ボードゲームパーティー
ボードゲームパーティーに行ってきました。



最初にプレイしたのはキングダムビルダー(Kingdom Builder)。4人でプレイ。
複数の地形からなるマップに家を配置して得点を競います。地形のカードを1枚持ってスタートします。そのカードに表示された地形に家を3つ配置できます。最初はカードに指定された地形ならどこに配置してもいいのですが、そのターン以降は可能な限り配置した家に隣接するように家を置かなければなりません。
家を置くことで置く場所の縛りが生じるわけですが、配置の仕方で別の地形をこの縛りから外したり、うまく複数の同じ地形に配置することでこの縛りの範囲内で選択肢をつくることが出来ます。
家を配置し終えたら新たにカードを山札から引いてターンを終えます。
ほかに10種類の各職業を表すカードがあり、この中から3つ選んでプレイします。

職業のカード。家の配置状況により得点が入ります。
その他に隣接した場所に家を配置すると特典が得られるようなタイルもあり、マップ毎に違います。
所感
マップ、職業のカードがいっぱいあるのでマップの組み合わせ、職業のカードの組み合わせていろいろなゲーム展開が楽しめるようになっています。
引いた1枚のカードによって次の手を決定するので、多くのゲーマーは「もう少し手札の枚数があればいろいろと選択肢があるのに」と思うでしょう。入手するカードによって獲得できる得点が大きく変わることがあるので引き運に左右される要素は否めません。
ただ「引くカードのランダム要素を考慮に入れて家を配置すべし」というのが、デザイナーの意図するところならこれはこれでいいのでしょう。
その後、プレイしたのはファウナ(Fauna)。5人でプレイ。


お題の動物がどの領域に生息しているか、サイズは、重さは、尾の長さはどれくらいなどかを予想します。手持ちの駒を順番に予想する場所や、数値の場所に配置します。同じ場所や数値にはひとりのプレイヤーしか置けないのでどのタイミングでどこに置くか、順番を考える必要があります。見事的中すると得点が入りますが、どんぴしゃでなくても近ければ少し得点が入ります。
結果
なぜか、よく考えれば考えるほど全然違う場所を選んでしまいます。。。

次にプレイしたのが乗車券拡張:アジア(Ticket to Ride Map Collection Vol 1 Team Asia & Legendary Asia)。5人でプレイ。拡張版なのでプレイするには乗車券あるいはヨーロッパ版の列車駒と列車カードが必要です。

この拡張版には木製のカード立てが入っています。

マップはアジアですがプレイはヨーロッパに似ています。違いとして駅舎がないことと、トンネルがないかわりに山のマスがあります。山のマスに列車駒を配置すると手持ちにあるもう一つの列車駒をマップ右下のスペースに置きます。ここに置かれた駒は一つにつき2点入ります。使うカードの枚数は山がないマスと変わりません。つまりカード2枚を使って山のマス2つに列車駒を配置すると通常の2点の他に4点入り、計6点になります。これにより短い区間に列車を配置しても点が稼げます。
まとめ
上述のようにプレイ感覚は乗車券ヨーロッパに近い感じです。ただしトンネルという博打の要素が無くなった分、運によって左右される要素が多少減っています。また山のマスを入れたことにより小刻みに線路を敷設しても得点がのびるようになっています。一方で駅舎ルールがないために5人ではきついという人もいるかもしれません。

裏面はチームプレイ用のマップ。
最後にプレイしたのは忍者刀(Ninjato) 3人でプレイ。

12世紀、平氏、源氏、後白河天皇の勢力争いに忍者が暗躍するというストーリーのゲーム。屋敷に侵入しては見張りを倒して財宝を奪取します。奪った財宝で使者に賄賂を贈ったり、名声を得たりできます。
3枚の手持ちの手裏剣を各アクションの場所に配置してプレイします。
屋敷にいる見張りと戦うには道場カードと呼ばれるカードを手札として使います。カードは1から5の数字の書かれていて、見張りカードの数字と比較して勝敗を決めます。見張りへ攻撃は、数字の大きい方が勝つ方法と、数字の小さい方が勝つ2通りあります。
屋敷に潜入するアクション、賄賂をして点を稼ぐアクション、技を習得するアクション、道場カードを入手するアクション、名声を得て得点するアクションなど選べるアクションは多岐に及びますが、各ラウンドで使える手持ちの手裏剣は3つなので、どのアクションを優先させるか他プレイヤーの動向に注意しながら効率よく配置しなければなりません。
所感
手裏剣を置きながら戦ったりしているうちに思ったのは「あぁ、これもワーカープレイスメントなんだなぁ。。」と。
屋敷に侵入しては財宝を奪ったり、師匠に会っては技を習得したり、賄賂や名声を稼ぐために奔走したりとなんだか多忙な忍者だなぁと思いました。
まとめ
いろいろと考える要素があり面白いですが、「忍者」と聞いて忍術を使った忍者同士の対決を期待すると肩すかしを食らいます。手裏剣を使ったワーカープレイスメントゲームです。
気になったゲーム

