Café Meisia茶会
ボードゲームが遊べる店、Café Meisiaでゲーム会をしました。
今回はアメリカ人数人とプレイ。彼らもボードゲームは頻繁にプレイするようで、ピックアップしたゲームの中にはすでにプレイしたものが多くあると言っていました。そのため今回はすでにプレイしたゲームはなるべく拡張を入れてプレイすることにしました。
オリンポス(Olympos)+ 拡張:エクメネ(Oikoumene)

ボードゲームパーティーで先日プレイしたオリンポスですが、今回は拡張を入れてのプレイ。
アクションポイントが時間の概念として使われているゲーム。プレイヤーがアクションポイントを一定値を消費するとボード脇に配置されたカードの効果が発動されます。このときゼウスの顔のマークがあるタイルやカードがないと不利になることが多々起こります。
前回での失敗を踏まえてゼウスの顔が入った発見タイルを早い段階で入手。この(不幸の)カードの効果を知っておかないと初回のプレイではひどい目にあいます。ゼウスの顔を手に入れることが出来なかったプレイヤーはゲーム中終始やはり腐ってしまっていました。
拡張の中に他のプレイヤーの占領した土地を奪うとストックから1駒取れるという発見タイルがあり、武力を上げたプレイヤーが入手すると、これがかなり強くて手が付けられない状態になってしまいました。そのまま彼の独走が続き、圧勝。すこし戦略を練り直して再戦したいものです。
タケノコ (Takenoko)

前回のボードゲームパーティーでプレイしましたが、再挑戦。前回初めてプレイした時は庭師の目的カードをなんとか達成しようとして、パンダにさんざん邪魔され負けました。庭師の目的カードは得点が高いものの達成が難しいものもあり、手に持つ目的カードの枚数には制限があるのでこういったカードを引いてしまうと最後まで動きを制限されたプレイを強いられます。
とくにパンダの目的カードをどんどん引くプレイヤーが居る場合はさらに庭師で得点するのが難しくなります。
一方でヘックスの色の組み合わせで得点できる目的カードはゲーム後半に引くと、すでにそういった地形が出来てるか、すぐに完成できるようなこともあり、後半はそういうカードを積極的に引いて一度にたたみかけるようなプレイも出来そうです。
前回プレイした時はダイス運に結構左右されるかなと思ったのですが、またプレイしてみて、それなりに序盤、中盤、終盤での目的カードの引き方を考えながら戦略を練れるゲームだと思いました。
キング・オブ・トーキョー (King of Tokyo) + 拡張モンスター プイック・オブ・トーキョー (Pouic of Tokyo)

東京の覇者となるべくモンスター同士が戦いをくりひろげます。
プレイヤーはダイスを振ってその組み合わせて得点を得たり、カードを集めるためにエネルギーを貯めたり、相手のモンスターを攻撃したりします。
複数のダイスを振って同じ数字が3つ出るとその数値分が得点として入ります。4つ目以降は一個につきさらに1点ずつ入ります。エネルギーを貯めるとカードを入手でき、特殊能力などを発揮できます。
ハートの目を出すとその数分回復することが出来ます。
攻撃の仕方が変わっていて、東京にいるプレイヤーは他のプレイヤー全員に攻撃が出来ます。ただし他のプレイヤー全員からの攻撃される上、回復することが出来ません。東京に乗り込むと1点入ります。他のプレイヤーの攻撃されて命が危ないと思ったら、降伏して攻撃したモンスターに東京を譲ります。他のプレイヤーの攻撃を凌ぎきって次の自分の手番まで東京に留まると2得点が入ります。
東京から離れるには他のプレイヤーに攻撃されたときだけなので、カードなどでダメージを受けても逃げられません。また攻撃する方も自分のライフを考慮しないと残りわずかの命で東京にいくはめになることもあります。したがってダイスを振る時は何を重視して目を集めるか考えながらプレイしなければいけません。
東京に残ったプレイヤーは直接攻撃ではなく全体攻撃、東京に残れば攻撃されるという攻撃される理由があるというように、特定の個人攻撃でギシギシした感じにならないように工夫されています。
今回はモンスター、プイックを入れての参加。プイックとはフランスのボードゲームのサイト、トリックトラックのマスコットです。写真を撮り忘れてしまったので画像のリンクを張っておきます。
プイックの画像
またこのモンスターを入れてプレイしたい場合、必要な画像をダウンロードできます。
ここから真ん中あたりのDescriptionの項、en cliquant ici-mêmeをクリック。
所感
短時間で終わるノリのいいゲームです。のるかそるかで東京にのりこむ怪獣たちのドラマがコメディタッチで演出されます。プレイ人数で戦略も変わるのでまた人数を変えてプレイしたいと思います。
スモールワールド アンダーグラウンド (Small World Underground)+拡張:呪い!(Cursed!)+スモールワールドの女神たち (Grand Dames of Small World)+恐れることなかれ(Be Not Afraid...)

