OYA Cafe茶会
ネットで知り合ったアメリカ人とOYA Cafeで遊ぶことに。OYA Cafeはそこのゲームも借りるだけでなく自分たちのゲームを持ち込んで遊ぶこともできます。今回は各自ゲームを持ち寄って遊びました。
禁断の島(英:Forbidden Island 仏:L'Înterdite)

以前、記事で取り上げたのですが、8月販売予定が結局、9月に店頭に出ました。
沈みいく島を舞台に宝を集めて脱出するゲーム。作者はパンデミックのマット リーコック。
ゲームの概要はこちらを参考に。
初プレイの今回は3人で「普通」でスタート。
プレイする前は沈めてはいけないタイルは守り、沈めてもいいタイルは放置という感じでプレイしていたのですが、これが甘いということに後で気づくことになりました。
個々のキャラの能力は優れているのになんでこんなに島が沈んでいくのか。。。
とはいえ、着々と宝を回収しそれほど苦戦せずに宝を全部集めて脱出成功。
2回目はキャラを変えて「エリート」に挑戦。やはり普通に比べて沈む速さが半端でないものの、メッセンジャー(どこにいてもトレジャーカードを他のプレイヤーに渡せる)の活躍で勝利。ゲームが終わった時にはタイル10枚以下だったので島の半分以上が沈んだことに。
パンデミックとの違い。
(1)パンデミックでは同じ都市が何度も感染し、ゲームの最後まで一度も感染しない都市があったりするわけですが、禁断の島ではタイルが沈んで取り除かれた場合、対応する洪水カードもゲームから取り除かれるので、残りの洪水カードの「濃縮」が起こり、沈む早さが加速されていきます。いったん「濃縮」が起こると加速度的に島が沈んでいきます。
したがって「濃縮」を避けるためにも、沈んでも大丈夫なタイルでもできれば沈めずにおきたいわけです。今回のように序盤に緩慢なプレイをするとあとでいたい目をみることになります。
(2)パンデミックでは都市カードが尽きて敗北ということが起きますが、このゲームでは都市カードに相当するトレジャーカードは山札が無くなった場合はまたシャッフルして使用します。この制約がないのは易しくなっているかも。
もっとも今回は2回とも山札がなくなるころに宝は全部入手できるかできないか、といった展開になりました。
所感
プレイする前はパンデミックの簡易版と思ったのですが、それとはちょっと違った雰囲気。子供向けかというと正直、子供にはちょっと難しすぎるかも。
とりわけゲームとはいえ、手の施しようもなく「島が沈んでいく」という演出がよくされています。
ゲーム後半になると驚異的に島が沈んでいき、「もう脱出しかない!!」という心理にもっていかされるのはなかなかです。
次は伝説的に挑戦したいと思わせるゲームです。
難易度について
このゲームは難易度が4段階までありますが、同じ難易度でもゲーム毎にかなり差があります。パンデミック以上と思われます。
たとえば「普通」でゲームをスタートし、最初に「水位上昇!」カードを引いてしまうといきなり3枚裏返すことになり、この時点でいくつかのタイルは取り除かれてしまいます。いきなり「濃縮」が起こるわけです。
また「愚者の上陸 Fool's Landing」が洪水カードの山札のどの位置にあるかでだいぶ難易度が変わります。「愚者の上陸」は絶対に死守しなければいけないので、このタイルが序盤に裏返るとかなり苦戦を強いられます。
今回、エリートでプレイした時はこのタイルがまだ山札のなかにあったので勝ちましたが、序盤に出ていたらきつかったでしょう。
「前回より難易度を落としたのに今回の方が難しかった」あるいはその逆もしかりで、1、2回でプレイしただけでは難易度の感じが各人で違うと思われます。
以上のように、同じ難易度といってもかなりばらつきがありますが、それを予期できない展開として楽しむか否かはプレイヤー次第でしょう。
エリキシール(英題:エリクサー Elixir)

各自呪文カードを手に持ち、その呪文に必要な材料を入手し、手持ちの呪文カードを最初に使い切った人が勝ち。
呪文は相手に対して、例えば
歌を歌うか、材料を2つ渡す。
5分間、立ちっぱなしでプレイする。
といった感じ。。。
今回は軽い感覚で遊びましたが、明らかに場所と機会と人を選ぶゲーム。間違えると場が凍り付く危険もあるので出すなら慎重にしたいところかと。
操り人形(英:Citadels 仏題:Citadelle)

