パリの共同洗濯場跡

アリグル広場からほど近いところに昔の共同洗濯場跡があります。

「GRAND LAVOIR du MARCHÉ LENOIR ルノワール市場の大洗濯場」と書いてあります。両端の数字9はこの洗濯場のあった住所(9 Rue de Cotte)を表しています。

実はご覧の通り、正面のみで後ろがありません。
この洗濯場跡の今の住所は3 Rue de Cotteとなっています。
元にあった場所に新しい建物を建てるために取り壊すはめになっていたところ、付近の住民の意向で保存することを決めたそうです。そのため、前にあった場所から数十メートル離れたこの場所へ正面部分のみ移されたということです。

エミル・ゾラの作品の中でしばしば描かれる共同洗濯場ですが、このルノワール市場の洗濯場は、ヴィクトル・ユーゴの「ある犯罪者の物語(Histoire d'un crime)」という作品の中で実際に登場します。
3 Rue de Cotte
メトロ8番線Ledru Rollinから徒歩7分。またはリオン(Gare de Lyon)駅から徒歩10分。
パリのビリヤード場 Safety Club

パリの北、ポルト・ドゥ・ラ・シャペルにあるボーリング場の中にビリヤード場があります。

このSafety Clubは一階が主にポケットですが階段を上がって2階に上がると意外な光景が。

2階のほぼ半分をスヌーカーの台が占めています。その数9台。パリでこれだけのスヌーカーの台があるのはおそらくここだけではないでしょうか。ポケットの台よりも多いというのは驚きです。
興味深いのはプレイしている人たち。インド人が多いのです。調べてみるとスヌーカーはインドでも人気があるようです。スヌーカーがインド発祥という説もあることからでしょうか。

階段と2階には数多くのスヌーカーのプレイヤーの写真などが飾ってあります。

他にはスリークッションの台が1つ。
パリのビリヤード場はポケットが主流。これだけのスヌーカー台を置いてあるのはパリでは異色のビリヤード場です。
Safety Club
6 ave Porte de la Chaplle 75018 Paris
Tel : 01.46.07.42.02
ホームページ:snookerclub-paris.fr
12番線ポルト・ドゥ・ラ・シャペル(Porte de la Chapelle)から徒歩2分。
パリの田舎
パリの東部、ポルト・ドゥ・バニョレの近くに「パリの田舎ラ・カンパーニュ・ア・パリLa Campagne à Paris」と呼ばれる所があります。
ポルト・ドゥ・バニョレ駅から外に出るとあいにくの雨模様。しばらく待っていると一瞬の晴れ間があったので訪ねてみました。
この「パリの田舎 」は多くのパリのガイドブックに紹介されています。駅前のロータリーからやや小高い場所にあります。

「パリの田舎」へと通ずる階段。

階段を上りきると敷石の路地の両側に小さな家々が並んでいました。

どの家も2階建てで小さな庭を備えています。


ここはかつて石膏の採掘場があった場所でした。貧しい人たちを助けるために、20世紀初頭、二人の見識ある政治家、Jules SiegfriedとPaul Strauss、そしてIrénée-Blancが代表となって、「パリの田舎(ラ・カンパーニュ・ア・パリ)」という住宅共同組合が設立されました。
採掘場だっただけに基盤は不安定で困難を極めたそうです。

往来の激しいポルト・ドゥ・バニョレのすぐ近くなのに、車が通り抜けることがないので静かです。

通りはこの「パリの田舎」に貢献した創始者の名前を冠しています。

家々の数字もどこか凝っています。


どの家々も花や木で飾られています。

家の壁にも装飾が施されているものもあります。

こういった家はパリ郊外に行けば見かけることができますが、パリ市内ではなかなか見つかりません。

この「パリの田舎」にある家の数は89軒ということです。

雨が上がったあとのパリの田舎には虹が掛かっていました。
パリの田舎(ラ・カンパーニュ・ア・パリ)[La Campagne à Paris]
Rue Irénée-Blanc, Jues-Siegfried, Paul-Strauss沿い
メトロ3番線ポルト・ドゥ・バニョレ(Porte de Bagnolet)から徒歩2分。
ポルト・ドゥ・バニョレ駅から外に出るとあいにくの雨模様。しばらく待っていると一瞬の晴れ間があったので訪ねてみました。
この「パリの田舎 」は多くのパリのガイドブックに紹介されています。駅前のロータリーからやや小高い場所にあります。