拡張が多く出ているスモールワールドですが、これは独立したゲームです。新しい種族や特殊効果がこのアンダーグラウンドで入り乱れます。基本ルールはオリジナルとほとんど同じですが、マップ中央にある川の存在が特色です。この地形をどう活かすかがゲームのひとつのポイントになっています。今回は拡張も混ぜてのプレイ。
スモールワールドは何度もプレイしていますが、拡張をいれるともう毎回予想もつかない展開です。

登場するアイテムも含めてオリジナルと比べて、よりファンタジー色が強くなっています。しかし拡張を混ぜてプレイしても世界観が崩れていないのはさすがです。
世界の七不思議 (7 Wonders)+拡張:指導者達 (Leaders) とカタン島 (Catan Island)
何度プレイしているセブンワンダーズですが、今回は拡張の指導者達というカードとカタン島という新たなワンダーボードを入れてプレイ。


拡張のカタン島。トイバー自ら考案したそうです。写真はA面。2番目のワンダーを建設するとストックから7金入手でき、他のプレイヤーは自分の所持金2金をストックに戻さなければなりません。まさに盗賊のような効果。左上の表示は同じ資源を好きな一つの資源として扱うことができるという港のような効果。そのかわり初期資源がありません。
指導者は各時代の最初に1枚選ぶことが出来ますが、安くないお金を払わなければならないので、本当に役に立つかよくよく考えておかないとあとで苦労することになります。

自分は今回ギザのピラミッドのA面。右隣りがカタン、左隣りがロードス島の巨像と始める前から資源確保に苦労する予感。
案の定、資源確保に四苦八苦する展開。指導者のためにお金を払ったことで金欠状態が続いてしまいました。「市場」を建設して第2時代で「隊商宿」をただで建設することを狙いますが、左のプレイヤーが先に「隊商宿」を入手して建てられてしまいました。その後は建設がおぼつかなくなったうえ、軍事で両隣からぼこぼこにされてもっぱらサイエンスを建設して得点を稼ぐのみの展開。対照的に右隣のカタン島は港の力を遺憾なく発揮して破竹の勢いで得点を伸ばしていきます。
今回は指導者がほとんど役に立たなくて払ったお金を返してほしいくらい。唯一役に立った指導者は自分の軍事の敗北ポイントを相手に突き返すというもの。このおかげでなんとか1点差で勝てました。
数々の効果を持つ指導者のカード群ですが、歴史上に置いても必ずしも指導者が文明の発展に貢献したとは限らないわけで、史実を反映した皮肉にも思えます。
しかしやはり特筆すべきはカタン島。序盤こそ資源が手に入らず苦しい展開が続きますが、後半になるとその威力を爆発させていきます。その様はまさにカタンそのもの。
トイバーはこのゲームとシステムを理解し、実にうまくカタンの世界の再現に成功しています。
ヒーローズ・インク HEROES INCORPORATED