結構有名なゲームですが、実はこれが初プレイ。
アメリカにいた頃、興味があったのですが買い損ねました。渡仏当初、仏語版を買うのを躊躇していたのですが今回思い切って購入。
仏語版は拡張版が一緒に入っていて(キャラ18人)2人から8人まで遊べます。紫色のカードの構成と効果が英語版と若干違っています。
今回は3人で基本キャラでプレイ。3人の場合は2キャラ選べます。各人の思惑を探りながらプレイができると面白くなってきます。
3人だと暗殺者に殺されてももう一人のキャラをプレイできるので腐ることなくプレイできます。人数が多くなると時間がかかりそうですが、もっと面白くなりそうですね。やり込みがいのあるゲームだと思います。
ここでもう一人アメリカ人が入って4人に。
魔法にかかったみたい(独:Wie verhext、英:Witch's Brew、仏:Malédiction)

自分のは仏語版。以前、フランス人と遊んで好評だったのですが、言語依存がそれほどないとはいえ、下のように呼び方が全然違うのでどうかなと思って英語のルールをダウンロードして準備しましたが、カードの絵柄で大体説明ができるで杞憂に終わりました。
アメリカ人は結構面白いと言っていました。このゲーム、3人から5人までプレイできますが、やはり5人がベストかと思います。4人だと3番手がかなり強気に勝負できます。まあ人数に応じた戦術とかがあると思うのでその辺はまだ研究不足かと。
もう一人入って5人に。
パフ!ラ ムーシュ (Paf! la mouche 独:Fliegen klatschen)

パフとは何かを叩く音、ムーシュはハエ。
各自、自分の山札から一枚ずつ表向きに場に置いていきます。カードには色と数字がついたハエの絵。
場にハエ叩きのカードが出るか、5色目のカードが出たら、場で一番多い色のカードを取ります。数字がそのまま得点になります。そのままハエ叩きのカードか5色目のカードを取り除いてプレイを続けます。全員のカードが無くなったら得点がもっとも多い人の勝ち。

読み手のいないカルタのような感じ。ただしカルタは事態が収束していくのに対して、このゲームは場にカードが増えたり、減ったりで状況が激変します。また取るカードは1枚とは限らず、点の高いカードはみんなが一斉に取ろうとするので少し低い点のカードをこつこつ集めるのもありかと。
とくにハエ叩きのカードか5色目のカードがなかなか出てこないと場に大量のカードがたまり、どれが一番多い色かわからなくなっていきます。
それなりに反射神経を使うので、重いゲームをした後のつなぎにといった感じでプレイすると却ってどっと疲れが出るかも。お手つきは取ったカードを自分の山札の下に入れるだけなのでルールはちょっと甘め。
二人だと適度な緊張感。子供と遊ぶか、2人でプレイするならまあいいかなという感じです。
余談ですが、自分はフランス語を勉強する前はミスターに相当するフランス語は「ムッシュ」と発音するものと思っていました。しかしムッシュというとムーシュに聞こえかねないため、相手に敬意を表して言ったはずが、「おい、そこのハエ!」と聞き違いされかねないため注意が必要です。monsieurをカタカナで書くなら「ムッスィュー」が近いかと。
写真取り忘れましたが、最後はゴキブリサラダKakerlankensalatをプレイして締め。結構受けてました。
ひさびさのゲームでしたがすこしずつゲームをしてくれる仲間を増やせる機会を持てたのはよかったです。
禁断の島(英:Forbidden Island 仏:L'Înterdite)

