ゲームデザイナーの顔写真総覧
フランスのボードゲームのサイト トリック・トラックが一新されました。
前のウェブサイトとまったく形式が変わってしまったため、従来のユーザーには少し困惑するところではありますが、機能が大幅にアップされています。
とくに圧巻は数千人のボードゲームデザイナーの写真が見れることです。
(こちら)をクリック。
その数4800人以上。日本人のデザイナーや在りし日のシドサクソンなどの姿も見つかります。
また写真をクリックすることでデザイナーのホームページなどの情報が表示されます。
ゲームのイラストレイターは(こちら)をクリック。
デザイナーを兼ねている人もいますが、こちらも3000人もいるとは驚きです。
参考:
トリック・トラック(ホームページ)
前のウェブサイトとまったく形式が変わってしまったため、従来のユーザーには少し困惑するところではありますが、機能が大幅にアップされています。
とくに圧巻は数千人のボードゲームデザイナーの写真が見れることです。
(こちら)をクリック。
その数4800人以上。日本人のデザイナーや在りし日のシドサクソンなどの姿も見つかります。
また写真をクリックすることでデザイナーのホームページなどの情報が表示されます。
ゲームのイラストレイターは(こちら)をクリック。
デザイナーを兼ねている人もいますが、こちらも3000人もいるとは驚きです。
参考:
トリック・トラック(ホームページ)
ミステリーエクスプレスについて
前回のゲームパーティーでのミステリーエクスプレスの文章で本来「(犯行)手口」となるところを「凶器」と書いていましたので記事を訂正しました。
犯行手口のなかには列車外へ突き落とすといったおそらく凶器が存在しないカード(仏語版で3人プレイでは使用しない(後述))もありました。
以下は英語版と仏語版のカードの比較です。
犯行時刻 [英/仏] TIME/HEURE DE CRIME
注:
英語の発音はイギリス式表記です。例:SHOT ショット[英] シャット[米]
数字のついていないのは3人プレイのときに使用されるカード。
[4] は4人プレイのときに追加されるカード。[5]は5人プレイのときにさらに追加されるカード。
使用される犯行時刻のカードは人数に依存しません。
理由はわからないのですが、英語版と仏語版では3、4人プレイ時で使用されないカードが違います。例えば3人プレイの場合、犯行場所のカードの中で、英語版では寝台車と喫煙車、仏語版ではクラブカーと食堂車が使用されません。
手口について
カードの裏面表記は英語と仏語で同じです。MODUS OPERANDIはラテン語。
容疑者について
名前の綴りは英語と仏語で同じです。訳では日本語表記の場合、複数考えられる(例:Edmund エドモンド、エドマンド、 O'rourke:オルーク、オロークなど)ますが一つだけ挙げました。発音については出身地と思われる言語の発音にならいました。
犯行場所について
カード表記が英語版ではLOCATION(場所)、仏語版ではWAGON(車両)となっています。このため英語では「- Car(~車)」という表記になっています。
ラウンジカーとはラウンジ(長いソファなど置いてあってくつろげる場所)が設置された車両。クラブカーとは飲み物などを提供できる場所が設置された車両。一般にはどちらも備えてあるので英語ではclub carとlounge carは同義とする辞書もあるようです。またclub carはゴルフカートの意味もあります。車両などに詳しい方がいらしたら違いを教えて下さい。
犯行時刻について
時間の英語表記では本来なら4時は4:00となるところが4hと仏語表記のままになっています。
犯行時刻の同定について
ほかの4つのカードと違い、記憶力が必要とされる犯行時刻の同定。
8種類の時計カードの特徴を覚えれば2回目以降、それなりに攻略は立てられますがそれでも一筋縄ではいかないかと思われます。
また、この時計カードはほかの種類のカードやアクションとは絡んでこないので、ボードゲームギーク(BGG)では時計カードを他のカードやアクションと組み合わせたバリアントがいくつか議論、提唱されています。
バリアントやその議論など(英語)
別のバリアント(英語)
犯行時刻の攻略法
