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ボードゲームパーティー

ゲームパーティーに参加してきました。

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最初にプレイしたのはBridgetown Races

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街の橋上にある旗をいろいろな交通手段を駆使して回収していくゲーム。

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移動手段には歩く、バス、タクシーなどがあり、自分の駒を3つ配置して街の中の自分の駒の動きを決定します。したがって移動手段は3つまで選べますが、違う交通手段しか選べません。またそれ以外に、最初にプレイできる、旗を入れ替える、同じ交通手段を2回使えるなどの特殊なアクションが選べます。各交通手段にはそれぞれ対応する色があります。例えば歩くは白、バスは赤、タクシーなら黄色と行った具合です。

街にある自分の駒を動かして橋上にある旗に向かわせる訳ですが、旗を回収するには旗の色と移動手段の色が同じでなければ取ることが出来ません。たとえば旗の色が赤ならバスを使ってそこを通らなければ回収できません。

移動手段を決める駒が3つあるのでどの色の旗を回収しようとしているのか他のプレイヤーにわからないようにします。

旗は最初に獲った人が回収してしまうので、みんなが目まぐるしく街の中を駆け巡る中、先を越されないようにしなければいけません。


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各橋から旗を回収するのですが、違う色を集めるようにします。既に回収した旗と同じ色を集めても意味がありません。また同じ橋から2つ以上の旗を集めても色は1つしか選べません。

従って8つある橋から違う色を集めていくと8つの色の旗がそろいます。
5ターン以内で最初に8色の旗を集めたプレイヤーの勝ち。該当者がいない場合は一番多くの色の旗を集めたプレイヤーの勝ち。

各ターンで誰かが最初に旗を取ると次のターンでまた旗(色はランダム)が橋に配置されます。

ただし青い旗だけは特定の橋でしか回収できません。したがってこの青の旗をどのタイミングで取るか他のプレイヤーと腹の探り合いになります。

所感

序盤に調子良く旗をとっても、勝つには違う色の旗を集めなくてはならず、後半追いつかれやすくなります。
他のプレイヤーの動きを読み切ろうとするときりがなく、時間が掛かりすぎてしまうので、あまり長考しないスタイルでプレイすればそれなりに楽しめるかと思います。


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次にプレイしたのはパンテオン(Pantheon)。

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マップを一見すると長大なウォーシミュレーションゲームに思いますが、ゲーム内容は至って平和(?)です。

マップ上には8つの国家があり、ゲームでは各時代1つの国家からなる6時代をプレイします。
国家にはローマ、カルタゴ、ゲルマニア、ガリアなどがあります。

ある時代の国家がローマなら国家タイルをローマに配置して、地図上にあるローマと同じマークがある場所に戦利品タイルを配置します。

国家タイルのある場所から足を配置して行動範囲を拡げていきます。マップ上の戦利品タイルを取ると特典が貰えます。カラム(柱)マークのあるマスにはカラムを配置して得点できます。

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移動力となる足。ときどきグランドピアノに見えることがあります。黒だったらどうみてもそう見えるところでしょう。

手持ちのカードを使ってタイルを入手したり、勢力を拡げたりします。
カードには移動カード、お金カード、4種類の奉物カードの計6種類あります。

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奉物カードで神タイル(写真)を入手します。神タイルは入手時に得点になるほか、その後のプレイでいろいろな効果が得られます。
移動力カードを使ってマップ上にグランドピアノ、もとい、足を配置して戦利品タイルを入手したり、カラムマークのあるマスにカラムを建設します。
お金カードで奉物タイル、足、カラム等を入手できます。 奉物タイルの数字が同じ奉物カードと同じ数だけ分の効果を発揮します。さらにお金カードを使うことでアップグレードできます。