犯罪はびこる街にヒーローたちが乗り込み、解決して名声を稼ぐゲーム。

プレイヤーは2人のヒーローを担当します。

各ヒーローには特殊能力があります。

各プレイヤーは街で起こった犯罪を解決するために現場に移動します。犯罪を解決するには6面ダイスを振って出た目がタイルに表示された数字以上であればOK。タイルに表示された数字がそのまま得点として入ります。ただし同じ場所に他のプレイヤーが来て数字のより大きい目を出した場合、そのプレイヤーが勝ち、手柄を獲られてしまいます。
取れるアクションは移動の他にカードの入手や使用といったものがあります。
全プレイヤーがプレイし終わったら八面ダイスを振って犯罪の起きる場所が移動します。
所感
良くも悪くもアメリカのゲーム。最初のラウンドが終わると犯罪の場所が移動し、また同じアクションを選ぶだけという単調な流れがゲームの最後まで続きます。細々とレベルアップするもののその後の展開が変化に乏しく、入手するカードの内容にほとんど依存してしまうのはいただけません。
アメコミ好きな人でも「うーん」といったところ、そうでないのならパスした方が無難でしょう。
ウォーターディープの支配者たち(Lords of Waterdeep)

ウォーターディープとはダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)に出てくる都市の名前だそうです。参考記事
ここを舞台に各プレイヤーは名声を得るため、人材(キューブ)を集め、さまざまなクエストを達成していきます。今回は5人でプレイ。

キューブは色分けしてありそれぞれ役割があります。白は僧侶、オレンジは戦士、黒は盗賊、紫は魔法使いといった具合です。自分の駒を特定の場所に配置することでこれらを集めることが出来ます。
このほかに建物を選んで建築できる場所、お金を入手する場所、クエストカードや陰謀カードなどのカードを入手する場所、陰謀を実行する場所といったさまざまな場所に配置することが出来ます。序盤は自分の駒2つしか置けませんが、あとで3つ置けるようになります。
また誰かが建物を建築するとその建物にも配置することが出来ます。ボード両端に建築した建物を配置していきます。建物の中には特定の色のキューブがラウンド毎に累積していくものがあります。
建物は建てたプレイヤーにのみ効果を発揮するのではなく、他のプレイヤーも利用できます。建物が利用された場合、建物の所有者に得点やキューブが手に入るなどの恩恵があります。このため、建物を選ぶ時にどんな建物を建てれば他のプレイヤーが利用するか考える必要があります。

各プレイヤーは人物カードを受け取ります。数種類あるクエストのうち、指定されたクエストを達成するとボーナスが入ります。他のプレイヤーとかぶることがあるので他のプレイヤーがどのタイプのクエストを多く達成しようとしているのか注意する必要があります。

上はクエストの例。右側上のキュープ群がそのクエストを達成するのに必要なもの。その下が達成した時に入る得点やお金が表示してあります。難しいクエストほど達成した時の得点が高くなっています。

プレイヤーのマット。左側が未達成のクエスト。達成したクエストカードはマットの上に裏向きに置きますが、クエストの中には達成した後、ある条件が発生するとさらに得点が入るものもあるのでその種のクエストはマットの右端に表向きに置かれます。
陰謀カードは使うことで他のプレイヤーに直接攻撃を仕掛けることが出来ます。もっとも直接攻撃といってもそれほど強烈なものでなく、場合によっては自分が多く得するが、他のプレイヤーも少し得をするといった類いのもあるので、陰謀の実行だけでゲームバランスが一挙に崩れるということはありません。

陰謀カード

ウォーターディープ港。ここに自分の駒を置くことで陰謀を実行に移すことが出来ます。
またこの陰謀を実行したプレイヤーの駒はほかの全ての駒のアクションが終わった後、もう一度別の場所に配置することが出来ます。つまり、もうひとつ別のアクションを選ぶことが可能になります。
直接攻撃をするようなアクションを選ぶとき、ときに「なぜいまそのアクションをするのか」といったことがプレイする人によっては議論になるかもしれません。しかしこのゲームでは、そこを選ぶことによってさらに特典が得られるという、それなりの理由がある?というのが特徴です。ちょっとおかしな言い方になりますが、直接攻撃をするための口実がゲームのシステムに用意されているとも言えるでしょう。
このため、どのプレイヤーも積極的に陰謀のアクションを選択できるようになっています。
今回はいろいろクエストは達成したのですが、みんな同じくらいボーナスが得られるクエストを達成していたのでそれほど差がつきませんでした。クエストで入る得点は単独であるものだけでなく、別のクエストを達成することでまた点が入るといったものもあるので達成するクエストを選ぶ順番も重要です。クエストカードの内容を覚えればまた密の濃いゲームが楽しめるでしょう。
まとめ
建物の出方で毎回展開が変わるし、面白いゲームです。とくにD&Dの知識がなくてもプレイに全く支障はありません。ワーカープレイスメントに食傷気味でなければ楽しめると思います。
ギャラクシー トラッカー (Galaxy Trucker)