以前、記事で取り上げたのですが、8月販売予定が結局、9月に店頭に出ました。
沈みいく島を舞台に宝を集めて脱出するゲーム。作者はパンデミックのマット リーコック。
ゲームの概要はこちらを参考に。
初プレイの今回は3人で「普通」でスタート。
プレイする前は沈めてはいけないタイルは守り、沈めてもいいタイルは放置という感じでプレイしていたのですが、これが甘いということに後で気づくことになりました。
個々のキャラの能力は優れているのになんでこんなに島が沈んでいくのか。。。
とはいえ、着々と宝を回収しそれほど苦戦せずに宝を全部集めて脱出成功。
2回目はキャラを変えて「エリート」に挑戦。やはり普通に比べて沈む速さが半端でないものの、メッセンジャー(どこにいてもトレジャーカードを他のプレイヤーに渡せる)の活躍で勝利。ゲームが終わった時にはタイル10枚以下だったので島の半分以上が沈んだことに。
パンデミックとの違い。
(1)パンデミックでは同じ都市が何度も感染し、ゲームの最後まで一度も感染しない都市があったりするわけですが、禁断の島ではタイルが沈んで取り除かれた場合、対応する洪水カードもゲームから取り除かれるので、残りの洪水カードの「濃縮」が起こり、沈む早さが加速されていきます。いったん「濃縮」が起こると加速度的に島が沈んでいきます。
したがって「濃縮」を避けるためにも、沈んでも大丈夫なタイルでもできれば沈めずにおきたいわけです。今回のように序盤に緩慢なプレイをするとあとでいたい目をみることになります。
(2)パンデミックでは都市カードが尽きて敗北ということが起きますが、このゲームでは都市カードに相当するトレジャーカードは山札が無くなった場合はまたシャッフルして使用します。この制約がないのは易しくなっているかも。
もっとも今回は2回とも山札がなくなるころに宝は全部入手できるかできないか、といった展開になりました。
所感
プレイする前はパンデミックの簡易版と思ったのですが、それとはちょっと違った雰囲気。子供向けかというと正直、子供にはちょっと難しすぎるかも。
とりわけゲームとはいえ、手の施しようもなく「島が沈んでいく」という演出がよくされています。
ゲーム後半になると驚異的に島が沈んでいき、「もう脱出しかない!!」という心理にもっていかされるのはなかなかです。
次は伝説的に挑戦したいと思わせるゲームです。
難易度について
このゲームは難易度が4段階までありますが、同じ難易度でもゲーム毎にかなり差があります。パンデミック以上と思われます。
たとえば「普通」でゲームをスタートし、最初に「水位上昇!」カードを引いてしまうといきなり3枚裏返すことになり、この時点でいくつかのタイルは取り除かれてしまいます。いきなり「濃縮」が起こるわけです。
また「愚者の上陸 Fool's Landing」が洪水カードの山札のどの位置にあるかでだいぶ難易度が変わります。「愚者の上陸」は絶対に死守しなければいけないので、このタイルが序盤に裏返るとかなり苦戦を強いられます。
今回、エリートでプレイした時はこのタイルがまだ山札のなかにあったので勝ちましたが、序盤に出ていたらきつかったでしょう。
「前回より難易度を落としたのに今回の方が難しかった」あるいはその逆もしかりで、1、2回でプレイしただけでは難易度の感じが各人で違うと思われます。
以上のように、同じ難易度といってもかなりばらつきがありますが、それを予期できない展開として楽しむか否かはプレイヤー次第でしょう。
エリキシール(英題:エリクサー Elixir)

各自呪文カードを手に持ち、その呪文に必要な材料を入手し、手持ちの呪文カードを最初に使い切った人が勝ち。
呪文は相手に対して、例えば
歌を歌うか、材料を2つ渡す。
5分間、立ちっぱなしでプレイする。
といった感じ。。。
今回は軽い感覚で遊びましたが、明らかに場所と機会と人を選ぶゲーム。間違えると場が凍り付く危険もあるので出すなら慎重にしたいところかと。
操り人形(英:Citadels 仏題:Citadelle)

結構有名なゲームですが、実はこれが初プレイ。
アメリカにいた頃、興味があったのですが買い損ねました。渡仏当初、仏語版を買うのを躊躇していたのですが今回思い切って購入。
仏語版は拡張版が一緒に入っていて(キャラ18人)2人から8人まで遊べます。紫色のカードの構成と効果が英語版と若干違っています。
今回は3人で基本キャラでプレイ。3人の場合は2キャラ選べます。各人の思惑を探りながらプレイができると面白くなってきます。
3人だと暗殺者に殺されてももう一人のキャラをプレイできるので腐ることなくプレイできます。人数が多くなると時間がかかりそうですが、もっと面白くなりそうですね。やり込みがいのあるゲームだと思います。
ここでもう一人アメリカ人が入って4人に。
魔法にかかったみたい(独:Wie verhext、英:Witch's Brew、仏:Malédiction)

