ヴァロワールの村

ヴァロワール(Valloire)はサヴォワ県の南に位置し、周囲を山で囲まれた人口1300人ほどの村です。

赤い部分がサヴォワ県。

サヴォワ県の地図。県南部にヴァローワールがあります。

パリやリオンから向かう場合、北にあるサン=ミシェル・ド・モリエーヌ(St Michel de Maurienne)から曲がりくねった山道を進むことになります。この村を過ぎてさらに南下するとツールドフランスで有名なガリビエ峠(Col du Galibier)があるため、多くのサイクリストがこの村へ目指して急な山道を登っていきます。

村に入るとさまざまな動物の彫刻が出迎えてくれます。

わらで出来たオブジェも

この村は冬はスキーリゾートとして知られ、ロープウェイが村から東にあるクレイ・デュ・カール(Crey du Quart)山へ向かっていきます。

村役場は教会の隣にありその前は広場になっています。

この村で育ったジャン・バティス・グランジュが2011年にスラロームのワールドチャンピオンになったことでも知られています。


村の南の崖の上には十字架が村全体を見渡すかのように立っていました。

ヴァロワール教会。

小さな教会ですが、内部には見事な装飾がされていました。








四方を山に囲まれた村にもかかわらず、寂れた様子はなく、朝市が開かれ、またカルフール(フランスのスーパーマーケット)がありました。

先ほどの十字架が広場からも見えます。

店はレストランか、スキーショップが軒を連ね、お土産屋というのはあまりありませんでした。

村の南側出口にある牛の像。多くのサイクリストがここを抜け、南のガリビエ峠へ向かっていました。
夏のヴァロワールはハイキングやサイクリストで賑わう村でした。冬のヴァロワールはまた違った顔を見せるのでしょう。
サヴォワ県、ヴァロワールへ旅行
夏休みを取ってサヴォワ県にあるヴァロワール(Valloire)という村に滞在しました。

赤い部分がサヴォワ県。

サヴォワ県の地図。地図をクリックすると拡大されます。地図の中央下にヴァロワール(Valloire)があります。
この村は冬はスキーリゾート地として知られていますが、夏でも多くの人で賑わいます。この村の南にはツールドフランスの最高点として知られるガリビエ峠(Col du Galibier)があり、多くのサイクリストが道路や町を行き交います。四方を山に囲まれた村なのでハイキングにも適しています。

ヴァロワールの村(詳細)

ヴァロワール周辺の登山、ハイキング
サン・ピエール小教会(詳細)
クレイ・デュ・カール山(詳細)
セルス湖(詳細)
ル・クロ・デ・ラン(詳細)
ル・セタ・デ・プレ山(詳細)

ガリビエ峠(詳細)
ほぼ3年ぶりにハイキングをすることができました。

赤い部分がサヴォワ県。

サヴォワ県の地図。地図をクリックすると拡大されます。地図の中央下にヴァロワール(Valloire)があります。
この村は冬はスキーリゾート地として知られていますが、夏でも多くの人で賑わいます。この村の南にはツールドフランスの最高点として知られるガリビエ峠(Col du Galibier)があり、多くのサイクリストが道路や町を行き交います。四方を山に囲まれた村なのでハイキングにも適しています。

ヴァロワールの村(詳細)

ヴァロワール周辺の登山、ハイキング
サン・ピエール小教会(詳細)
クレイ・デュ・カール山(詳細)
セルス湖(詳細)
ル・クロ・デ・ラン(詳細)
ル・セタ・デ・プレ山(詳細)

ガリビエ峠(詳細)
ほぼ3年ぶりにハイキングをすることができました。
フランスのもっとも美しい村 ヴォギュエ(Vogüe)
バラズュックに続き、アルデッシュにあるもう一つの「フランスのもっとも美しい村」ヴォギュエ(Vogüe)を訪れました。

