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シメール

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今回はフランスの新作、シメール(Chimère)を紹介したいと思います。

シメールとはフランス語でキマイラのこと。

プレイヤーは王国の魔術師となり、その王国の人々に気に入られる季節応じたゆるキャラ?(シメール)を創って競い合います。

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20種類の動物のタイルがあり、それぞれ頭、胴体、しっぽから構成されます。裏面は共通で羊(mouton ムトン)です。

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プレイヤーは春、夏、秋、冬のシメールを創ることになります。季節に応じたボードの上に動物のパーツを配置します。

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またそれ以外にシメールのコンクールがあります(後述)。

準備

先ほどの動物パーツをシャッフルし裏面の羊の体(頭、胴、しっぽ)が揃うようにして裏向きに重ね、各プレイヤーの前に置きます。また手前に季節のボードを配置します。

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各プレイヤーは季節に応じたシメールを作りますがそれぞれに課題が与えられます。各季節集めるべきメジャーポイントとマイナーポイントがあります。

パーツの確保と配置

各自一斉に頭、胴体、しっぽのパーツを一つずつどこからでも取ることが出来ます。取ってきたパーツを欲しければ自分のボードの4つの場所(春、夏、秋、冬)の空いているところに配置できますが、気に入らない場合、他のプレイヤーのボードの空いているところ(対応する場所:頭のパーツなら頭の場所)に配置することが出来ます。

プレイヤー全員のボードがすべて埋まったらプレイをいったん中止します。

パーツの入れ替え

砂時計を返して4つのシメールのパーツを入れ替えることができます。注:かならず一度に2つだけを入れ替える。
それぞれのタイルには4つの能力が表示されており、その数の合計が評価の対象になります。季節によって必要とされる能力が違うのでどうすれば効率の良い点を取れるか思考パズルが始まります。

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自分の望むシメールが完成したと思ったプレイヤーは砂時計を取ります。流れきったらひっくり返します。他のプレイヤーは砂時計が流れきるまでプレイを続けることが出来ます。

砂時計を取ったプレイヤーはコンクールのお題を読み、自分の4つのシメールを見ながら、そのお題にふさわしいと思った季節のシメールに配置して他プレイヤーにお題と自分が選んだ季節を言います。

砂時計が流れきったら入れ替えは中止になります。

注:各シメールは必ず3つとも違う動物のパーツを使わなければいけません。同じ動物の部分が残ってしまうとどちらかを裏返して羊の面にしなければなりません。羊には能力がないので場合によっては大幅な減点になります。

各季節、課題とされた能力の数の合計が一番高い人がメジャーポイントを獲得し、2位がマイナーポイントを獲得します。

コンクール

砂時計を取ったプレイヤーが選んだ季節のシメールについてコンクールが始まります。

例:「この中でもっとも魅惑的な夏のシメールはどれでしょう?」

各人自分のシメールがいかにお題に沿っているかをいろいろとアピールします。

全員アピールが終わったら、一斉に自分ではなく他のプレイヤーのシメールを指で指名します。指名されたプレイヤーはコンクールの得点を獲得できます。

これを3年分(3回)繰り返しもっとも高い得点を取ったプレイヤーが勝利します。


留意点

序盤はリアルタイムの配置合戦となります。他のプレイヤーのところに置けるのがミソで「うわー、そこ置くなー」との叫びがこだまします。

中盤はパズルです。季節の課題をよくみてどの季節のシメールで勝ちにいくか、どれをあきらめるか、パズルしながらの時間との戦いです。

終盤は会話タイムです。いかに自分のシメールが優れているかをこじつけでもいいからアピールできるかが鍵です。

完成した名前も笑えます。フランス人ならなおのことだと思います。
真ん中の胴体にあたるタイルの文字が必ず母音から始まっているのが特徴です。これにより3つの動物がつながった時単語の発音が成立しています。

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ライオン(LION リオン)
カタツムリ(ESCARGOT エスカルゴ)
カメレオン (CAMELEON カメレオン)
のパーツを組み合わせて。。。

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シメールその名もカマロン(CAMARON)の誕生!!