「パリの田舎」へと通ずる階段。

階段を上りきると敷石の路地の両側に小さな家々が並んでいました。

どの家も2階建てで小さな庭を備えています。


ここはかつて石膏の採掘場があった場所でした。貧しい人たちを助けるために、20世紀初頭、二人の見識ある政治家、Jules SiegfriedとPaul Strauss、そしてIrénée-Blancが代表となって、「パリの田舎(ラ・カンパーニュ・ア・パリ)」という住宅共同組合が設立されました。
採掘場だっただけに基盤は不安定で困難を極めたそうです。

往来の激しいポルト・ドゥ・バニョレのすぐ近くなのに、車が通り抜けることがないので静かです。

通りはこの「パリの田舎」に貢献した創始者の名前を冠しています。


家々の数字もどこか凝っています。



どの家々も花や木で飾られています。


家の壁にも装飾が施されているものもあります。

こういった家はパリ郊外に行けば見かけることができますが、パリ市内ではなかなか見つかりません。

この「パリの田舎」にある家の数は89軒ということです。

雨が上がったあとのパリの田舎には虹が掛かっていました。
パリの田舎(ラ・カンパーニュ・ア・パリ)[La Campagne à Paris]
Rue Irénée-Blanc, Jues-Siegfried, Paul-Strauss沿い
メトロ3番線ポルト・ドゥ・バニョレ(Porte de Bagnolet)から徒歩2分。
ミステリーエクスプレスについて
前回のゲームパーティーでのミステリーエクスプレスの文章で本来「(犯行)手口」となるところを「凶器」と書いていましたので記事を訂正しました。
犯行手口のなかには列車外へ突き落とすといったおそらく凶器が存在しないカード(仏語版で3人プレイでは使用しない(後述))もありました。
以下は英語版と仏語版のカードの比較です。
犯行時刻 [英/仏] TIME/HEURE DE CRIME
注:
英語の発音はイギリス式表記です。例:SHOT ショット[英] シャット[米]
数字のついていないのは3人プレイのときに使用されるカード。
[4] は4人プレイのときに追加されるカード。[5]は5人プレイのときにさらに追加されるカード。
使用される犯行時刻のカードは人数に依存しません。
理由はわからないのですが、英語版と仏語版では3、4人プレイ時で使用されないカードが違います。例えば3人プレイの場合、犯行場所のカードの中で、英語版では寝台車と喫煙車、仏語版ではクラブカーと食堂車が使用されません。
手口について
カードの裏面表記は英語と仏語で同じです。MODUS OPERANDIはラテン語。
容疑者について
名前の綴りは英語と仏語で同じです。訳では日本語表記の場合、複数考えられる(例:Edmund エドモンド、エドマンド、 O'rourke:オルーク、オロークなど)ますが一つだけ挙げました。発音については出身地と思われる言語の発音にならいました。
犯行場所について
カード表記が英語版ではLOCATION(場所)、仏語版ではWAGON(車両)となっています。このため英語では「- Car(~車)」という表記になっています。
ラウンジカーとはラウンジ(長いソファなど置いてあってくつろげる場所)が設置された車両。クラブカーとは飲み物などを提供できる場所が設置された車両。一般にはどちらも備えてあるので英語ではclub carとlounge carは同義とする辞書もあるようです。またclub carはゴルフカートの意味もあります。車両などに詳しい方がいらしたら違いを教えて下さい。
犯行時刻について
時間の英語表記では本来なら4時は4:00となるところが4hと仏語表記のままになっています。
犯行時刻の同定について
ほかの4つのカードと違い、記憶力が必要とされる犯行時刻の同定。
8種類の時計カードの特徴を覚えれば2回目以降、それなりに攻略は立てられますがそれでも一筋縄ではいかないかと思われます。
また、この時計カードはほかの種類のカードやアクションとは絡んでこないので、ボードゲームギーク(BGG)では時計カードを他のカードやアクションと組み合わせたバリアントがいくつか議論、提唱されています。
バリアントやその議論など(英語)
別のバリアント(英語)
犯行時刻の攻略法
さらにボードゲームギークでは犯行時刻同定の攻略法が挙げられています。
