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カヌーで川下り

ヴァロン・ポン・ダルクではあちこちにカヌーレンタルがあります。9月は人が少ないということでカヌーでアルデッシュ川を下ってみることにしました。

カヌーはフランス語でカノエ(canoë)。

ヴァロン・ポン・ダルクからすぐにアルデッシュ川に降りてカヌー下りが始まります。
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地図(クリックすると大きくなります)の左上のVallon Pont d'Arc(ヴァロンポンダルク)から右下のSauze(ソーズ)付近まで30kmの川下り。

8月は多くの人がこの川をカヌーやカヤックで下ります。九月は人が少なく下り始めてしばらくは周りに誰もいませんでした。

経験上、水に濡れることがわかっていたのでカメラは持参せず、また時計もアメリカで買った1ドル時計(もちろん防水ではない)を装備。ただレンタルの人がカヌーに装着できるプラスチックのパケツを用意していました。これに食料や飲み物などを入れてふたを閉めれば水が入ってこないので、カメラを持ってきてもよかったかもしれません。ただ指定された集合時間までに下流の目的地に到着しなければならず、何度もカヌーを岸にあげて写真を撮るという訳にはいきません。

数キロほど下るとこの川下りのメインポイントの一つ、ル・ポン・ダルク(Le Pont d'Arc)が見えてきます。

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ル・ポン・ダルク。写真は道路から撮ったもの。川の浸食作用による自然の造形。

川からみたル・ポン・ダルク周辺の様子はこちら(中央のNavigation Interactiveはクリックすることで消えます)でみることができます。

その後は別のカヌーレンタルからの川下りの人たちもこのあたりから出発して、周りにカヌーもちらほら見えるようになりました。

途中で昼食をとるためにカヌーを岸にあげたものの、風が強くて寒く、とても休める場所ではなかったのでまた川に戻ります。しばらくすると食事をしているグループを発見。こちらも食事をとってしばし休息。

このころには腕が痛くなっていましたが途中で断念できるわけでもないので我慢。しばらくするとこの川下りのメインポイントの一つ、カテドラルが見えてきました。遠くから見るとまさに大聖堂(カテドラル)の廃墟のように見えます。

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カテドラル(左上)。写真はマドレーヌ鍾乳洞付近から撮ったもの。川面から見上げるとどうみても人間が作ったものでしょうというくらい見事な造形。。

川からみたカテドラル周辺の様子はこちら(中央のNavigation Interactiveはクリックすることで消えます)でみることができます。

川にはいくつか急流があり、カヌーに乗る前にレンタルの人が急流の場所でとるべきコースを説明してくれたのですが、言われたコースを間違えて、岩に衝突。 転覆しました。水深は浅かったのですぐに岸に上がりましたが時計が濡れて動かなくなりました。時間がわからなくなったのでもうがむしゃらに漕ぎます。
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湾曲を繰り返すアルデッシュ川。写真は崖の上から撮ったアルデッシュ渓谷。

このあたりにくると川の流れは遅く、漕がないとゆっくりとしかカヌーは前に進みません。
場所によっては逆風が強くて漕いでも漕いでも前に進まない。

しばらく漕ぐと左岸に家が見え始めました。そのまま漕ぎ続けると大きな河原が左側に見えてきて、河原にカヌーやカヌーレンタルの車の姿が。
いろんなカヌーレンタルのグループがカヌーを待っています。カヌーを回収できるのはこの場所。それより上流は川は岸壁に囲まれて車が近づけるような場所がほとんどありません。
どれが自分のレンタルか探しているとレンタルの人が遠くから声をかけてきました。

岸に上がると風が強くてさすがに寒い。濡れた服を替えて残りのグループを待ちます。10分ほどすると全員のカヌーが着いて車に。
そのまま車でヴァロン・ポン・ダルクまで戻ってきました。
休憩を何度か入れて8時間の川下り。さすがに腕が痛くなりましたが、ひさびさにいい汗をかくことができました。

ヴァロン・ポン・ダルクのカヌーレンタルの情報
http://www.vallon-pont-darc.com/site/vallon-pont-d-arc/activites/descente-des-gorges/canoe-kayak/1273.html

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