ゲーム中、会話が入り、フランス人受けするゲームです。このアドリブが入ったファジーなルール作り辺りはフランス人好みの作りでドイツゲームとは一線を画します。

まとめ

前半のリアルタイムでのタイルの配置、中盤のパズル、そして後半の会話を交えたやりとりなど変化に富んだゲーム展開になります。
しかしこれはやはり日本語版が出た方がいいでしょう。言葉の遊びもありそのほうが盛り上がります。
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ファイナルタッチ

絵の具の色を組み合わせて絵を作るゲームというとパスティーシュが思い浮かびますが、今回はライトなフランスのゲーム、ファイナルタッチを紹介したいと思います。

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2人から4人まで遊べます。コロンバのように4人では2人一組のチーム戦です。

準備

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5色の絵の具カードがあり、シャッフル後、各プレイヤーは5枚のカードを受け取ります。

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場には作品の山札が裏向きに配置され、一番上の作品カードを中央に配置します。

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作品カードにはこの作品を完成させるために必要な絵の具の色と数が明記されています。

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裏側の絵。どっかでみたことがあるような。。。。

手番では1か2のいずれかが選べます。

1) カードに示された色の絵の具のカードを作品カードの横に好きなだけ5枚まで出せる。その後、山札から手札が5枚になるように補充する。

2) カードに示されていない色か、すでに条件を満たして完成に必要のない色のカードを絵のカードの反対側に1枚配置する。これは落書きを意味します。その後、山札から手札が5枚になるように補充する。

注:パスはできません。

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例:上の場合、青2枚、黄色3枚、赤1枚、緑2枚、茶2枚のうち、好きなだけ配置することができます。

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手番で置けるカードの枚数は5枚までなので何枚置いても構いません。

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落書きは反対側に配置します。手番に置けるのは一枚だけで絵の完成に必要でないカードしか置けません。

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上の場合、黄色いカードは置けません。まだ完成させるのに黄色いカードを2枚必要としているからです。

絵の完成

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カードに示された色のカードがすべて揃ったら絵が完成します。完成させたプレイヤーがそのカードを裏返して表向きに受け取ります。点が倍になります。

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完成させたプレイヤーが作品カードを裏返して獲得します。この場合、10点入ります。


絵の失敗

三枚目のラクガキカードが置かれた場合、3枚目のカードを置いたプレイヤー以外のプレイヤーにその絵が渡ります。3人プレイの場合は残り2人のプレイヤーの間に配置します。得点は両方にその点(上の写真の場合、5点ずつ)が加算されます。4人プレイの場合は相手チームに入ります。

次の作品カードを山札の一番上からスライドし、それが次に完成させる作品になります。

前の作品カードを完成させたプレイヤーあるいは3枚目の落書きカードを置いたプレイヤーから始めます。

ゲームの終了

誰か(チーム戦は合計得点)が25点以上獲得したら勝利です。


所感

 極めてシンプルなルールですが、よくできています。カードは点が低いほど完成させやすく、高いほど難しくなります。自分の手番で完成できない時、何枚までカードを配置するか悩みます。また次に完成させるべき作品カードが見えているというのもこのゲームのポイントです。

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 ゲームの肝はもちろん誰が絵を完成させるかなのですが、得点に幅があり、最低2点最高12点です。25点以上で勝利なので12点のカードをめぐる攻防は非常に大切になります。すべてのカードを獲得するのは難しいので点の低いカードは相手に譲るというのも一つの手と言えるでしょう。

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完成させると12点入る作品カード。12点取りに行くか、相手に6点を与えて抑えるか。考えどころです。

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落書きの配置がこのゲームの面白いところで、2枚目の落書きカードが置かれると次のプレイヤーは3枚目の落書きを出すことになると点を相手にもっていかれるため、完成できなくてもカードを出すように追い込まれます。つまり出さざるを得ない状況にもっていく/いかれるという事です。