ネットでも話題になっていたゲームで皆興味があったのでプレイしてみることに。

裏返しになったタイルから必要なパーツを集めて宇宙船を造り、様々なトラブルの待ち受ける宇宙に飛び出すという設定。
タイルにはいろいろな種類があり、また隣り合うタイルのつなぎ方にも縛りがあります。さらに乗員を乗せる区画や隕石から守ったりする装置を装備する必要があったりと結構忙しくタイルを配置しなければいけません。
全員タイルを置き終わったら山札からカードをめくり、カードの条件に従って宇宙船のパーツが壊れるか否か判定します。乗員が乗った区画が破壊されると乗員が減ってしまい、全滅するとそのラウンドは脱落することになります。3ラウンドプレイして最高得点者が勝者。

最初のラウンド。自分の造った宇宙船がポロポロと壊れていく様は哀しいですが、なんとか凌ぎきって第2ラウンドへ。
ところが2ラウンド目に入ってわずか3枚目のカードで2プレイヤーが脱落してしまい、その後長いラウンドをずっと傍観するはめに。3ラウンドに入る前に大差がつきすぎて協議終了。
所感
各ラウンドにどういったカードがあるか覚えておかないと、今回の様にカードの出方次第ではすぐに脱落するはめになってしまうようで、今回は4人のうち2人が完全に途中で傍観者になってしまい不完全燃焼でした。またの機会にプレイしてみたいと思います。
木こりの達人 Toc Toc Woodman

プラスチックの斧で叩いて木の皮を落として得点するゲーム。ただし肌色のパーツを落としてしまうと大幅に減点されてしまいます。このゲーム何度かプレイしていますが、女性には受けがいいようです。以前プレイして非常に気に入ったアメリカ人の女性は、これを購入してその後、そうとう練習したようです。今回はみんな彼女の前に完敗を喫しました。
その他、気にはなったゲーム。

マンチキン クエスト (MUNCHKIN QUEST)
マンチキン (Munchkin)といえばボードゲームギークでも非常に賛否両論のあるカードゲームですが、そのボードゲームということで話のネタにプレイしてみようではないかということになりました。

しかしながら、プレイ時間が3時間ということが判明し、満場一致で却下となりました。
今回はアメリカ人数人とプレイ。彼らもボードゲームは頻繁にプレイするようで、ピックアップしたゲームの中にはすでにプレイしたものが多くあると言っていました。そのため今回はすでにプレイしたゲームはなるべく拡張を入れてプレイすることにしました。
オリンポス(Olympos)+ 拡張:エクメネ(Oikoumene)

ボードゲームパーティーで先日プレイしたオリンポスですが、今回は拡張を入れてのプレイ。
アクションポイントが時間の概念として使われているゲーム。プレイヤーがアクションポイントを一定値を消費するとボード脇に配置されたカードの効果が発動されます。このときゼウスの顔のマークがあるタイルやカードがないと不利になることが多々起こります。
前回での失敗を踏まえてゼウスの顔が入った発見タイルを早い段階で入手。この(不幸の)カードの効果を知っておかないと初回のプレイではひどい目にあいます。ゼウスの顔を手に入れることが出来なかったプレイヤーはゲーム中終始やはり腐ってしまっていました。
拡張の中に他のプレイヤーの占領した土地を奪うとストックから1駒取れるという発見タイルがあり、武力を上げたプレイヤーが入手すると、これがかなり強くて手が付けられない状態になってしまいました。そのまま彼の独走が続き、圧勝。すこし戦略を練り直して再戦したいものです。
タケノコ (Takenoko)

