麻雀 :日本、アメリカ、フランス
私がボードゲームにはまったきっかけのきっかけは麻雀でした。アメリカにいた時、アメリカ人にドミノを紹介してもらい、今度は自分がアメリカ人やアメリカに来た外国人に日本の麻雀を紹介しようと思いました。中華街で麻雀牌を購入し、ルールを英訳して印刷して準備万端のつもりで彼らを自宅に招待しました。しかし結果は散々でした。。。
結論から先に言うと「難しすぎる!!」と。。。
彼らにとっては麻雀牌自体初めてみるもの。すべてが珍しく、まず、準備の段階でも「なぜこれはこうするのか」など質問が矢継ぎ早に飛んできて「それはあとで説明するから」といっても納得しません。
なんといってもやはりルールの煩雑さが問題でした。ポンやらチーの仕方といったことは理解できても意外とその他の細かなルールを説明しなければならず、そのたびに混乱を招いてしまいました。
さらに得点計算方法。これもきちんと英訳して分かりやすく順を追って説明したのですが、初めて麻雀を目にする人には難しすぎたようです。もっとも麻雀をする日本人のなかでも得点計算は人任せの人もいますから初めての外国人にはもっと難しかったのも無理はありません。
それと招待した友人が普段それほどゲームをする人たちではなかったのも今思えば反省点です。
2局ほどやってみんなギブアップしてしまいました。
麻雀は一回やっただけで面白さが分かる類のゲームではありません。何度も遊んでその面白さ、奥の深さが分かってくるものです。私たち日本人はなぜ麻雀をするのか。いろいろ理由はあると思いますがそのなかに「周りがやっているから」「前に見たことがあって興味があるから」等の理由で麻雀を始めて、その魅力に取り付かれて続ける人たちが多いのではないでしょうか。
日系移民の多い西海岸なら状況は違うのかもしれませんが、私のいた東海岸に限って言えば麻雀は一般のアメリカ人にはあまり知られていません。アメリカ人に「麻雀って知ってる?」と聞くとたいてい、「なにそれ?」です。まれに「ああ知ってるよ、ペア(2枚一組)でタイルを山から除いていくやつだろ」という答えが返ってきます。(それはマージャンソリティア)
麻雀は漢字があるからアメリカ人には無理なのか?というとそうでもありません。

写真はボストンの中華街で買った麻雀牌。牌の左上に数字や英字が書いてあり、漢字が読めなくてもプレイできます(画像をクリックすると大きくなります)。日本の麻雀と違い得点計算に点棒を使いません。
実はアメリカでも麻雀はプレイされていますが、日本のルールとはだいぶ違うようです。代表的な団体としてはナショナル麻雀リーグ(National Mah Jongg League)で、このウェブサイトによると会員は27万5千人で、毎年公式ルールと役が配布されています。27万人といえばかなりの数と思われますが人口3億のアメリカからすると全体の1%にも満ちません。
またアメリカに居る中国人の間でも麻雀がプレイされますが、出身地によってルールが違うといいます。
ではアメリカ人が普段するゲームとはどんなものか。それは一概には言えませんが、私の周りではトランプ、とりわけテキサスホールデムが流行っていました。

