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山と温泉とボードーゲーム その2

西沢渓谷で軽く汗を流した後、温泉へと向かいます。(その1はこちら

向かった場所は牧丘地区の「花かげの湯」。

渓谷の散策中に一人が加わり、温泉でまた参加した人も加わって参加者は8人になりました。

温泉は室内の浴場と3方が囲まれたセミ露天。ほどよい温度で湯につかりながらゲーム談義が続きます。
この温泉施設にはレストランがあり、また休憩施設もあります。その休憩施設を借りてボードゲームをしました。

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そのレストラン「はくさい」。「富士山丼」というのがウリだそうで、5〜6人前でお値段も3776円(2015年現在)。

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これがその富士山丼。天丼ならぬ天桶。この他に穴子丼も注文しましたが。。。

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瞬殺。

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プレイするゲームはハイキングの催しだけとあってダブルK2プレイ。夏山と冬山が2卓でプレイされました。自分は冬山で参加。

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一人登頂させたあと、なんとか安全地帯まで下山させましたが、最後の日に悪天候にあって2人ともひん死状態。2位でした。あともう一日あったら全滅していました。

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その後はスカルキング(Skull King)。今回はバリアントでプレイ。向こうではラー(Ra)がプレイされていました。

この後は興味深いゲームが取り出されました。

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セーラームーンのカードゲームです。

キャラクター物のゲームは数多く出ていてそれほど珍しいことはないところですが、このゲームは一癖も二癖もあります。

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セーラームーンのキャラがカードに出てきますが、ゲームのシステムはトリックテイク競り要素、さらに正体隠匿系とちょっと待ってとなるほどのルールです。アニメキャラクター物のカードゲームでここまで込み入ったルールが入ったのを見たのは初めてです。

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そしてそのルールブック、なんと説明が全部会話形式

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一般にゲームのベストプレイ人数は、ボードゲームギーク等でプレイヤー達によって評価されるものですが、このゲームでは説明書にわざわざベスト人数が表記されています。それ以外のときは「覚悟してください」って。。。。

プレイヤーはセーラームーンサイドかダークキングダムサイドに分かれてプレイします。ゲーム開始時は誰がどのサイドに属しているかわかりません。そして開始時に何枚カードを獲得できるか競りをします。

カードは上と下に数値が描いてあり、セーラームーン側か、ダークキングタム側いずれか選んで使用することができます。トリックに勝ったプレイヤーは獲得したカードを、自分の前のセーラームーンサイドかダークキングダムサイドに重ねていきます。カードをセーラームーン側で使用して勝った場合はセーラームーンサイドに、ダークキングタム側で使った場合はダークキングタム側に置くと言った具合です。

セーラームーンのファンであれば垂涎の的なのでしょうか?正体隠匿系でトリックテイクで競りの要素が入っているというこのカードゲーム。ゲームとしてはいったいどの層をターゲットとしているのかわかりかねますが、そのレア価値は高いそうです。

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最後は全員でLinqをプレイ。各プレイヤーにお題が秘密裏に与えられ、同じお題の人を当てるゲーム。

お題を連想させる単語を各プレイヤーが全員の前で口頭で言います。それをヒントに同じ題の人(自分と同じペアの人)は誰か予想します。ただし他の人にもそのペアがわかってしまった場合にはその人にも点が入るので2人だけがわかる言葉を出し合うことが大事です。 これがミソでなかなか言葉が出てこないときがあります。

この単語はペアにさえわかればいいのでどういう言い方をしても構いません。例えば「小屋」というお題の時、「じゃ、ひらがなで『こうや』」と言うと同じお題の人は「!」となりますが、そうでない人たちは「荒野」と解釈してうまく誤誘導されてしまうわけです。まさに LinkではなくLinqというのが絶妙なゲームタイトルです。

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この後はお開きで、次回のゲーム会等を予定をみんなで相談しました。またハイキングに行くのはちょっと寒くなってきましたが、山好きの自分としてはこういった企画は大歓迎でした。県外から来てくれた人もいて、今後も同じような企画が続くことを期待しています。