さらにボードゲームギークでは犯行時刻同定の攻略法が挙げられています。
もちろん、初めてプレイする方にはここを見ることはお勧めしません。また攻略法を知ることでゲームそのものがつまらなくなってしまう危険性をはらんでいることも各自留意ください。
あくまで、何度も何度もプレイしてそれでもどうしても犯行時刻だけは同定できないというときのために。
犯行時刻の攻略法(英語)
犯行手口のなかには列車外へ突き落とすといったおそらく凶器が存在しないカード(仏語版で3人プレイでは使用しない(後述))もありました。
以下は英語版と仏語版のカードの比較です。
手口 [英、仏]MODUS OPERANDI
| 容疑者 [英/仏]SUSPECT/SUSPECT
|
動機 [英/仏] MOTIVE/MOBILE
| 場所 [英/仏] LOCATION/WAGON
|
訳 | 英語 | 仏語 |
---|---|---|
4時 | 4h フォー | 4h キャトルール |
4時30分 | 4h30 フォー サーティ | 4h30 キャトルール トラント |
4時45分 | 4h45 フォー フォーティファイヴ | 4h45 キャトルール キャロンサンク |
6時15分 | 6h15 スィックス フィフティーン | 6h15 スィズール キャーンズ |
6時30分 | 6h30 スィックス サーティ | 6h30 スィズール トラント |
11時15分 | 11h15 イレブン フィフティーン | 11h15 オーンズール キャーンズ |
11時45分 | 11h45 イレヴン フォーティファイヴ | 11h45 オーンズール キャロンサンク |
12時 | 12h トゥウェルヴ | 12h ドゥーズール |
注:
英語の発音はイギリス式表記です。例:SHOT ショット[英] シャット[米]
数字のついていないのは3人プレイのときに使用されるカード。
[4] は4人プレイのときに追加されるカード。[5]は5人プレイのときにさらに追加されるカード。
使用される犯行時刻のカードは人数に依存しません。
理由はわからないのですが、英語版と仏語版では3、4人プレイ時で使用されないカードが違います。例えば3人プレイの場合、犯行場所のカードの中で、英語版では寝台車と喫煙車、仏語版ではクラブカーと食堂車が使用されません。
手口について
カードの裏面表記は英語と仏語で同じです。MODUS OPERANDIはラテン語。
容疑者について
名前の綴りは英語と仏語で同じです。訳では日本語表記の場合、複数考えられる(例:Edmund エドモンド、エドマンド、 O'rourke:オルーク、オロークなど)ますが一つだけ挙げました。発音については出身地と思われる言語の発音にならいました。
犯行場所について
カード表記が英語版ではLOCATION(場所)、仏語版ではWAGON(車両)となっています。このため英語では「- Car(~車)」という表記になっています。
ラウンジカーとはラウンジ(長いソファなど置いてあってくつろげる場所)が設置された車両。クラブカーとは飲み物などを提供できる場所が設置された車両。一般にはどちらも備えてあるので英語ではclub carとlounge carは同義とする辞書もあるようです。またclub carはゴルフカートの意味もあります。車両などに詳しい方がいらしたら違いを教えて下さい。
犯行時刻について
時間の英語表記では本来なら4時は4:00となるところが4hと仏語表記のままになっています。
犯行時刻の同定について
ほかの4つのカードと違い、記憶力が必要とされる犯行時刻の同定。
8種類の時計カードの特徴を覚えれば2回目以降、それなりに攻略は立てられますがそれでも一筋縄ではいかないかと思われます。
また、この時計カードはほかの種類のカードやアクションとは絡んでこないので、ボードゲームギーク(BGG)では時計カードを他のカードやアクションと組み合わせたバリアントがいくつか議論、提唱されています。
バリアントやその議論など(英語)
別のバリアント(英語)
犯行時刻の攻略法
さらにボードゲームギークでは犯行時刻同定の攻略法が挙げられています。
もちろん、初めてプレイする方にはここを見ることはお勧めしません。また攻略法を知ることでゲームそのものがつまらなくなってしまう危険性をはらんでいることも各自留意ください。