各時代には国家に依存したそれぞれ異なったプレイ条件が課されます。その時代の全ての神タイルが回収された時点でその時代の終了です。

上述したようにゲーム展開は6つの時代からなり、第3時代と第6時代の後で建てたカラムなどに応じて得点が入ります。

序盤では足が少なく捧物タイルのレベルも低いのでなかなかゲームが進みませんが、後の時代になると足の数が増え、 捧物タイルのレベルも上がって展開が早くなります。ただし獲得できる得点もうなぎ上りになっていくので後半はちょっとしたミスが即敗因につながります。

所感


得点方法がいくつかあり、いろいろな戦略がとれるゲームだと思います。今回プレイした限りでは、お金のカードが引けないと終始じり貧で苦労すること。お金のカードを引いていたプレイヤーががんがんといろいろな捧物タイルを手に入れて差を付けていました。「結局のところ金?」という結論を出すのは早計なので、このあたり、もう少しプレイして様子を見てみたいところです。
神タイルやボード上の戦利品タイルを先に取ったり、相手の移動を妨害したりできますが、直接攻撃といった要素はないので、その辺りプレイヤーの好みで評価が分かれるでしょう。



エアラインズ ヨーロッパ
(Airlines Europe)

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エアラインズ(Airlines)、ユニオンパシフィック(Union Pacific)のリメイク。
いずれも入手困難な自分にとって幻のゲームでした。

基本的な流れは前作と同じで、舞台はヨーロッパになっています。

プレイヤーは次のA~Dのアクションから一つ選択します。

A) 飛行機のライセンスを購入して、飛行機を配置し、株カードを入手する。
B) 手持ちの株カードを公開する。カードの枚数に応じてお金を受け取る。
C) 手持ちの株カードをエア・アバクス株と交換する。
D) お金を受け取る

飛行機がマップ上に配置されるとその航空会社の価値が上がっていきます。

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ちなみにカードに表示された航空会社はどこかで聞いたことのある名前ばかりです。

株カードは場に出された5枚から1つ選ぶか、山札の一番上から1つ取ります。

山札の株カードの中に3枚の決算カードが入っていて、決算カードが出た時に得点計算をします。各航空会社の公開株の数を比べて、上位からより多く得点できます。最後の決算カードが出た時点で最後の得点計算をし、最高得点者の勝ち。

エア・アバクス株は前作に置けるユニオンパシフィック株と同じような感じです。決算が進むに連れ、この株の公開者の獲得できる点は高くなり、もっとも多く公開した場合、最後の決算では16点にもなります。

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上述したように航空会社の飛行機をマップ上に置いていくことでその価値も上がっていきます。
したがって自分が一番多く公開している株の航空会社の路線を拡げたいところです。

ただし注意しなければならないのは各航空会社の飛行機の数が違うこと。白はもっとも少なく勢いでガンガン配置してもすぐになくなってしまいます。

今回は結構早い段階で最後の決算カードが出てしまい、やりたいことが途中で頓挫して不完全燃焼でした。それでもこの幻のゲームが出来たことに満足です。


いくつか気になった点

飛行機駒の赤と橙の色がちょっとわかりづらいのと、カードの橙、灰色のカードがそれぞれ黄色、白と勘違いしてしまう等、色彩の判別にちょっと慣れが必要。

それと場に出された株カードは特定の色(とくに青や黄色など)がいったん溜まって、かつその色の飛行機駒が全然マップ上に配置されていないと、だれも場に出された株カードをとらず、ひたすら山札から引いてしまう現象が起こること。

乗車券ヨーロッパでは、場に出された機関車カードが溜まった場合はすべて捨てて新たに5枚山札から取って場札にするというルールがあるのですが、このゲームではこれについて言及されていません。

今回のように序盤に青色のカードが全然出回っていないとこういったことが起こるのかもしれませんが、戦略を変えることで解決するのか、ちょっといまのところわかりません。


エアライン、ユニオンパシフィックとの比較はできませんが、両者に比べてこちらはプレイ時間が短縮されているようです。説明を入れて2時間。

このゲームの評価は前作をプレイした人とそうでない人で違うと思うので評価について多くを言及するのは避けたいと思います。後者の自分は十分楽しめました。



時間が迫ってきたので短時間でできるゲームを2つほどプレイ。

勝利への道
 (Verflixxt! 英題:That's Life!)