前回のボードゲームパーティーでプレイしましたが、再挑戦。前回初めてプレイした時は庭師の目的カードをなんとか達成しようとして、パンダにさんざん邪魔され負けました。庭師の目的カードは得点が高いものの達成が難しいものもあり、手に持つ目的カードの枚数には制限があるのでこういったカードを引いてしまうと最後まで動きを制限されたプレイを強いられます。
とくにパンダの目的カードをどんどん引くプレイヤーが居る場合はさらに庭師で得点するのが難しくなります。
一方でヘックスの色の組み合わせで得点できる目的カードはゲーム後半に引くと、すでにそういった地形が出来てるか、すぐに完成できるようなこともあり、後半はそういうカードを積極的に引いて一度にたたみかけるようなプレイも出来そうです。
前回プレイした時はダイス運に結構左右されるかなと思ったのですが、またプレイしてみて、それなりに序盤、中盤、終盤での目的カードの引き方を考えながら戦略を練れるゲームだと思いました。
キング・オブ・トーキョー (King of Tokyo) + 拡張モンスター プイック・オブ・トーキョー (Pouic of Tokyo)

東京の覇者となるべくモンスター同士が戦いをくりひろげます。
プレイヤーはダイスを振ってその組み合わせて得点を得たり、カードを集めるためにエネルギーを貯めたり、相手のモンスターを攻撃したりします。
複数のダイスを振って同じ数字が3つ出るとその数値分が得点として入ります。4つ目以降は一個につきさらに1点ずつ入ります。エネルギーを貯めるとカードを入手でき、特殊能力などを発揮できます。
ハートの目を出すとその数分回復することが出来ます。
攻撃の仕方が変わっていて、東京にいるプレイヤーは他のプレイヤー全員に攻撃が出来ます。ただし他のプレイヤー全員からの攻撃される上、回復することが出来ません。東京に乗り込むと1点入ります。他のプレイヤーの攻撃されて命が危ないと思ったら、降伏して攻撃したモンスターに東京を譲ります。他のプレイヤーの攻撃を凌ぎきって次の自分の手番まで東京に留まると2得点が入ります。
東京から離れるには他のプレイヤーに攻撃されたときだけなので、カードなどでダメージを受けても逃げられません。また攻撃する方も自分のライフを考慮しないと残りわずかの命で東京にいくはめになることもあります。したがってダイスを振る時は何を重視して目を集めるか考えながらプレイしなければいけません。
東京に残ったプレイヤーは直接攻撃ではなく全体攻撃、東京に残れば攻撃されるという攻撃される理由があるというように、特定の個人攻撃でギシギシした感じにならないように工夫されています。
今回はモンスター、プイックを入れての参加。プイックとはフランスのボードゲームのサイト、トリックトラックのマスコットです。写真を撮り忘れてしまったので画像のリンクを張っておきます。
プイックの画像
またこのモンスターを入れてプレイしたい場合、必要な画像をダウンロードできます。
ここから真ん中あたりのDescriptionの項、en cliquant ici-mêmeをクリック。
所感
短時間で終わるノリのいいゲームです。のるかそるかで東京にのりこむ怪獣たちのドラマがコメディタッチで演出されます。プレイ人数で戦略も変わるのでまた人数を変えてプレイしたいと思います。
スモールワールド アンダーグラウンド (Small World Underground)+拡張:呪い!(Cursed!)+スモールワールドの女神たち (Grand Dames of Small World)+恐れることなかれ(Be Not Afraid...)

拡張が多く出ているスモールワールドですが、これは独立したゲームです。新しい種族や特殊効果がこのアンダーグラウンドで入り乱れます。基本ルールはオリジナルとほとんど同じですが、マップ中央にある川の存在が特色です。この地形をどう活かすかがゲームのひとつのポイントになっています。今回は拡張も混ぜてのプレイ。
スモールワールドは何度もプレイしていますが、拡張をいれるともう毎回予想もつかない展開です。

登場するアイテムも含めてオリジナルと比べて、よりファンタジー色が強くなっています。しかし拡張を混ぜてプレイしても世界観が崩れていないのはさすがです。
世界の七不思議 (7 Wonders)+拡張:指導者達 (Leaders) とカタン島 (Catan Island)
何度プレイしているセブンワンダーズですが、今回は拡張の指導者達というカードとカタン島という新たなワンダーボードを入れてプレイ。