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このような状況で1枚完成のために出して次のプレイヤーに完成させられるなら落書きするか、あるいは勝負に出るかの選択になります。勝負に出た後は次のプレイヤーの手番で相手が完成できるのかできないかドキドキ感があります。

二人戦はガチで、3人戦は読みあいからのハメ技の応酬、そして4人戦はパートナーとの息を合わせた協力プレイが必要になります。

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作品カードを眺めていると有名な絵のパロディになっていて笑えます。なにげにゲームが絵の中に。。。???


まとめ

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プレイ時間は15分から20分くらいですが、決して簡単なゲームというわけではなく、次の作品に必要なカードの管理など手札のマネッジメントや他プレイヤーが持っているカードの色など読み切るほど熟練したプレイヤーの前では完敗を喫することもあります。絵も眺めるだけでも笑えて初プレイでも楽しめるでしょう。

イエース!

難しすぎず、簡単すぎずお題を出すディクシット
連想ゲームと逆転の発想で人気を博し日本語版も出たコードネーム

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今回はディクシットとコードネームを合わせた感じのコミュニケーションゲーム「イェース(Yesss!)」を紹介したいと思います。
 このゲームには対戦タイプと協力タイプのルールがあります。今回は対戦ルールについて紹介します。3人から7人まで遊べます。

概要

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場には7つの絵が示されてます。この7つのうち2つの絵のペアを当ててもらおうというゲームです。ただし当ててもらうのは自分ではなく隣りの人です。

ルール

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場に7枚の目的カードが配置されます。各カードには1から7の数字がそれぞれ割り当てられます。

中央には二つの数字が書かれたペアトークンがあり、まずプレイヤーは中央に裏向きに伏せられたトークンのうち3つを取り秘密裏に確認します。その後、その3つの中から1つを選び隣りのプレイヤーに渡します。そのトークンに示されたペアは隣りのプレイヤーがプレイする事になります。

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ペアトークン。7つの絵の中から2つの絵を選ぶので21通りの組み合わせがあります。

各プレイヤーは隣りのプレイヤーから渡されたトークンを確認し(*)場にある7枚の目的カードを見ながら、 自分に課されたペアを他のプレイヤーに当ててもらうように自分の番で1単語だけ言うことができます。

*あまりに難しいと思ったらプレイヤーはペアトークンを自分に渡したプレイヤーに突き返すことができます。突き返されたプレイヤーはそのペアトークンをプレイしなければなりません。反対隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンも合わせて2回分、単語を考えなければいけません。

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単語を言ったら、他のプレイヤーはそのペア(2つの数字)を予想し、自分の数字ボード上の数字2つに指で示しておきます。時間になったら全員同時に公開します。

単語を言ったプレイヤーは場の中央にトークンを表向きにおいて正解を発表します。

正解したプレイヤーは1点、お題を言ったプレイヤーは正解者の数だけ得点します。そのプレイヤーにお題を渡したプレイヤーは不正解者の数だけ得点します。

全員お題が終了したら使用した目的カードを棄て、新しい目的カードで次のラウンドを始めます。ペアトークンを裏向きに全て中央の戻して同様にプレイしますが、今度は逆回りにペアトークンを渡してプレイします。

規定回数プレイ後、一番多く得点を獲得したプレイヤーが勝ちます。

実例から

実際にプレイしてみるとみんな思いがけない発想で単語を見つけてきます。

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例:

 Aさんに課されたペアは「」と「」。Aさんは「美女と野獣」と言いました。
さてどのペアでしょうか?

 Tさんのペアは「」と「」。
Tさんが言った単語はなんと「リカちゃんハウス」!

答えは反転させると見えます。

所感

どれを渡そうか?