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だいぶ昔のゲームと思っていましたが後で調べると2005年でした。

双六にいろいろな要素を加えてひとひねり入れています。ダイスを振って駒を前に進める双六ですが、駒が一つしかタイル上にない場合、移動後そのタイルをとるというルールが面白いです。タイルには獲得するとプラスになるタイル、マイナスになるタイル、マイナスをプラスに変えるタイルなどがあって他のプレイヤーの駒の配置により自分の駒の動かし方をいろいろ考えなければなりません。

タイルをランダムに配置してプレイしたのですが、あとでルールブックを見直すとタイルの配置を根本的に間違えていたようです。しかし、これでも楽しめました。


フィフティ、フィフティ(FIFTY FIFTY)

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手札でもっとも少ない数字を出した人が場に示された気分カードの数字分の黄色の顔を、最も大きい数字を出した人が 場に示された数字分の青色の顔を受け取ります。黄色の顔を持っているプレイヤーが青の顔を受け取ることになったら、黄色の顔の数字分、差し引いて後、青の顔を受け取ります。いずれもマイナスなので青、黄問わずもっとも少ない数の顔を持ったプレイヤーが勝ち。
プレイする前は青と黄色の二つの顔を獲得して得点するゲームかと思っていました。(結果としては青黄同数取れれば勝ちな訳ですが)。


今回は新作のみならず、幻のゲームのリメイクをプレイできたということで気分が高揚しました。


その他、気になったゲーム

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くるりんパニック。日本でもおなじみ。

トク・トク・ウッドマン

Toc Toc Woodman

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韓国のゲームのようです。ジェンガみたいな感じのゲームです。

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各幹の部分が肌色のパーツとそれを囲う4つの茶色いパーツからなります。プラスチックの斧で軽く叩いて茶色いパーツが落ちれば得点になりますが、肌色のパーツを落とすと大幅に減点されます。力加減は弱すぎず、強すぎずというのがポイントです。

聖エスプリ教会

パリの教会というとたいていはしっかりと独立した区画があって周りとはっきり区別され、「そこに教会がある」ことが初めて来た者にもわかります。

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しかしこの聖エスプリ教会は入り口部分の両側が別の建物に挟まれ、完全に周りと同化したような雰囲気があります。
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普通に通りをまっすぐ見ながら歩いているとそこに教会があることに気づかずに素通りしてしまうかもしれません。

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中に入ると荘厳な雰囲気を感じつつもどこか普通の教会とは違うものを感じます。そう、まるでプラネタリウムの中に入ったような印象を受けます。

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それはこの天井全体をを覆う巨大なドーム。直径22メートル、高さは33メートルあるそうです。
訪れる者の顔を上に向けないわけにはいかなくさせます。

イスタンプールにあるハギアソフィアから着想を得て、建築家ポール・トゥルノンにより1928年から建築が始まり、1935年に完成したとのこと。

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全てが丸みを帯びた曲線で構成されています。

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やや褐色がかったステンドグラス。きらびやかさはないものの、落ち着いた気持ちにさせてくれます。

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入り口の反対側から見る教会。ここから見るとはっきりと教会があることがわかります。

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屋上部分に見えるドームがなんといっても印象的です。


Paroisse du Saint-Esprit
186 Avenue Daumesnil
メトロ6、8番線ドメニル(Daumesnil)駅から徒歩4分

サンドウィッチ

あまりゲームをしてくれる人がなかなか見つからない状況の中で、非ゲーマー向きゲームの探索は自分にとって恒常的な課題です。その中で今回は軽いパーティーゲーム、サンドウィッチ(Sandwich)を紹介したいと思います。