自分のは仏語版。以前、フランス人と遊んで好評だったのですが、言語依存がそれほどないとはいえ、下のように呼び方が全然違うのでどうかなと思って英語のルールをダウンロードして準備しましたが、カードの絵柄で大体説明ができるで杞憂に終わりました。
訳 | 独語 | 英語 | 仏語 |
---|---|---|---|
オオカミの番人 | Wolfshüer ヴォルフヒューター | Wolf keeper ウォルフ キーパー | Gardien de Loups ガルディヤン ドゥ ルー |
蛇狩人 | schlangenfänger シュランゲンフェンガー | Snake hunter スネイク ハンター | Attrapeur de Serpents アトラプール ドゥ セルパン |
薬草採集家 | Kräutersammler クロイターザンムラー | Herb collector アーブ コレクター | Herboriste エルボリスト |
錬金術師 | Alchimist アルヒミスト | Alchemist アルケミスト | Alchimiste アルシミスト |
占い師 | Wahrsagerin ヴァールサーゲリン | Fortune Teller フォーチュン テラー | Voyante ヴォワイヤーント |
助手 | Gehilfe ゲヒルフェ | Assistant アスィスタント | Assistant アスィスタン |
ドルイド | Druide ドゥルイーデ | Druid ドゥルイード | Druide ドゥルイド |
魔女 | Hexe ヘクセ | Witch ウィッチ | Sorcière ソルスィエール |
魔術師 | Zauberer ツァオベラー | Wizard ウィザード | Magician マジシィアン |
魔法使い | Hexenmeister ヘクセンマイスター | Warlock ワーロック | Maître Sorcier メートル ソルスィエ |
サギ師 | Beutelschneider ボイテルシュナイダー | Cut purse カット パース | Tailleur de Bourses タイユール ドゥ ブルス |
物乞い僧 | Bettelmönch ベッテルメンヒ | Begging Monk ベギング モンク | Moine Mendiant モワーヌ マンディアン |
アメリカ人は結構面白いと言っていました。このゲーム、3人から5人までプレイできますが、やはり5人がベストかと思います。4人だと3番手がかなり強気に勝負できます。まあ人数に応じた戦術とかがあると思うのでその辺はまだ研究不足かと。
もう一人入って5人に。
パフ!ラ ムーシュ (Paf! la mouche 独:Fliegen klatschen)

パフとは何かを叩く音、ムーシュはハエ。
各自、自分の山札から一枚ずつ表向きに場に置いていきます。カードには色と数字がついたハエの絵。
場にハエ叩きのカードが出るか、5色目のカードが出たら、場で一番多い色のカードを取ります。数字がそのまま得点になります。そのままハエ叩きのカードか5色目のカードを取り除いてプレイを続けます。全員のカードが無くなったら得点がもっとも多い人の勝ち。

読み手のいないカルタのような感じ。ただしカルタは事態が収束していくのに対して、このゲームは場にカードが増えたり、減ったりで状況が激変します。また取るカードは1枚とは限らず、点の高いカードはみんなが一斉に取ろうとするので少し低い点のカードをこつこつ集めるのもありかと。
とくにハエ叩きのカードか5色目のカードがなかなか出てこないと場に大量のカードがたまり、どれが一番多い色かわからなくなっていきます。
それなりに反射神経を使うので、重いゲームをした後のつなぎにといった感じでプレイすると却ってどっと疲れが出るかも。お手つきは取ったカードを自分の山札の下に入れるだけなのでルールはちょっと甘め。
二人だと適度な緊張感。子供と遊ぶか、2人でプレイするならまあいいかなという感じです。
余談ですが、自分はフランス語を勉強する前はミスターに相当するフランス語は「ムッシュ」と発音するものと思っていました。しかしムッシュというとムーシュに聞こえかねないため、相手に敬意を表して言ったはずが、「おい、そこのハエ!」と聞き違いされかねないため注意が必要です。monsieurをカタカナで書くなら「ムッスィュー」が近いかと。
写真取り忘れましたが、最後はゴキブリサラダKakerlankensalatをプレイして締め。結構受けてました。
ひさびさのゲームでしたがすこしずつゲームをしてくれる仲間を増やせる機会を持てたのはよかったです。
COMMENTS
COMMENT FORM
TRACKBACK
| HOME |