あくまで、何度も何度もプレイしてそれでもどうしても犯行時刻だけは同定できないというときのために。
犯行時刻の攻略法(英語)
麻雀 :日本、アメリカ、フランス
私がボードゲームにはまったきっかけのきっかけは麻雀でした。アメリカにいた時、アメリカ人にドミノを紹介してもらい、今度は自分がアメリカ人やアメリカに来た外国人に日本の麻雀を紹介しようと思いました。中華街で麻雀牌を購入し、ルールを英訳して印刷して準備万端のつもりで彼らを自宅に招待しました。しかし結果は散々でした。。。
結論から先に言うと「難しすぎる!!」と。。。
彼らにとっては麻雀牌自体初めてみるもの。すべてが珍しく、まず、準備の段階でも「なぜこれはこうするのか」など質問が矢継ぎ早に飛んできて「それはあとで説明するから」といっても納得しません。
なんといってもやはりルールの煩雑さが問題でした。ポンやらチーの仕方といったことは理解できても意外とその他の細かなルールを説明しなければならず、そのたびに混乱を招いてしまいました。
さらに得点計算方法。これもきちんと英訳して分かりやすく順を追って説明したのですが、初めて麻雀を目にする人には難しすぎたようです。もっとも麻雀をする日本人のなかでも得点計算は人任せの人もいますから初めての外国人にはもっと難しかったのも無理はありません。
それと招待した友人が普段それほどゲームをする人たちではなかったのも今思えば反省点です。
2局ほどやってみんなギブアップしてしまいました。
麻雀は一回やっただけで面白さが分かる類のゲームではありません。何度も遊んでその面白さ、奥の深さが分かってくるものです。私たち日本人はなぜ麻雀をするのか。いろいろ理由はあると思いますがそのなかに「周りがやっているから」「前に見たことがあって興味があるから」等の理由で麻雀を始めて、その魅力に取り付かれて続ける人たちが多いのではないでしょうか。
日系移民の多い西海岸なら状況は違うのかもしれませんが、私のいた東海岸に限って言えば麻雀は一般のアメリカ人にはあまり知られていません。アメリカ人に「麻雀って知ってる?」と聞くとたいてい、「なにそれ?」です。まれに「ああ知ってるよ、ペア(2枚一組)でタイルを山から除いていくやつだろ」という答えが返ってきます。(それはマージャンソリティア)
麻雀は漢字があるからアメリカ人には無理なのか?というとそうでもありません。

写真はボストンの中華街で買った麻雀牌。牌の左上に数字や英字が書いてあり、漢字が読めなくてもプレイできます(画像をクリックすると大きくなります)。日本の麻雀と違い得点計算に点棒を使いません。
実はアメリカでも麻雀はプレイされていますが、日本のルールとはだいぶ違うようです。代表的な団体としてはナショナル麻雀リーグ(National Mah Jongg League)で、このウェブサイトによると会員は27万5千人で、毎年公式ルールと役が配布されています。27万人といえばかなりの数と思われますが人口3億のアメリカからすると全体の1%にも満ちません。
またアメリカに居る中国人の間でも麻雀がプレイされますが、出身地によってルールが違うといいます。
ではアメリカ人が普段するゲームとはどんなものか。それは一概には言えませんが、私の周りではトランプ、とりわけテキサスホールデムが流行っていました。

写真はパリの中華レストランでの麻雀風景。配牌が16枚であることから台湾麻雀と思われます(手前の人は副露しているため、手持ちに13枚)。捨て牌は中央部にごっちゃに置かれ誰が何を捨てたかはわからなくなっています。
世界中でプレイされている麻雀。とはいえ、ルールは日本の麻雀とはまったく違うので完全に別のゲームということです。
日本人同士で集まるならいざしらず、外国で麻雀をするならそのルールや役に関して言えば「郷に入りては郷に従え」ということになります。日本人なら日本ルールの麻雀をしたいのがやまやまですが、そこを妥協できるかは本人次第です。
日本ルールの麻雀をプレイしてもらおうとして挫折した経験が、私がボードゲームに傾倒していった一因になっています。
参考までにこちらでは世界の麻雀のルール(左のRule Collectionをクリック)が詳細に紹介されています。