拡張のカタン島。トイバー自ら考案したそうです。写真はA面。2番目のワンダーを建設するとストックから7金入手でき、他のプレイヤーは自分の所持金2金をストックに戻さなければなりません。まさに盗賊のような効果。左上の表示は同じ資源を好きな一つの資源として扱うことができるという港のような効果。そのかわり初期資源がありません。
指導者は各時代の最初に1枚選ぶことが出来ますが、安くないお金を払わなければならないので、本当に役に立つかよくよく考えておかないとあとで苦労することになります。

自分は今回ギザのピラミッドのA面。右隣りがカタン、左隣りがロードス島の巨像と始める前から資源確保に苦労する予感。
案の定、資源確保に四苦八苦する展開。指導者のためにお金を払ったことで金欠状態が続いてしまいました。「市場」を建設して第2時代で「隊商宿」をただで建設することを狙いますが、左のプレイヤーが先に「隊商宿」を入手して建てられてしまいました。その後は建設がおぼつかなくなったうえ、軍事で両隣からぼこぼこにされてもっぱらサイエンスを建設して得点を稼ぐのみの展開。対照的に右隣のカタン島は港の力を遺憾なく発揮して破竹の勢いで得点を伸ばしていきます。
今回は指導者がほとんど役に立たなくて払ったお金を返してほしいくらい。唯一役に立った指導者は自分の軍事の敗北ポイントを相手に突き返すというもの。このおかげでなんとか1点差で勝てました。
数々の効果を持つ指導者のカード群ですが、歴史上に置いても必ずしも指導者が文明の発展に貢献したとは限らないわけで、史実を反映した皮肉にも思えます。
しかしやはり特筆すべきはカタン島。序盤こそ資源が手に入らず苦しい展開が続きますが、後半になるとその威力を爆発させていきます。その様はまさにカタンそのもの。
トイバーはこのゲームとシステムを理解し、実にうまくカタンの世界の再現に成功しています。
ヒーローズ・インク HEROES INCORPORATED

犯罪はびこる街にヒーローたちが乗り込み、解決して名声を稼ぐゲーム。

プレイヤーは2人のヒーローを担当します。

各ヒーローには特殊能力があります。

各プレイヤーは街で起こった犯罪を解決するために現場に移動します。犯罪を解決するには6面ダイスを振って出た目がタイルに表示された数字以上であればOK。タイルに表示された数字がそのまま得点として入ります。ただし同じ場所に他のプレイヤーが来て数字のより大きい目を出した場合、そのプレイヤーが勝ち、手柄を獲られてしまいます。
取れるアクションは移動の他にカードの入手や使用といったものがあります。
全プレイヤーがプレイし終わったら八面ダイスを振って犯罪の起きる場所が移動します。
所感
良くも悪くもアメリカのゲーム。最初のラウンドが終わると犯罪の場所が移動し、また同じアクションを選ぶだけという単調な流れがゲームの最後まで続きます。細々とレベルアップするもののその後の展開が変化に乏しく、入手するカードの内容にほとんど依存してしまうのはいただけません。
アメコミ好きな人でも「うーん」といったところ、そうでないのならパスした方が無難でしょう。
ウォーターディープの支配者たち(Lords of Waterdeep)

ウォーターディープとはダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)に出てくる都市の名前だそうです。参考記事
ここを舞台に各プレイヤーは名声を得るため、人材(キューブ)を集め、さまざまなクエストを達成していきます。今回は5人でプレイ。

