ゲーム会
ネットで知り合った人からボードゲームに誘われました。
一緒にプレイしたのはドイツ人とフランス人。ドイツ人のアパートで彼の所有するゲームトワイライトインペリウム第3版(Twilight Imperium 3rd Edition)をプレイ。
ボードゲームギークで30位にランクするゲーム。数あるトワイライトインペリウムのシリーズのなかでこれがとくに評価が高いようです。3人から6人までプレイでき、拡張版を入れると8人までプレイできます。
ルールが多いわりに流れはシンプルなので、それほど複雑ではないです。所有者のドイツ人は1回ほど前にプレイ。私とフランス人は始めてのプレイ。
まずゲームの箱のふたを開けてから駒の仕分け作業に20分ほどかかりました。その間に大まかなルールを聞きながらゲームのおおよその流れを理解しました。他の惑星を開拓しながら軍備を増強し、10点最初に獲ったプレイヤーが勝利します。

マップの作成。自分の資源入手を効率よくすることと、相手に奪取されないためにうまく配置する必要があるので、これだけでも時間がかかります。

自分の種族のチャート。攻撃的な種族とのこと。
ようやくマップの完成。ゲームの箱を開けてからこの時点ですでに1時間を過ぎていました。
つぎにするのは8枚あるストラタジーカードの選択。3人プレイの場合は2つ選択できます。
ストラタジーカードには、政治や貿易、戦争、外交に関するカードのほかに、選ぶだけで2点入るカード(インペリアルカード)もあります。このカードを引き続けるとろくすっぽ何もしなくても勝ててしまうので当然各ラウンドで誰かがこのカードをとります。なかにはテクノロジー(技術)を獲得できるカードもあり、技術が向上すると自分の部隊がさまざまな能力を獲得していきます。ある技術を獲得するにはその前にほかの技術が必要なので、自分が獲得したい技術を獲るにはどの技術から獲っていけばいいのかチャートを見ながら計画を立てます。こういうのは自分の好みです。
上記のインペリアルカードによる点、インペリアルカードを獲るときに引かれる公開オブジェクトカード、各プレイヤーに渡される非公開のオブジェクトカードによって点数が入ります。インペリアルカード以外はカードに書かれた条件を満たすことで得点になります。

中盤の図。青が自分、黒がドイツ人、黄色がフランス人。中央の星メカトルレックス目指して各プレイヤーが進出していきます。ここを征すると得点が入るプレイヤーもいるので重要な場所なわけですが、その分狙われやすくなります。黒が最初にここに侵入しました。

獲得した技術を示すカード。
3人プレイの場合、一人がメカトルレックスを制して、もう一人が奪取するために戦争を仕掛けると、たとえ占領できても部隊は疲弊して、第三プレイヤーに攻撃され、漁夫の利を取られてしまう可能性大。そんなわけで残り二人のプレイヤーは牽制し合って中央でなかなか戦争が起こりません。
そうこうしているうちに黒がメカトルレックスで部隊を増強していきます。