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3人から6人までプレイできます。人数によりルールが若干違います。

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ル・ジュウール(Le Joueur*)というメーカーから出ています。56枚の食材カードが入っています。
*joueurは英語のplayerに相当

ルール

4人以上の場合

準備

各自に食材カードを9枚裏向きに配る。各プレイヤーは表を見ないで山積みにする。


1)マルシェ(marché):食材の入手

 山札の一番上のカードを取って、各自、合図で一斉に表向きにして場に出す。

 自分が出した以外のカードを一つ選んで取る。(椅子取りゲームやカルタの要領で)
 自分が出したカード以外に残っていない場合のみ、そのカードを取ることが出来る。


 山札が無くなりまでマルシェを繰り返す。


2)ポポット(popote): サンドウィッチを作る

 獲得した9枚の食材から3つずつ組み合わせて3種類のサンドウィッチを作る。

 作ったサンドウィッチ(3枚1セットのカード)を裏向きにして時計回りに他のプレイヤーに1セットずつ渡す。

3)デギュスタスィオン(dégustation):試食

 他人が作ったサンドウィッチを受け取った各プレイヤーはそこからどのサンドウィッチがベストか、(あるいはもっともまずそうでないか)考えて順位をつける。

 順位付けが終わったら、各自どのサンドウィッチがベストか説明を入れながら発表する。


 ベストサンドウィッチはそれを作った人が3点獲得。
 2番目のサンドウィッチは2点
 ワーストサンドウィッチは無得点

 得点をつけ終わったら全てのカードを混ぜて次のラウンドを始める。

勝敗


 3ラウンドプレイ後、最高得点者が勝ち。


3人プレイの場合

9枚でなく12枚のカードで始める。

12枚のカードから4つのサンドウィッチ(3枚1組)を作り、他の2人のプレイヤーに2つずつサンドウィッチを渡す。各プレイヤーは計4つのサンドウィッチを受け取り採点する。

ベストサンドウィッチは3点
2位は2点
3位は1点
ワーストは無得点。

以下は4人以上のルールに同じ。

所感

ルールを読むと「こんなんで面白いのかな?」という疑問符がわくのですが、ゲームを始めると「こんなゲームで」と思いつつも、終始笑いを抑えることが出来ません。

食材の入手

カルタの要領でサンドウィッチにふさわしい具材を素早く探します。これだけでも盛り上がります。

サンドウィッチを作る

具材が9種類もあるので一つぐらいはまともなサンドウィッチが作れるのですが、それでも「自分ならこれだけは食べたくない」という具材の組み合わせのサンドウィッチが出来てしまいます。


そういう展開からときどき傑作(?)サンドウィッチが生まれます。


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本日の傑作サンドウィッチ。レモンと青リンゴにマスタードソースをからめたサンドウィッチ。

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上は3人プレイ時の写真。

ほとんどがまともな食材の中にときどきおかしなものが混じっているのがポイントです。
食材の中に「車のタイヤ」とか「レンガ」とかが入っていると一気に興醒めするところですが、ちゃんとした食材で単独あるいはもう一つくらいと組み合わせればそれなりのサンドウィッチが作れるのに、3つとなるとどうにもこうにもまとまらないというのがミソです。おふざけたコンセプトの中になにげに計算されているようなものを感じます。

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鬼門のチョコ。これを引くと萎えますが、その後、うまく具材を組み合わせれば起死回生のベストサンドウィッチが作れるかもしれません。


試食

このゲームの肝はやはり試食のときの評価でしょう。ここを淡々と採点してしまうと実にしらけたゲームになってしまいます。

食通を気取りながらサンドウィッチを作った人に質問をしたりしながら評価の説明をするとさらに面白くなるでしょう。プレイヤーの中に料理に詳しい人や料理マンガなどが好きな人がいると専門用語を色々出してきてさらに楽しくなるはずです。(あまり専門すぎると周りが引いてしまうと思いますが。。)