キューブは色分けしてありそれぞれ役割があります。白は僧侶、オレンジは戦士、黒は盗賊、紫は魔法使いといった具合です。自分の駒を特定の場所に配置することでこれらを集めることが出来ます。
このほかに建物を選んで建築できる場所、お金を入手する場所、クエストカードや陰謀カードなどのカードを入手する場所、陰謀を実行する場所といったさまざまな場所に配置することが出来ます。序盤は自分の駒2つしか置けませんが、あとで3つ置けるようになります。
また誰かが建物を建築するとその建物にも配置することが出来ます。ボード両端に建築した建物を配置していきます。建物の中には特定の色のキューブがラウンド毎に累積していくものがあります。
建物は建てたプレイヤーにのみ効果を発揮するのではなく、他のプレイヤーも利用できます。建物が利用された場合、建物の所有者に得点やキューブが手に入るなどの恩恵があります。このため、建物を選ぶ時にどんな建物を建てれば他のプレイヤーが利用するか考える必要があります。

各プレイヤーは人物カードを受け取ります。数種類あるクエストのうち、指定されたクエストを達成するとボーナスが入ります。他のプレイヤーとかぶることがあるので他のプレイヤーがどのタイプのクエストを多く達成しようとしているのか注意する必要があります。

上はクエストの例。右側上のキュープ群がそのクエストを達成するのに必要なもの。その下が達成した時に入る得点やお金が表示してあります。難しいクエストほど達成した時の得点が高くなっています。

プレイヤーのマット。左側が未達成のクエスト。達成したクエストカードはマットの上に裏向きに置きますが、クエストの中には達成した後、ある条件が発生するとさらに得点が入るものもあるのでその種のクエストはマットの右端に表向きに置かれます。
陰謀カードは使うことで他のプレイヤーに直接攻撃を仕掛けることが出来ます。もっとも直接攻撃といってもそれほど強烈なものでなく、場合によっては自分が多く得するが、他のプレイヤーも少し得をするといった類いのもあるので、陰謀の実行だけでゲームバランスが一挙に崩れるということはありません。

陰謀カード

ウォーターディープ港。ここに自分の駒を置くことで陰謀を実行に移すことが出来ます。
またこの陰謀を実行したプレイヤーの駒はほかの全ての駒のアクションが終わった後、もう一度別の場所に配置することが出来ます。つまり、もうひとつ別のアクションを選ぶことが可能になります。
直接攻撃をするようなアクションを選ぶとき、ときに「なぜいまそのアクションをするのか」といったことがプレイする人によっては議論になるかもしれません。しかしこのゲームでは、そこを選ぶことによってさらに特典が得られるという、それなりの理由がある?というのが特徴です。ちょっとおかしな言い方になりますが、直接攻撃をするための口実がゲームのシステムに用意されているとも言えるでしょう。
このため、どのプレイヤーも積極的に陰謀のアクションを選択できるようになっています。
今回はいろいろクエストは達成したのですが、みんな同じくらいボーナスが得られるクエストを達成していたのでそれほど差がつきませんでした。クエストで入る得点は単独であるものだけでなく、別のクエストを達成することでまた点が入るといったものもあるので達成するクエストを選ぶ順番も重要です。クエストカードの内容を覚えればまた密の濃いゲームが楽しめるでしょう。
まとめ
建物の出方で毎回展開が変わるし、面白いゲームです。とくにD&Dの知識がなくてもプレイに全く支障はありません。ワーカープレイスメントに食傷気味でなければ楽しめると思います。
ギャラクシー トラッカー (Galaxy Trucker)

ネットでも話題になっていたゲームで皆興味があったのでプレイしてみることに。

裏返しになったタイルから必要なパーツを集めて宇宙船を造り、様々なトラブルの待ち受ける宇宙に飛び出すという設定。
タイルにはいろいろな種類があり、また隣り合うタイルのつなぎ方にも縛りがあります。さらに乗員を乗せる区画や隕石から守ったりする装置を装備する必要があったりと結構忙しくタイルを配置しなければいけません。
全員タイルを置き終わったら山札からカードをめくり、カードの条件に従って宇宙船のパーツが壊れるか否か判定します。乗員が乗った区画が破壊されると乗員が減ってしまい、全滅するとそのラウンドは脱落することになります。3ラウンドプレイして最高得点者が勝者。