中央に増強された部隊。さながらエサに群がるゴキブリのようです。
そのままだと黒の勝ちになるので黄色も青も軍備を増強し、黒に戦争を仕掛ける準備をします。
攻撃力なら黒や黄色より上だったのに、いざ黒に勝負を仕掛けようと思ったら、外交カードを使われて戦闘できない状態に。黒と黄色の戦争を傍観することになりました。二人がダイスを振り続けて黒の部隊は全滅。しかし黄色は黒の地上部隊を殲滅することができずにゲーム終了。黒の勝ち。と思ったら黄色もオブジェクトカードの条件を満たして10点。青(9点)の一人負け。。。
所感
3人プレイの場合、三つ巴の状態からいかにラストスパートを掛けるかのタイミングが重要のようです。今回は戦争を仕掛けるタイミングがいまいち掴めませんでした。早すぎても、遅すぎてもだめです。
とくにお互い兵力が大増強したあとで戦争を始めると勝敗をつけるのに数十回近くダイスを振り続けるので、振る方も見る方も疲れそうです。
実際は外交などいろいろなカードを駆使してこういった状況を打破できると思うのですが、今回はいろいろ覚えることがあってそこまで考えがまわりませんでした
始める前はそのコンポーネントから戦争ゲームと思っていましたが、公開のオブジェクトカードの出方や非公開のオブジェクトカードによっては、うまく立ち回ることで一回も戦争をせずに勝つことも可能かもしれません。(実際、自分の場合、もう少しでそうなるところでした)
序盤、中盤の強者がそのまま勝つような展開にならないように、いろいろ工夫がされているようです。例えば政治カードは強国にとってはろくなカードがなく「~の攻撃力が落ちる」、「~が使えなくなる」など 弱小国が潰されにくいような救済処置のようにも見えます。
またインペリアルカードの存在によって全員の得点が自然に底上げされ、弱者が全く点を取れずにゲームを見守る状況になるのを抑えています。
今回は3人プレイでしたが、4人以上ならもちろん展開は変わるでしょう。複数のプレイヤーが10点に近づくと俄然盛り上がりますが、弱小国の勝機は上位同士の争いの中でいかにその間隙を縫って得点できるかが鍵となりそうです。
プレイ時間実に8時間!。初心者3人だからこれぐらいかかったのでしょうか。初心者6人でプレイしたら一日では終わらないでしょう。また慣れてもおそらくは4時間はかかるでしょう。
8時間というのはドイツのポードゲームと比べると異常に長いような気もしますが、このゲームがBGGで30位というのはコアなファンの心を捉えて放さないでしょうか。
それでも初対面で知らない人となんのとっかかりもなしに8時間も話をするのは難しいものです。ゲーム中はいろんな話をしながら盛り上がり、ゲームが終わった頃にはみんな打ち解けて自然と笑顔がこぼれました。
どうやっても時間がかかるという以外、一回だけでは評価できないゲームです。また機会があれば挑戦してみたいです。
一緒にプレイしたのはドイツ人とフランス人。ドイツ人のアパートで彼の所有するゲームトワイライトインペリウム第3版(Twilight Imperium 3rd Edition)をプレイ。
ボードゲームギークで30位にランクするゲーム。数あるトワイライトインペリウムのシリーズのなかでこれがとくに評価が高いようです。3人から6人までプレイでき、拡張版を入れると8人までプレイできます。
ルールが多いわりに流れはシンプルなので、それほど複雑ではないです。所有者のドイツ人は1回ほど前にプレイ。私とフランス人は始めてのプレイ。
まずゲームの箱のふたを開けてから駒の仕分け作業に20分ほどかかりました。その間に大まかなルールを聞きながらゲームのおおよその流れを理解しました。他の惑星を開拓しながら軍備を増強し、10点最初に獲ったプレイヤーが勝利します。

マップの作成。自分の資源入手を効率よくすることと、相手に奪取されないためにうまく配置する必要があるので、これだけでも時間がかかります。

自分の種族のチャート。攻撃的な種族とのこと。
ようやくマップの完成。ゲームの箱を開けてからこの時点ですでに1時間を過ぎていました。
つぎにするのは8枚あるストラタジーカードの選択。3人プレイの場合は2つ選択できます。
ストラタジーカードには、政治や貿易、戦争、外交に関するカードのほかに、選ぶだけで2点入るカード(インペリアルカード)もあります。このカードを引き続けるとろくすっぽ何もしなくても勝ててしまうので当然各ラウンドで誰かがこのカードをとります。なかにはテクノロジー(技術)を獲得できるカードもあり、技術が向上すると自分の部隊がさまざまな能力を獲得していきます。ある技術を獲得するにはその前にほかの技術が必要なので、自分が獲得したい技術を獲るにはどの技術から獲っていけばいいのかチャートを見ながら計画を立てます。こういうのは自分の好みです。
上記のインペリアルカードによる点、インペリアルカードを獲るときに引かれる公開オブジェクトカード、各プレイヤーに渡される非公開のオブジェクトカードによって点数が入ります。インペリアルカード以外はカードに書かれた条件を満たすことで得点になります。

