとめ【ヴァロワール周辺ハイ】
ヴァロワールのすぐ西側に聳える山々。この山々を水源とする川のひとつに地獄谷(Gorges de l'enfer)と呼
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