山と温泉とボードゲーム その1

伝説のボードゲームツイッタラー「ちくわ」さんが主催するその名も「BGの集い〜ハイキング温泉天丼ボードゲーム会」に参加しました。

山梨県北部の景勝地、西沢渓谷を散策した後、温泉につかり、天丼を食べた後ボードゲームをするという催し。

参加者は主催者ちくわさん、私を含めて6人。みんなボードーゲーマーです。県外から来てくれた方もいました。

この日はすばらしい秋晴れの日。8時30分頃にはもう近場の駐車場は満車。近くの道の駅に車を停めます。

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西沢渓谷入り口近くの道の駅から撮った写真。左側に鶏冠山が見えます。山の上の方は少し紅葉が始まっていました。

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西沢渓谷のコースは一周するようになっています。分岐点にあるこの地図はなんと主催者の知り合いが作成したものだそうです。その人は絵を専門とする職業ではないのですが、自分の作った作品にあるものを描き込むことで知られています。

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それがこのきつね。 作者の名前にちなんで「(作者名)ぎつね」といわれています。

ボードーゲーマーのパーティーだけあってやはりゲームの話をしながらのハイキング。ブラックストーリー(Black Stiories)をプレイしながら進みます。ブラックストーリーとはカードに書かれたある奇妙な出来事の結果について、「なぜそうなったか」原因を探るゲーム。その奇妙な出来事というのが日常的な話ではないので普通に考えるとなかなか正答にはたどりつきません。

お題は

「3人の男がそれぞれ別の場所で、ある日一人の男から、切り離された一本の腕を郵便物として受け取った。それぞれの男はそれを見て満足し腕を捨てた。なぜか?」

?   ?   ?   ?   ?   ?   ?   ?   ?   ?

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吊り橋の上からみる鶏冠山。左下には虹が映り込みました。

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西沢渓谷の看板。川の音が大きくなってきました。まだゲームの答えにたどり着いた人はいません。


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西沢渓谷は見事な景観のみならず、多くの滝が楽しめることでも知られています。写真は大久保の滝。

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三重の滝

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渓流の流ればかりに目がいきがちですが、見上げると樹々や岩の景観も見事です。

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また奇妙な形をした岩も見る者を楽しませてくれます。写真はふぐ岩。

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本当に水の色が奇麗です。

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鎖場などもあり散策コースも変化に富んでいます。

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龍神の滝

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母胎渕

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カエル岩

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歩き始めて1時間40分ほどで音を立てて水をほとばしらせる滝が橋の上から見えてきました。

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西沢渓谷最大の名所、七ツ釜五段の滝。ここからでは5段は確認できませんが。。。

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上流に登ると確かに5段ありました。

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川辺に降りてしばし休憩。水がきれいです。みな思い出したようにブラックストーリーの続きを語り始めました。

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巨大なきのこ。

このきのこの先に階段が続き渓谷の最終地点に着きました。このあとはかつてトロッコが走るためにレールが敷かれていた道を帰ります。ちなみにまだブラックストーリーの答えが出てきません。

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ゆるやかな道をゆっくりと歩いて下っていくと展望台にたどり着きました。鶏冠山(左)と木賊山(右)が奇麗に見えます。

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本当に清々しい秋晴れに恵まれました。ちなみにここでようやくブラックストーリーの問題の答にたどり着きました。
ハイキング中でも話をしながら歩くと楽しめるし、疲れも感じさせません。この手のゲームはこんなところでも役立つことがわかりました。

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最後に林道の橋を渡って戻ります。橋の上から見た鶏冠山。

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振り返ってみる広瀬湖、そして笛吹川へと続く水の流れ。

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最初のキツネの描いてある地図の場所に戻ってきました。

本当に天気のよい秋晴れの日で多くの人が訪れていました。紅葉のシーズンとなればまたもっと混雑することでしょう。

この後は車に戻り、温泉へ移動します。

その2につづく