中盤の図。青が自分、黒がドイツ人、黄色がフランス人。中央の星メカトルレックス目指して各プレイヤーが進出していきます。ここを征すると得点が入るプレイヤーもいるので重要な場所なわけですが、その分狙われやすくなります。黒が最初にここに侵入しました。

獲得した技術を示すカード。
3人プレイの場合、一人がメカトルレックスを制して、もう一人が奪取するために戦争を仕掛けると、たとえ占領できても部隊は疲弊して、第三プレイヤーに攻撃され、漁夫の利を取られてしまう可能性大。そんなわけで残り二人のプレイヤーは牽制し合って中央でなかなか戦争が起こりません。
そうこうしているうちに黒がメカトルレックスで部隊を増強していきます。

中央に増強された部隊。さながらエサに群がるゴキブリのようです。
そのままだと黒の勝ちになるので黄色も青も軍備を増強し、黒に戦争を仕掛ける準備をします。
攻撃力なら黒や黄色より上だったのに、いざ黒に勝負を仕掛けようと思ったら、外交カードを使われて戦闘できない状態に。黒と黄色の戦争を傍観することになりました。二人がダイスを振り続けて黒の部隊は全滅。しかし黄色は黒の地上部隊を殲滅することができずにゲーム終了。黒の勝ち。と思ったら黄色もオブジェクトカードの条件を満たして10点。青(9点)の一人負け。。。
所感
3人プレイの場合、三つ巴の状態からいかにラストスパートを掛けるかのタイミングが重要のようです。今回は戦争を仕掛けるタイミングがいまいち掴めませんでした。早すぎても、遅すぎてもだめです。
とくにお互い兵力が大増強したあとで戦争を始めると勝敗をつけるのに数十回近くダイスを振り続けるので、振る方も見る方も疲れそうです。
実際は外交などいろいろなカードを駆使してこういった状況を打破できると思うのですが、今回はいろいろ覚えることがあってそこまで考えがまわりませんでした
始める前はそのコンポーネントから戦争ゲームと思っていましたが、公開のオブジェクトカードの出方や非公開のオブジェクトカードによっては、うまく立ち回ることで一回も戦争をせずに勝つことも可能かもしれません。(実際、自分の場合、もう少しでそうなるところでした)
序盤、中盤の強者がそのまま勝つような展開にならないように、いろいろ工夫がされているようです。例えば政治カードは強国にとってはろくなカードがなく「~の攻撃力が落ちる」、「~が使えなくなる」など 弱小国が潰されにくいような救済処置のようにも見えます。
またインペリアルカードの存在によって全員の得点が自然に底上げされ、弱者が全く点を取れずにゲームを見守る状況になるのを抑えています。
今回は3人プレイでしたが、4人以上ならもちろん展開は変わるでしょう。複数のプレイヤーが10点に近づくと俄然盛り上がりますが、弱小国の勝機は上位同士の争いの中でいかにその間隙を縫って得点できるかが鍵となりそうです。
プレイ時間実に8時間!。初心者3人だからこれぐらいかかったのでしょうか。初心者6人でプレイしたら一日では終わらないでしょう。また慣れてもおそらくは4時間はかかるでしょう。
8時間というのはドイツのポードゲームと比べると異常に長いような気もしますが、このゲームがBGGで30位というのはコアなファンの心を捉えて放さないでしょうか。
それでも初対面で知らない人となんのとっかかりもなしに8時間も話をするのは難しいものです。ゲーム中はいろんな話をしながら盛り上がり、ゲームが終わった頃にはみんな打ち解けて自然と笑顔がこぼれました。
どうやっても時間がかかるという以外、一回だけでは評価できないゲームです。また機会があれば挑戦してみたいです。
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