「フランスのもっとも美しい村」バラズュック(BALAZUC)

アルデッシュにある「フランスのもっとも美しい村」の一つ、バラズュック(Balazuc)はヴァロンポンダルクの北、アルデッシュ川沿いにあり、中心部は崖の上にあります。
Balazucの名前はガリアのBALADUNUMに由来しています。。DUNUMとは「高いところ」、BALAはガリアの言葉で「岩」を意味するBALからきています。11世紀から13世紀にかけて要塞化した村で、いまでもその名残が村のあちこちで見られます。


トンネルのような通り。


石畳の道。小さな路地は当然、車は入れません。村の通りは様々の色の花で彩られています。
バラズュックには旧教会と新教会があり、旧教会のなかはギャラリーになっていて彫刻などが展示されていました。

11世紀に建てられたこの旧教会の外からは階段で教会の上まで登ることができ、そこから街全体とアルデッシュ川にかかる橋を見渡すことができます。

旧教会から新教会を見る。


19世紀後半に建てられた新教会

市役所の中庭には16世紀に近くで発見された3世紀末期か4世紀初期に制作された石棺(sarcophage)のレプリカがあります。旧約、新約聖書から7つの場面が描写されています。実物はリオンのガロ・ロマン文化博物館(Musée de la Civilisation Gallo-Romaine)にあるそうです。


橋を渡って対岸の川沿いを少し歩くとル・ヴィエル・オドン( le Viel Audon)という小さな村があります。かつては廃墟同然になって棄てられた村ですが1970年代から数千人に上るボランティアが村を少しずつ再建し、なかにはそこに住むことを決めた人もいるとか。いまではそこで生産されたヤギのチーズなどを売っています。

対岸からバラズュックを望む
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ステンドグラスも漫然と眺めているだけでも落ち着きますが、キリスト教の故事とかを知っているともっと奥の深さが見えてくると思うのです。でもなかなかそういうのを勉強する時間がとれませんね。
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特にステンドグラスが素敵ですね。
自分も行ってみたいです。