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パリのゲームセンター

パリ市内には日本のゲームセンターに相当する施設がほとんどありません。

複合娯楽施設としてはここラ・テット・ダン・レ・ヌアージュ(La tête dans les nuages)があります。
ラ・テット・ダン・レ・ヌアージュとは直訳すると「雲の中の頭」ということになるのですが、映画のタイトルにもなっています。またdans les nugagesを使った表現に

Il est dans les nuages.
彼はうわの空だ。
直訳:彼は雲の中にいる

といったものがあります。

このゲームセンターは建物の地下にありますが、天井は高く、明るく広々とした印象を受けます。テレビゲームだけでなく、ミニボーリング場、ビリヤード台などがあります。

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多くはレーシングゲームなど複数の人と同時に楽しめるタイプです。

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筐体は日本製が多く、ナムコやセガなどが設置されています。

日本のように筐体に直接硬貨を入れるのではなく、専用のコインを購入してプレイします。

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ミニボーリング場。

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小さめのボーリングとあって子供連れで遊ぶ人が多いようです。

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ビリヤードはコイン式の小さめの台が数台。


ボストン近郊にいた時も日本のようなゲームセンターはなく、ボーリング場やビリヤード台などが設置された施設にテレビゲームの筐体も設置されているという場合が多かったです。

アメリカでは対戦格闘ゲームより、スポーツゲーム(主に野球、バスケット、アメフトなど)やウォーゲーム、ガンシューティングなどが人気でした。ここパリでも格闘ゲームは少なく、スポーツはやはりサッカー、そしてテニスなどが多めに設置されています。

家庭用ゲーム機の普及、携帯ゲーム機の普及、そしてオンラインゲームの普及とともに、日本のゲームセンターも常に変化を続けていますが、このパリのゲームセンターも時代の変遷とともにやはり変わっていくでしょうか。


La tête dans les nuages
5 Boulevard des Italiens, 75002 Paris
メトロ8、9番線リシュリュー ドリュオー(Lichelieu Dorouot)駅前

参考:
パリの対戦格闘ゲームセンター

パリで一番短い通り


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サン・ドニ門からほど近い場所にパリでもっとも短い通りがあります。ドゥグレ通り(Rue de Degrés)と言います。


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地図上で見ると、車の侵入不可の表示があるだけの道なのですが、ご覧の通り、階段です。確かにこれでは車は入れません。


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反対側から見た通り。階段状の道は14段で長さ、5.75メートル。道の両端の家にはドアもなく窓もありません。


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車はもちろん、バイクや自転車も通れません。それでも歩行者にはありがたい「道」といえるでしょう。

ちなみに世界一短い通りはスコットランド、ウィックにあるエベネザー・プレイス(Ebenezer place)で長さは2.06メートル。

ドゥグレ通り
メトロ4、8、9番線ストラスブール サン・ドニ(Strasbourg St-Denis)駅から徒歩3分

参考:
パリで一番小さい家