FOUR WINDS MAH JONG (英語)
注:点数計算でLimitとあるのは満貫(8千点)のことです。例えば400% of Limitとは満貫の4倍で3万2千点(役満の点数)です。
結論から先に言うと「難しすぎる!!」と。。。
彼らにとっては麻雀牌自体初めてみるもの。すべてが珍しく、まず、準備の段階でも「なぜこれはこうするのか」など質問が矢継ぎ早に飛んできて「それはあとで説明するから」といっても納得しません。
なんといってもやはりルールの煩雑さが問題でした。ポンやらチーの仕方といったことは理解できても意外とその他の細かなルールを説明しなければならず、そのたびに混乱を招いてしまいました。
さらに得点計算方法。これもきちんと英訳して分かりやすく順を追って説明したのですが、初めて麻雀を目にする人には難しすぎたようです。もっとも麻雀をする日本人のなかでも得点計算は人任せの人もいますから初めての外国人にはもっと難しかったのも無理はありません。
それと招待した友人が普段それほどゲームをする人たちではなかったのも今思えば反省点です。
2局ほどやってみんなギブアップしてしまいました。
麻雀は一回やっただけで面白さが分かる類のゲームではありません。何度も遊んでその面白さ、奥の深さが分かってくるものです。私たち日本人はなぜ麻雀をするのか。いろいろ理由はあると思いますがそのなかに「周りがやっているから」「前に見たことがあって興味があるから」等の理由で麻雀を始めて、その魅力に取り付かれて続ける人たちが多いのではないでしょうか。
日系移民の多い西海岸なら状況は違うのかもしれませんが、私のいた東海岸に限って言えば麻雀は一般のアメリカ人にはあまり知られていません。アメリカ人に「麻雀って知ってる?」と聞くとたいてい、「なにそれ?」です。まれに「ああ知ってるよ、ペア(2枚一組)でタイルを山から除いていくやつだろ」という答えが返ってきます。(それはマージャンソリティア)
麻雀は漢字があるからアメリカ人には無理なのか?というとそうでもありません。

写真はボストンの中華街で買った麻雀牌。牌の左上に数字や英字が書いてあり、漢字が読めなくてもプレイできます(画像をクリックすると大きくなります)。日本の麻雀と違い得点計算に点棒を使いません。
実はアメリカでも麻雀はプレイされていますが、日本のルールとはだいぶ違うようです。代表的な団体としてはナショナル麻雀リーグ(National Mah Jongg League)で、このウェブサイトによると会員は27万5千人で、毎年公式ルールと役が配布されています。27万人といえばかなりの数と思われますが人口3億のアメリカからすると全体の1%にも満ちません。
またアメリカに居る中国人の間でも麻雀がプレイされますが、出身地によってルールが違うといいます。
ではアメリカ人が普段するゲームとはどんなものか。それは一概には言えませんが、私の周りではトランプ、とりわけテキサスホールデムが流行っていました。

写真はパリの中華レストランでの麻雀風景。配牌が16枚であることから台湾麻雀と思われます(手前の人は副露しているため、手持ちに13枚)。捨て牌は中央部にごっちゃに置かれ誰が何を捨てたかはわからなくなっています。
世界中でプレイされている麻雀。とはいえ、ルールは日本の麻雀とはまったく違うので完全に別のゲームということです。
日本人同士で集まるならいざしらず、外国で麻雀をするならそのルールや役に関して言えば「郷に入りては郷に従え」ということになります。日本人なら日本ルールの麻雀をしたいのがやまやまですが、そこを妥協できるかは本人次第です。
日本ルールの麻雀をプレイしてもらおうとして挫折した経験が、私がボードゲームに傾倒していった一因になっています。
参考までにこちらでは世界の麻雀のルール(左のRule Collectionをクリック)が詳細に紹介されています。
FOUR WINDS MAH JONG (英語)
注:点数計算でLimitとあるのは満貫(8千点)のことです。例えば400% of Limitとは満貫の4倍で3万2千点(役満の点数)です。
ティカルのバリアント
ドイツゲーム大賞とドイツゲーム賞を受賞したボードゲームのティカル。グアテマラにある遺跡を発掘するゲームで傑作ですが時間がかかるというのが各国共通の意見のようです。