最初のラウンド。自分の造った宇宙船がポロポロと壊れていく様は哀しいですが、なんとか凌ぎきって第2ラウンドへ。
ところが2ラウンド目に入ってわずか3枚目のカードで2プレイヤーが脱落してしまい、その後長いラウンドをずっと傍観するはめに。3ラウンドに入る前に大差がつきすぎて協議終了。
所感
各ラウンドにどういったカードがあるか覚えておかないと、今回の様にカードの出方次第ではすぐに脱落するはめになってしまうようで、今回は4人のうち2人が完全に途中で傍観者になってしまい不完全燃焼でした。またの機会にプレイしてみたいと思います。
木こりの達人 Toc Toc Woodman

プラスチックの斧で叩いて木の皮を落として得点するゲーム。ただし肌色のパーツを落としてしまうと大幅に減点されてしまいます。このゲーム何度かプレイしていますが、女性には受けがいいようです。以前プレイして非常に気に入ったアメリカ人の女性は、これを購入してその後、そうとう練習したようです。今回はみんな彼女の前に完敗を喫しました。
その他、気にはなったゲーム。

マンチキン クエスト (MUNCHKIN QUEST)
マンチキン (Munchkin)といえばボードゲームギークでも非常に賛否両論のあるカードゲームですが、そのボードゲームということで話のネタにプレイしてみようではないかということになりました。

しかしながら、プレイ時間が3時間ということが判明し、満場一致で却下となりました。
緑の遊歩道と瀕死の人々
かつてバスティーユには地上にバスティーユ駅がありここから郊外へ鉄道が走っていました。その後、鉄道は地下を通ることになり、地上にあった駅は解体され、線路は取り払われました。線路の敷かれていた高架橋の下は店に、上は遊歩道になりました。

プロムナード プランテ(Promenade Plantée)と呼ばれるこの遊歩道、道沿いに花や木々が添えられてジョギングや散歩を楽しむ人々の目を楽しませてくれます。



途中にはトンネルがあります。

その遊歩道を歩くと異様な光景に出くわします。とある角の建物の屋根上に奇妙な彫像が並んでいます。

外側から確認できる限りその数14体。皆同じ方向を向き、一様に苦しげな姿を見せています。

最後の彫像にいたっては半分欠けていて悲しみに拍車をかけています。
パリアリーナで知られるManolo Nunez-Yanolowskyの作品。彫像はミケランジェロの「瀕死の奴隷(L'Esclave mourant)」がモデルになっています。。

ルーブル美術館にあるミケランジェロの「瀕死の奴隷」。[ウィキより転載]

後ろから見た彫像群。

真ん中の空洞はアートなのかコスト削減なのかは知る由もありません。

目をつぶり、苦悶の表情を見せるその姿は一斉に天に向かって救いを叫んでいるかのようです。

ちなみに建物の一階は警察署になっています。
「瀕死の奴隷」の彫像群
76 Avenue Daumesnil 75012
メトロ6、14番線ベルシー(Bercy)駅から徒歩5分、またはリオン(Gare de Lyon)駅から徒歩6分。

プロムナード プランテ(Promenade Plantée)と呼ばれるこの遊歩道、道沿いに花や木々が添えられてジョギングや散歩を楽しむ人々の目を楽しませてくれます。



途中にはトンネルがあります。

その遊歩道を歩くと異様な光景に出くわします。とある角の建物の屋根上に奇妙な彫像が並んでいます。

外側から確認できる限りその数14体。皆同じ方向を向き、一様に苦しげな姿を見せています。

最後の彫像にいたっては半分欠けていて悲しみに拍車をかけています。
パリアリーナで知られるManolo Nunez-Yanolowskyの作品。彫像はミケランジェロの「瀕死の奴隷(L'Esclave mourant)」がモデルになっています。。

ルーブル美術館にあるミケランジェロの「瀕死の奴隷」。[ウィキより転載]

後ろから見た彫像群。

真ん中の空洞はアートなのかコスト削減なのかは知る由もありません。

目をつぶり、苦悶の表情を見せるその姿は一斉に天に向かって救いを叫んでいるかのようです。

ちなみに建物の一階は警察署になっています。
「瀕死の奴隷」の彫像群
76 Avenue Daumesnil 75012
メトロ6、14番線ベルシー(Bercy)駅から徒歩5分、またはリオン(Gare de Lyon)駅から徒歩6分。
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