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マドレーヌ鍾乳洞

ヴァロン・ポン・ダルク周辺は大小いくつかの鍾乳洞があります。

今回はフランスでもとりわけ美しい鍾乳洞のひとつというマドレーヌ鍾乳洞(La grotte de la Madelaine ラ・グロット・ド・ラ・マドレーヌ)を訪れました。ガイド付きの見学です。入場券を購入して鍾乳洞の入り口で待つように言われました。

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鍾乳洞の入り口付近からの展望。アルデッシュ渓谷がよく見えます。

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カヌーの川下りからも見えたカテドラルがここからも見えます。

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入り口付近には数人ほどのドイツ人が集まっていました。しばらくするとガイドがやって鍾乳洞の説明を始めた後、グループになって中に入って行きます。

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ガイドはこれから「2つ」の鍾乳洞を見ることになると説明しました。
マドレーヌ鍾乳洞の入り口は川から50メートルほどの場所にあり、アクセスの問題から上にある別の鍾乳洞から入れるよう、2つの鍾乳洞をダイナマイトで壊してつなげたとか。

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鍾乳石がオレンジがかっているのは石に溶け込んでいる成分によるものだそうです。

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明かりに照らされた鍾乳石がもう少し白ければ氷のつららと見まがうほどです。

ガイドは要所要所で鍾乳洞の説明をします。最初の鍾乳洞の説明が終わった後、全員を集めてこれからマドレーヌ鍾乳洞への階段を降りると言いました。
二つの鍾乳洞をつなげるトンネルは15メートルほど。その階段を降りてマドレーヌ鍾乳洞に入っていきます。

階段を下りきると照明がなくて真っ暗。ガイドがなにやらスイッチを入れると鍾乳石をスクリーンにして映像が。そして音楽が流れ始めました。点滅するライトと音楽の共演。なんとも洒落た嗜好です。

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音楽が終わると明かりが灯り、今まで見えなかった鍾乳洞全体が見渡せるようになりました。そこは吹き抜けのようになっていて広々とした空間。

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巨大な石筍。
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見事な石柱群。
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階段を降りながら、鍾乳洞の奥へと進みます。
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鍾乳洞内は効果的に照明が施されています。
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まるでレースのようです。
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ここから先は立ち入り禁止。まだまだ奥がありそうな鍾乳洞です。
ここでガイドツアーは終了。全員上に戻ります。写真を撮りながら上がっていると、すでに次のガイドツアーの団体がトンネルの前で待っていました。行きにきた道をゆっくりと戻ります。

ツアーの時間はだいたい1時間。鍾乳洞を出た後、もう一度アルデッシュ渓谷の風景を見て受付の建物へ戻ります。建物のなかは小さな展示室があり、アルデッシュ渓谷の模型や、そこに住む動物たちの説明があります。受付の売店でマドレーヌ鍾乳洞の本かなにか売っていると思ったのですが残念ながらありませんでした。

マドレーヌ鍾乳洞(Glotte de la Madlaine グロット・ド・ラ・マドレーヌ)
ホームページ:http://www.grottemadeleine.com/accueil.htm (英語あり)
写真撮影可(フラッシュ可)

マドレーヌ鍾乳洞のほかにもヴァロン・ポン・ダルク付近には以下のような鍾乳洞があります。

オルニャック鍾乳洞(Aven d'Orgnac)
とりわけ規模が大きい。

ショーヴェ洞窟(Grotte de Chauvet)
先史代の壁画があり、人類最古といわれる。

サンマルセルダルデッシュ鍾乳洞
。(Grotte de St-Marcel d'Ardèche)
いくつも連なるリムプールが美しい。

フォレスティエール鍾乳洞(Avent grotte de la Forestière)


鍾乳洞に入ったのは何年ぶりか覚えていません。日本にいたとき日原鍾乳洞とあぶくま鍾乳洞にいった以来でしょうか。
機会があればまた別の鍾乳洞にも行ってみたいものです。

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