ティカルの時間を短縮したバリアントが考案されてBGGやゲーマーのサイトで公開されていますが、ここではそれらのうち、いくつかについて考案者や写真の掲載者から翻訳と公開の許可が得られたので紹介したいと思います。
便宜上、ここではオリジナルのルールでのゲームをフルティカルと表記します。
Michael考案のティカルのバリアント (A variant for Tikal conceived by Michael)
Fort Worth Gamersというサイトを運営しているMichael Ward氏が考案した2人、3人プレイ用のバリアント。
氏曰く、2、3人でティカルをプレイする場合、4人の時と比べてプレイヤー間のインタラクションが弱くなるということで以下のバリアントを考案しています。なおこのバリアントは通常ルールを対象にしたもので、オークションルールは考慮していません。
準備
3人用
36枚あるタイルから以下の6枚除きます。
Bタイル:数値3の神殿タイル
Cタイル:ジャングルタイル
Dタイル:ジャングルタイル
Eタイル:ジャングルタイル
Fタイル:数値4の神殿タイル
Gタイル:黄金の仮面が2つある財宝タイル
2人用
36枚あるタイルから以下の12枚除きます。
Aタイル:数値2の神殿タイル
Bタイル:数値3の神殿タイルとジャングルタイル
Cタイル:ジャングルタイルと 黄金の仮面が3つある財宝タイル
Dタイル:ジャングルタイルと数値5の神殿タイル
Eタイル:ジャングルタイルと 黄金の仮面が2つある財宝タイル
Fタイル:ジャングルタイルと数値4の神殿タイル
Gタイル:黄金の仮面が2つある財宝タイル
あとはフルティカルのルールに準じます。24枚ある財宝トークンのうち一部は使われません。
所感
三人用バリアントを試してみました。フルティカルのイメージを壊さずによく時間短縮に成功していると思います。また初めてプレイする人にも好評でした。
ティカルのバリアント オリジナルのサイト(英語)
http://fortworthgamers.rhjensen.com/index.php?option=com_content&view=article&id=11:tikal-variant&catid=2:game-variants&Itemid=8
ケロッグのティカル(posted on BGG by cuazzel, translated into English by cymric)

こちらはコーンフレークのケロッグの箱についていたティカルのバリアントルール(上)とコンポーネント(下)。BGGに紹介されています。写真提供者のcuazzel氏とドイツ語ルールを英語に翻訳したcymric氏からそれぞれ写真掲載の許可と日本語翻訳公開の許可をいただいたので紹介します。

左上のベースキャンプタイル以外のタイルはオリジナルのゲームコンポーネントにありますが、裏のアルファベットがAからCタイルのみで構成されています。

上段からAタイル、中段Bタイル、下段がCタイル。
オリジナルとの対応は
左上からA, B, C, A, A
中央左からD, E, E, B, (E,F,G)のいずれか
下段左からG, F, F, B
となり、オリジナルのゲームコンポーネントを使ってプレイするには工夫が必要です。
フルティカルとの違いは
2人専用。
ベースキャンプタイルをテーブルの中央に置いて始める。
隊長マーカー1個と探検家マーカー12個を使用。
各プレーヤーは1ターンに5アクションポイントまで使用できる。
財宝は8種1個ずつ
財宝の発掘には2アクションポイント(注:フルティカルでは3アクションポイント)必要。財宝は1ターンに2つまで採掘できる(探検家が財宝タイルに2人以上いる場合)。
キャンプは設置できない。
神殿の発掘、財宝の交換、神殿の占拠はできない。
火山タイルは1枚のみ。よって決算ラウンドは2回のみ。
以上のようにフルティカルに比べて簡略化されています。
ミニ ティカル
こちらも2人専用のヴァリアントです。オリジナルのコンポーネントでプレイできます。
ミニ ティカル(MINI TIKAL) [コメントを参照してください]
使用するタイルは12枚ですがオークションルールでプレイします。