乗車券拡張:インド+スイス (Ticket to Ride Map Collection: Volume 2 - India & Switzerland) 写真はインドマップ。

ラパ・ヌイ (Rapa Nui) イースター島を舞台にしたカードゲームのようです。



最初にプレイしたのはキングダムビルダー(Kingdom Builder)。4人でプレイ。
複数の地形からなるマップに家を配置して得点を競います。地形のカードを1枚持ってスタートします。そのカードに表示された地形に家を3つ配置できます。最初はカードに指定された地形ならどこに配置してもいいのですが、そのターン以降は可能な限り配置した家に隣接するように家を置かなければなりません。
家を置くことで置く場所の縛りが生じるわけですが、配置の仕方で別の地形をこの縛りから外したり、うまく複数の同じ地形に配置することでこの縛りの範囲内で選択肢をつくることが出来ます。
家を配置し終えたら新たにカードを山札から引いてターンを終えます。
ほかに10種類の各職業を表すカードがあり、この中から3つ選んでプレイします。

職業のカード。家の配置状況により得点が入ります。
その他に隣接した場所に家を配置すると特典が得られるようなタイルもあり、マップ毎に違います。
所感
マップ、職業のカードがいっぱいあるのでマップの組み合わせ、職業のカードの組み合わせていろいろなゲーム展開が楽しめるようになっています。
引いた1枚のカードによって次の手を決定するので、多くのゲーマーは「もう少し手札の枚数があればいろいろと選択肢があるのに」と思うでしょう。入手するカードによって獲得できる得点が大きく変わることがあるので引き運に左右される要素は否めません。
ただ「引くカードのランダム要素を考慮に入れて家を配置すべし」というのが、デザイナーの意図するところならこれはこれでいいのでしょう。
その後、プレイしたのはファウナ(Fauna)。5人でプレイ。


お題の動物がどの領域に生息しているか、サイズは、重さは、尾の長さはどれくらいなどかを予想します。手持ちの駒を順番に予想する場所や、数値の場所に配置します。同じ場所や数値にはひとりのプレイヤーしか置けないのでどのタイミングでどこに置くか、順番を考える必要があります。見事的中すると得点が入りますが、どんぴしゃでなくても近ければ少し得点が入ります。
結果
なぜか、よく考えれば考えるほど全然違う場所を選んでしまいます。。。

次にプレイしたのが乗車券拡張:アジア(Ticket to Ride Map Collection Vol 1 Team Asia & Legendary Asia)。5人でプレイ。拡張版なのでプレイするには乗車券あるいはヨーロッパ版の列車駒と列車カードが必要です。

この拡張版には木製のカード立てが入っています。

マップはアジアですがプレイはヨーロッパに似ています。違いとして駅舎がないことと、トンネルがないかわりに山のマスがあります。山のマスに列車駒を配置すると手持ちにあるもう一つの列車駒をマップ右下のスペースに置きます。ここに置かれた駒は一つにつき2点入ります。使うカードの枚数は山がないマスと変わりません。つまりカード2枚を使って山のマス2つに列車駒を配置すると通常の2点の他に4点入り、計6点になります。これにより短い区間に列車を配置しても点が稼げます。
まとめ
上述のようにプレイ感覚は乗車券ヨーロッパに近い感じです。ただしトンネルという博打の要素が無くなった分、運によって左右される要素が多少減っています。また山のマスを入れたことにより小刻みに線路を敷設しても得点がのびるようになっています。一方で駅舎ルールがないために5人ではきついという人もいるかもしれません。

裏面はチームプレイ用のマップ。
最後にプレイしたのは忍者刀(Ninjato) 3人でプレイ。

12世紀、平氏、源氏、後白河天皇の勢力争いに忍者が暗躍するというストーリーのゲーム。屋敷に侵入しては見張りを倒して財宝を奪取します。奪った財宝で使者に賄賂を贈ったり、名声を得たりできます。
3枚の手持ちの手裏剣を各アクションの場所に配置してプレイします。
屋敷にいる見張りと戦うには道場カードと呼ばれるカードを手札として使います。カードは1から5の数字の書かれていて、見張りカードの数字と比較して勝敗を決めます。見張りへ攻撃は、数字の大きい方が勝つ方法と、数字の小さい方が勝つ2通りあります。
屋敷に潜入するアクション、賄賂をして点を稼ぐアクション、技を習得するアクション、道場カードを入手するアクション、名声を得て得点するアクションなど選べるアクションは多岐に及びますが、各ラウンドで使える手持ちの手裏剣は3つなので、どのアクションを優先させるか他プレイヤーの動向に注意しながら効率よく配置しなければなりません。
所感
手裏剣を置きながら戦ったりしているうちに思ったのは「あぁ、これもワーカープレイスメントなんだなぁ。。」と。
屋敷に侵入しては財宝を奪ったり、師匠に会っては技を習得したり、賄賂や名声を稼ぐために奔走したりとなんだか多忙な忍者だなぁと思いました。
まとめ
いろいろと考える要素があり面白いですが、「忍者」と聞いて忍術を使った忍者同士の対決を期待すると肩すかしを食らいます。手裏剣を使ったワーカープレイスメントゲームです。
気になったゲーム