採点は主観が入るので、勝ち負けにこだわりすぎると面白くありません。あくまで結果よりも過程を楽しむゲームです。

それでも「なんで俺が作ったサンドウィッチだけいっつも低評価なんだよ!」という声が挙るようでしたら、誰か作ったかわからないようにサンドウィッチを渡すのがいいかと思います。(サンドウィッチを評価した後で誰が作ったか自己申告制にする。)


まとめ

完全なパーティーゲームです。ゲームを2つ用意すれば7人以上でもプレイできます。ただし3人でも十分面白いです。

普段ゲームをしない女性にも受けると思います。実際、小さな女の子から60歳代の女性まで幅広い年代層の女性に受けました。

料理マンガや、料理番組が好きな人ならさらに楽しめるでしょう。

カウンティングをするなど戦略的な要素がないわけではありません。否、このゲームは自分が作ったサンドウィッチでみんながどういう反応をしてくるか、また上述したように他人(ひと)の作ったサンドウィッチをおもしろおかしく批評するのが醍醐味だと思います。

注意点 その1

ポジティブな面をあげましたが、手放しで御薦めできる訳ではありません。
難点は、フランスのゲームだけあって、フランス特有の食材がいくつかあること。(ボードゲームギークでも高い評価をしているのはフランス人であることに注意)。土地の食文化はその土地の食材に根付いているので、日本人からするとちょっとピンと来ない場合も起こると思います。以下に列挙します。


シュークルート (choucroute)

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アルザス地方の料理。塩漬けて発酵させたキャベツ(ドイツではザワークラウトとも呼ばれる)とソーセージなどをつけ合わせた物。

コルニッション (chornichon)

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食感はハンバーガーに入っているピクルスのような感じ。小振りなのでスライスせずにそのまま口に放り込む人も。

リレット (rillettes)

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多くは豚肉をペースト状にしたもの。

ソシソン (saucisson)

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サラミよりも固く、薫製にしたものや馬の肉をつかったものもある。

フェタチーズ (feta)

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ギリシャ産の羊、ヤギの乳を使ったチーズ

チョリソ (chorizo)

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スパイスの利いたソーセージ。英語ではチョリゾー、仏語ではショリゾと発音。


マイナーな要因でしょうが、必ずしも日本人に受けるかは若干疑問の余地が残るところです。あるいはこれらのカードをあらかじめ抜いておくというのもありかと思います。(6人プレイだと2枚までしか除けませんが)

どちらかといえば、同じコンセプトで日本の食材を扱ったゲームを作るのも一案かとも思います。

例えば「チョコ、メンマ、イチゴ、梅、納豆、豆腐、マヨネーズ、ケチャップ、味噌、これらから3つずつ組み合わせて3種類の斬新な手巻き寿司をつくってもらいたい」みたいな感じのゲームの方が日本人には受けるのかもしれません(?)

注意点 その2

このゲームのルールは仏語の他に、英語、西語、独語があるのですが、仏語以外のルールが若干違っています。仏語以外のルールではマルシェのあと、プレイヤー間で食材の交換ができるとあるのですが、仏語ルールではこれはバリアント扱いになっています。マルシェの意義が薄れてしまうので個人的にはこの食材の交換はしないほうがいいと思います。

また英語ルールでは3人用ルールの説明が抜けています。

終わりに

質は悪くはないのですが、非常に切りづらく、掴みづらい正方形のカード、各言語で統一されていないルールなど突っ込みどころは多いのですが、なぜか隅に置けないゲームです。

アメリカにいた頃、「料理の鉄人」が「アイロンシェフ(Iron Chef)」という名で放送されていました。フランスではマスターシェフ(Master Chef)、トップシェフ(Top Chef)という料理番組が放送されています。料理の味を競うというのはどこの国でも受け入れられる大衆文化なのかもしれません。