ティカルの時間を短縮したバリアントが考案されてBGGやゲーマーのサイトで公開されていますが、ここではそれらのうち、いくつかについて考案者や写真の掲載者から翻訳と公開の許可が得られたので紹介したいと思います。
便宜上、ここではオリジナルのルールでのゲームをフルティカルと表記します。
Michael考案のティカルのバリアント (A variant for Tikal conceived by Michael)
Fort Worth Gamersというサイトを運営しているMichael Ward氏が考案した2人、3人プレイ用のバリアント。
氏曰く、2、3人でティカルをプレイする場合、4人の時と比べてプレイヤー間のインタラクションが弱くなるということで以下のバリアントを考案しています。なおこのバリアントは通常ルールを対象にしたもので、オークションルールは考慮していません。
準備
3人用
36枚あるタイルから以下の6枚除きます。
Bタイル:数値3の神殿タイル
Cタイル:ジャングルタイル
Dタイル:ジャングルタイル
Eタイル:ジャングルタイル
Fタイル:数値4の神殿タイル
Gタイル:黄金の仮面が2つある財宝タイル
2人用
36枚あるタイルから以下の12枚除きます。
Aタイル:数値2の神殿タイル
Bタイル:数値3の神殿タイルとジャングルタイル
Cタイル:ジャングルタイルと 黄金の仮面が3つある財宝タイル
Dタイル:ジャングルタイルと数値5の神殿タイル
Eタイル:ジャングルタイルと 黄金の仮面が2つある財宝タイル
Fタイル:ジャングルタイルと数値4の神殿タイル
Gタイル:黄金の仮面が2つある財宝タイル
あとはフルティカルのルールに準じます。24枚ある財宝トークンのうち一部は使われません。
所感
三人用バリアントを試してみました。フルティカルのイメージを壊さずによく時間短縮に成功していると思います。また初めてプレイする人にも好評でした。
ティカルのバリアント オリジナルのサイト(英語)
http://fortworthgamers.rhjensen.com/index.php?option=com_content&view=article&id=11:tikal-variant&catid=2:game-variants&Itemid=8
ケロッグのティカル(posted on BGG by cuazzel, translated into English by cymric)

こちらはコーンフレークのケロッグの箱についていたティカルのバリアントルール(上)とコンポーネント(下)。BGGに紹介されています。写真提供者のcuazzel氏とドイツ語ルールを英語に翻訳したcymric氏からそれぞれ写真掲載の許可と日本語翻訳公開の許可をいただいたので紹介します。

左上のベースキャンプタイル以外のタイルはオリジナルのゲームコンポーネントにありますが、裏のアルファベットがAからCタイルのみで構成されています。

上段からAタイル、中段Bタイル、下段がCタイル。
オリジナルとの対応は
左上からA, B, C, A, A
中央左からD, E, E, B, (E,F,G)のいずれか
下段左からG, F, F, B
となり、オリジナルのゲームコンポーネントを使ってプレイするには工夫が必要です。
フルティカルとの違いは
2人専用。
ベースキャンプタイルをテーブルの中央に置いて始める。
隊長マーカー1個と探検家マーカー12個を使用。
各プレーヤーは1ターンに5アクションポイントまで使用できる。
財宝は8種1個ずつ
財宝の発掘には2アクションポイント(注:フルティカルでは3アクションポイント)必要。財宝は1ターンに2つまで採掘できる(探検家が財宝タイルに2人以上いる場合)。
キャンプは設置できない。
神殿の発掘、財宝の交換、神殿の占拠はできない。
火山タイルは1枚のみ。よって決算ラウンドは2回のみ。
以上のようにフルティカルに比べて簡略化されています。
ミニ ティカル
こちらも2人専用のヴァリアントです。オリジナルのコンポーネントでプレイできます。
ミニ ティカル(MINI TIKAL) [コメントを参照してください]
使用するタイルは12枚ですがオークションルールでプレイします。
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