もちろん、初めてプレイする方にはここを見ることはお勧めしません。また攻略法を知ることでゲームそのものがつまらなくなってしまう危険性をはらんでいることも各自留意ください。
あくまで、何度も何度もプレイしてそれでもどうしても犯行時刻だけは同定できないというときのために。
犯行時刻の攻略法(英語)
犯行手口のなかには列車外へ突き落とすといったおそらく凶器が存在しないカード(仏語版で3人プレイでは使用しない(後述))もありました。
以下は英語版と仏語版のカードの比較です。
手口 [英、仏]MODUS OPERANDI
| 容疑者 [英/仏]SUSPECT/SUSPECT
|
動機 [英/仏] MOTIVE/MOBILE
| 場所 [英/仏] LOCATION/WAGON
|
訳 | 英語 | 仏語 |
---|---|---|
4時 | 4h フォー | 4h キャトルール |
4時30分 | 4h30 フォー サーティ | 4h30 キャトルール トラント |
4時45分 | 4h45 フォー フォーティファイヴ | 4h45 キャトルール キャロンサンク |
6時15分 | 6h15 スィックス フィフティーン | 6h15 スィズール キャーンズ |
6時30分 | 6h30 スィックス サーティ | 6h30 スィズール トラント |
11時15分 | 11h15 イレブン フィフティーン | 11h15 オーンズール キャーンズ |
11時45分 | 11h45 イレヴン フォーティファイヴ | 11h45 オーンズール キャロンサンク |
12時 | 12h トゥウェルヴ | 12h ドゥーズール |
注:
英語の発音はイギリス式表記です。例:SHOT ショット[英] シャット[米]
数字のついていないのは3人プレイのときに使用されるカード。
[4] は4人プレイのときに追加されるカード。[5]は5人プレイのときにさらに追加されるカード。
使用される犯行時刻のカードは人数に依存しません。
理由はわからないのですが、英語版と仏語版では3、4人プレイ時で使用されないカードが違います。例えば3人プレイの場合、犯行場所のカードの中で、英語版では寝台車と喫煙車、仏語版ではクラブカーと食堂車が使用されません。
手口について
カードの裏面表記は英語と仏語で同じです。MODUS OPERANDIはラテン語。
容疑者について
名前の綴りは英語と仏語で同じです。訳では日本語表記の場合、複数考えられる(例:Edmund エドモンド、エドマンド、 O'rourke:オルーク、オロークなど)ますが一つだけ挙げました。発音については出身地と思われる言語の発音にならいました。
犯行場所について
カード表記が英語版ではLOCATION(場所)、仏語版ではWAGON(車両)となっています。このため英語では「- Car(~車)」という表記になっています。
ラウンジカーとはラウンジ(長いソファなど置いてあってくつろげる場所)が設置された車両。クラブカーとは飲み物などを提供できる場所が設置された車両。一般にはどちらも備えてあるので英語ではclub carとlounge carは同義とする辞書もあるようです。またclub carはゴルフカートの意味もあります。車両などに詳しい方がいらしたら違いを教えて下さい。
犯行時刻について
時間の英語表記では本来なら4時は4:00となるところが4hと仏語表記のままになっています。
犯行時刻の同定について
ほかの4つのカードと違い、記憶力が必要とされる犯行時刻の同定。
8種類の時計カードの特徴を覚えれば2回目以降、それなりに攻略は立てられますがそれでも一筋縄ではいかないかと思われます。
また、この時計カードはほかの種類のカードやアクションとは絡んでこないので、ボードゲームギーク(BGG)では時計カードを他のカードやアクションと組み合わせたバリアントがいくつか議論、提唱されています。
バリアントやその議論など(英語)
別のバリアント(英語)
犯行時刻の攻略法
さらにボードゲームギークでは犯行時刻同定の攻略法が挙げられています。
もちろん、初めてプレイする方にはここを見ることはお勧めしません。また攻略法を知ることでゲームそのものがつまらなくなってしまう危険性をはらんでいることも各自留意ください。
あくまで、何度も何度もプレイしてそれでもどうしても犯行時刻だけは同定できないというときのために。
犯行時刻の攻略法(英語)
| HOME |