パリの共同洗濯場跡

アリグル広場からほど近いところに昔の共同洗濯場跡があります。

「GRAND LAVOIR du MARCHÉ LENOIR ルノワール市場の大洗濯場」と書いてあります。両端の数字9はこの洗濯場のあった住所(9 Rue de Cotte)を表しています。

実はご覧の通り、正面のみで後ろがありません。
この洗濯場跡の今の住所は3 Rue de Cotteとなっています。
元にあった場所に新しい建物を建てるために取り壊すはめになっていたところ、付近の住民の意向で保存することを決めたそうです。そのため、前にあった場所から数十メートル離れたこの場所へ正面部分のみ移されたということです。

エミル・ゾラの作品の中でしばしば描かれる共同洗濯場ですが、このルノワール市場の洗濯場は、ヴィクトル・ユーゴの「ある犯罪者の物語(Histoire d'un crime)」という作品の中で実際に登場します。
3 Rue de Cotte
メトロ8番線Ledru Rollinから徒歩7分。またはリオン(Gare de Lyon)駅から徒歩10分。
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