写真はパリの中華レストランでの麻雀風景。配牌が16枚であることから台湾麻雀と思われます(手前の人は副露しているため、手持ちに13枚)。捨て牌は中央部にごっちゃに置かれ誰が何を捨てたかはわからなくなっています。
世界中でプレイされている麻雀。とはいえ、ルールは日本の麻雀とはまったく違うので完全に別のゲームということです。
日本人同士で集まるならいざしらず、外国で麻雀をするならそのルールや役に関して言えば「郷に入りては郷に従え」ということになります。日本人なら日本ルールの麻雀をしたいのがやまやまですが、そこを妥協できるかは本人次第です。
日本ルールの麻雀をプレイしてもらおうとして挫折した経験が、私がボードゲームに傾倒していった一因になっています。
参考までにこちらでは世界の麻雀のルール(左のRule Collectionをクリック)が詳細に紹介されています。
FOUR WINDS MAH JONG (英語)
注:点数計算でLimitとあるのは満貫(8千点)のことです。例えば400% of Limitとは満貫の4倍で3万2千点(役満の点数)です。
結論から先に言うと「難しすぎる!!」と。。。
彼らにとっては麻雀牌自体初めてみるもの。すべてが珍しく、まず、準備の段階でも「なぜこれはこうするのか」など質問が矢継ぎ早に飛んできて「それはあとで説明するから」といっても納得しません。
なんといってもやはりルールの煩雑さが問題でした。ポンやらチーの仕方といったことは理解できても意外とその他の細かなルールを説明しなければならず、そのたびに混乱を招いてしまいました。
さらに得点計算方法。これもきちんと英訳して分かりやすく順を追って説明したのですが、初めて麻雀を目にする人には難しすぎたようです。もっとも麻雀をする日本人のなかでも得点計算は人任せの人もいますから初めての外国人にはもっと難しかったのも無理はありません。
それと招待した友人が普段それほどゲームをする人たちではなかったのも今思えば反省点です。
2局ほどやってみんなギブアップしてしまいました。
麻雀は一回やっただけで面白さが分かる類のゲームではありません。何度も遊んでその面白さ、奥の深さが分かってくるものです。私たち日本人はなぜ麻雀をするのか。いろいろ理由はあると思いますがそのなかに「周りがやっているから」「前に見たことがあって興味があるから」等の理由で麻雀を始めて、その魅力に取り付かれて続ける人たちが多いのではないでしょうか。
日系移民の多い西海岸なら状況は違うのかもしれませんが、私のいた東海岸に限って言えば麻雀は一般のアメリカ人にはあまり知られていません。アメリカ人に「麻雀って知ってる?」と聞くとたいてい、「なにそれ?」です。まれに「ああ知ってるよ、ペア(2枚一組)でタイルを山から除いていくやつだろ」という答えが返ってきます。(それはマージャンソリティア)
麻雀は漢字があるからアメリカ人には無理なのか?というとそうでもありません。

写真はボストンの中華街で買った麻雀牌。牌の左上に数字や英字が書いてあり、漢字が読めなくてもプレイできます(画像をクリックすると大きくなります)。日本の麻雀と違い得点計算に点棒を使いません。
実はアメリカでも麻雀はプレイされていますが、日本のルールとはだいぶ違うようです。代表的な団体としてはナショナル麻雀リーグ(National Mah Jongg League)で、このウェブサイトによると会員は27万5千人で、毎年公式ルールと役が配布されています。27万人といえばかなりの数と思われますが人口3億のアメリカからすると全体の1%にも満ちません。
またアメリカに居る中国人の間でも麻雀がプレイされますが、出身地によってルールが違うといいます。
ではアメリカ人が普段するゲームとはどんなものか。それは一概には言えませんが、私の周りではトランプ、とりわけテキサスホールデムが流行っていました。

写真はパリの中華レストランでの麻雀風景。配牌が16枚であることから台湾麻雀と思われます(手前の人は副露しているため、手持ちに13枚)。捨て牌は中央部にごっちゃに置かれ誰が何を捨てたかはわからなくなっています。
世界中でプレイされている麻雀。とはいえ、ルールは日本の麻雀とはまったく違うので完全に別のゲームということです。
日本人同士で集まるならいざしらず、外国で麻雀をするならそのルールや役に関して言えば「郷に入りては郷に従え」ということになります。日本人なら日本ルールの麻雀をしたいのがやまやまですが、そこを妥協できるかは本人次第です。
日本ルールの麻雀をプレイしてもらおうとして挫折した経験が、私がボードゲームに傾倒していった一因になっています。
参考までにこちらでは世界の麻雀のルール(左のRule Collectionをクリック)が詳細に紹介されています。
FOUR WINDS MAH JONG (英語)
注:点数計算でLimitとあるのは満貫(8千点)のことです。例えば400% of Limitとは満貫の4倍で3万2千点(役満の点数)です。
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COMMENTS
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けがわさん、コメントありがとうございます。
いつもplay:gameのレポート、拝見させていただいております。
実はパリでも麻雀をしている団体があるようなのですが、まだ言葉の問題で参加を躊躇しています。
ボードゲームもなかなか遊ぶ機会がなく、そちらの状況がうらやましい限りですが、地道にがんばって機会を増やしていければと思います。
いつもplay:gameのレポート、拝見させていただいております。
実はパリでも麻雀をしている団体があるようなのですが、まだ言葉の問題で参加を躊躇しています。
ボードゲームもなかなか遊ぶ機会がなく、そちらの状況がうらやましい限りですが、地道にがんばって機会を増やしていければと思います。
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今はワシントンDCなのですが、中国系の方とごくたまに麻雀をします。そのとき、ルールは統一して日本ルールか中国のルールかであそびます。
これから他のページも拝見させて頂きます。