乗車券拡張:インド+スイス (Ticket to Ride Map Collection: Volume 2 - India & Switzerland) 写真はインドマップ。

ラパ・ヌイ (Rapa Nui) イースター島を舞台にしたカードゲームのようです。
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COMMENTS
またしても・・・
No title
このパーティーには大体数十人が参加しています。
パリ近郊でもボードゲームを遊ぶグループがいくつかありますが、実際ゲームをするためだけにこれほどの人数を集めるのは難しいと思います。
主催者はレストランと交渉したり、集めた資金で新しいゲームを調達してイベントをコンスタントに盛り上げていく工夫をしています。
またボードゲームだけでなく、レストランの食事や多くの人たちと話をすることも大切な要素と思っている参加者もいます。それゆえにゲームにそれほど興味がなくても、食事付きのイベントパーティーとして興味を示した人が参加することも多いです。その中からリピーターが少しずつ増えているような気がします。
日本でもこんなスタイルが確立されていけばボードゲームに興味を持つ人も増えてくるかもしれませんね。
パリ近郊でもボードゲームを遊ぶグループがいくつかありますが、実際ゲームをするためだけにこれほどの人数を集めるのは難しいと思います。
主催者はレストランと交渉したり、集めた資金で新しいゲームを調達してイベントをコンスタントに盛り上げていく工夫をしています。
またボードゲームだけでなく、レストランの食事や多くの人たちと話をすることも大切な要素と思っている参加者もいます。それゆえにゲームにそれほど興味がなくても、食事付きのイベントパーティーとして興味を示した人が参加することも多いです。その中からリピーターが少しずつ増えているような気がします。
日本でもこんなスタイルが確立されていけばボードゲームに興味を持つ人も増えてくるかもしれませんね。
自分でもボードパーティを企画したのですが
親子と教え子以外では3人の参加でした。
お金を頂いて人を集めるのは難しいですね!
お金を頂いて人を集めるのは難しいですね!
前に1度やってみたのですが・・・
大阪市内の都島区で僕の家族の4人以外に、目標を立てて12人でやる!
と意気込んだんですが、
ドタキャンの4名があり、結局9人しか集目ることができませんでした。
雑貨屋さんおご厚意で8人いれば十分です。と言われ、
狭い場所だし、場所代はタダにしてくださったんですけど、
昼ごはんはカレーライスかキッズプレートでした。
大阪の土地柄もあるかもしれませんね・・・
ゲームもまた増えてきたので、暖かくなったら
僕にもゲーム仲間ができたので、
2回目を敢行します。
と意気込んだんですが、
ドタキャンの4名があり、結局9人しか集目ることができませんでした。
雑貨屋さんおご厚意で8人いれば十分です。と言われ、
狭い場所だし、場所代はタダにしてくださったんですけど、
昼ごはんはカレーライスかキッズプレートでした。
大阪の土地柄もあるかもしれませんね・・・
ゲームもまた増えてきたので、暖かくなったら
僕にもゲーム仲間ができたので、
2回目を敢行します。
No title
私も渡仏当初は言葉の問題もあり、こういったイベントにはほとんど参加できませんでした。ネットでゲームをしてくれる人を捜しては、ときたまゲームをするぐらいでした。
私自身もゲーム会をいろいろと企画しましたが、大勢人を集めてのゲーム会となると思うようにいかないことが多かったです。2時間遅れで来る人はまだしも、前日にドタキャンとか何の連絡もなく来ない人とか、習慣と文化の違いに戸惑う日々でした。まあ最近は慣れましたが(笑)。
ゲーム会の企画、焦らず少しずつ地道にがんばってください。
それではよいお年を。
私自身もゲーム会をいろいろと企画しましたが、大勢人を集めてのゲーム会となると思うようにいかないことが多かったです。2時間遅れで来る人はまだしも、前日にドタキャンとか何の連絡もなく来ない人とか、習慣と文化の違いに戸惑う日々でした。まあ最近は慣れましたが(笑)。
ゲーム会の企画、焦らず少しずつ地道にがんばってください。
それではよいお年を。
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有り難うございます。
見ているだけでワクワクしてしまいます。
文章も読みやすくて、ボードゲーム・ビギナーの
僕でも、理解しやすいです。
また、このようなパーティーが開かれるのが羨ましいです。
参加してみたいですが・・・
言葉が解らないですね。
来年は僕の住む大阪で初めてゲームマートが開かれるそうなので、
都合がつけば行ってみたいと思います。
これからも楽しい記事をお待ちしております。
よろしくお願い致します。