川の対岸から望むヴォギュエ。車一台がやっと通れる橋を渡って村に入ります。

訪れたのは9月の夕方。観光客は去り、村は静かな雰囲気を醸し出していました。

誰もいない教会。夕日を浴びたステンドグラスの光が教会の壁に映えていました。

ヴォギュエ城(Château de Vogüe)。

人ひとりがやっと通れそうな道。
かつてはラバ引きがローヌ側流域のワインをル・ピュイ・アン・ヴレイ(Le Puy en Velay)まで運び、そこから穀物を持って帰ってきたという道が遺っています。

鐘楼にも似たこの塔は家の階井の上部。家は17世紀の城の執事のものだということです。

間近でみるヴォギュエ城。最も古い部分は11世紀に遡り、12世紀には今の姿の原型ができたそうです。
バラズュックと違い、こちらは舗装された道が多く、また橋を渡って通り抜ける車もあるので川沿いの道路付近はやや混雑します。

領主の館の跡。
今回は静かな村を散策しましたが7月、8月、とくに月曜の朝市のときが活気付き、にぎやかになるそうです。

川の対岸から望むヴォギュエ。車一台がやっと通れる橋を渡って村に入ります。

訪れたのは9月の夕方。観光客は去り、村は静かな雰囲気を醸し出していました。


誰もいない教会。夕日を浴びたステンドグラスの光が教会の壁に映えていました。

ヴォギュエ城(Château de Vogüe)。

人ひとりがやっと通れそうな道。
かつてはラバ引きがローヌ側流域のワインをル・ピュイ・アン・ヴレイ(Le Puy en Velay)まで運び、そこから穀物を持って帰ってきたという道が遺っています。

鐘楼にも似たこの塔は家の階井の上部。家は17世紀の城の執事のものだということです。

間近でみるヴォギュエ城。最も古い部分は11世紀に遡り、12世紀には今の姿の原型ができたそうです。
バラズュックと違い、こちらは舗装された道が多く、また橋を渡って通り抜ける車もあるので川沿いの道路付近はやや混雑します。

領主の館の跡。
今回は静かな村を散策しましたが7月、8月、とくに月曜の朝市のときが活気付き、にぎやかになるそうです。
「フランスのもっとも美しい村」バラズュック(BALAZUC)

アルデッシュにある「フランスのもっとも美しい村」の一つ、バラズュック(Balazuc)はヴァロンポンダルクの北、アルデッシュ川沿いにあり、中心部は崖の上にあります。
Balazucの名前はガリアのBALADUNUMに由来しています。。DUNUMとは「高いところ」、BALAはガリアの言葉で「岩」を意味するBALからきています。11世紀から13世紀にかけて要塞化した村で、いまでもその名残が村のあちこちで見られます。


トンネルのような通り。


石畳の道。小さな路地は当然、車は入れません。村の通りは様々の色の花で彩られています。
バラズュックには旧教会と新教会があり、旧教会のなかはギャラリーになっていて彫刻などが展示されていました。

11世紀に建てられたこの旧教会の外からは階段で教会の上まで登ることができ、そこから街全体とアルデッシュ川にかかる橋を見渡すことができます。

旧教会から新教会を見る。


19世紀後半に建てられた新教会

市役所の中庭には16世紀に近くで発見された3世紀末期か4世紀初期に制作された石棺(sarcophage)のレプリカがあります。旧約、新約聖書から7つの場面が描写されています。実物はリオンのガロ・ロマン文化博物館(Musée de la Civilisation Gallo-Romaine)にあるそうです。


橋を渡って対岸の川沿いを少し歩くとル・ヴィエル・オドン( le Viel Audon)という小さな村があります。かつては廃墟同然になって棄てられた村ですが1970年代から数千人に上るボランティアが村を少しずつ再建し、なかにはそこに住むことを決めた人もいるとか。いまではそこで生産されたヤギのチーズなどを売っています。

対岸からバラズュックを望む