まず最初に隣りに渡すのは3つのペアトークンのうち一つ。ここでみんなけっこう考えます。明らかに簡単なものは渡せないし、あまりに難しいのは突き返された時の対処を考えておかなければなりません。自分がおこぼれをもらえるようなペアを相手に渡すというのがミソです。

これは突き返されることを狙っている?

隣りのプレイヤーから渡されたペアトークンがあまりに難しいことがあります。「こんなのどう考えても無理だろ、突き返すか」と。しかし相手がそれを見越して突き返されるのを期待していることもあります。このような時に結構悩むわけです。「一体隣りはどんな単語でこのペアをつなぐのか」と。いろいろ考えて突き返して後悔したり、あるいは無理に受け取って自滅したり。そんな思いがけない心理戦が起きるのもこのゲームの面白いところです。

日本人とフランス人のゲームの考え方の違い

日本人同士でプレイする場合、この手のゲームをするときには「言っていい単語をどの範囲まで許容するか」という議論がよく起こります。このゲームにおいてもそのへんは厳格でなく(*)、日本人同士のプレイヤーではルールについて明確にするか予め決めた方がいいかもしれません。

*ルールでは「色」と「複合語」は不可で、また絵ではなく番号を連想させるものも不可。たとえば「2」と「3」のペアで「香川」と言うのは不可(香川の背番号は23)。それ以外はなんでも可となっています。

実際、先ほどの「美女と野獣」「リカちゃんハウス」などは「2単語なのでは?」「いや作品名、商品名だからいいんじゃない?」、みたいな議論が起きました。

一方フランス人はこの辺は結構テキトーでむしろその場でのアドリブをみんなで楽しむという感じです。原則ルールに書いていないことは何でもOKという考えです。このあたり毎年アスモデから山のように軽めのパーティーゲームが出てくる所以かも知れません。

まとめ

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コードネームをパーティーゲームに、得点方法をディクシットを参考にしたゲームといえます。プレイヤー全員で同時にプレイでき、7人まで楽しめるのはウリと言えるでしょう。

参考:
QUI PAIRE GAGNE

宝石の煌めきをネットでプレイする:Spendeeのバージョンアップ

前回、宝石の煌めきをネットでプレイできるサイト(Spendee)を紹介しましたが(前の記事)、バージョンアップしています。下のサイトからアクセスするとSpendeeのサイトに移ります。

http://spendee.mattle.online/lobby/rooms

注:画像が小さくて見づらいかもしれませんが、以下全ての画像はクリックで拡大できます。

No 1
右上のNew Gameをクリックすると

No 2
上のような画面が現れます。

No 3

▼をクリックするとプレイする人数とコンピュータープレイヤーの数を選択できます。下はスピード設定です。

Createをクリックすると下のように自分のRoomが現れ
No 4
Startをクリックしてゲーム開始です。

No 5
画面左側にプレイヤーが獲得したトークンやカードが表示され、右側に獲得できるカードが並んでいます。画面上の! 1 minite leftの表示を消したければ◇をクリックします。
矢印が自分のところに移動するとプレイできます。前バージョンと同様、トークンが欲しい場合はどの色でもいいのでトークンをクリックします。

No 6
上の様な場面が現れます。欲しい色のトークンをクリックすると左側に移ります。ゲームと同じように違う色なら3つ、同じ色なら2つまで獲得できます。選んだトークンをキャンセルしたい場合は左側のトークンをクリックします。決まったらPickをクリックします。

No 7
獲得したトークンが自分のスペースに移ります。

No 8
カードを入手したい場合はカードをクリックすると上のようになります。獲得できる場合はBuyをクリックできます。キープしたい場合はHoldをクリックします。

No 9
カードを獲得すると自分のスペースに枚数と一緒に表示されます。

No 10
キープ(Holdをクリック)した場合、左側にカードが裏向きで表示されます。

No 11
キープしたカードを獲得したり確認したい場合はそのカードをクリックします。

No 12
貴族の獲得枚数を満たすと自動的に上のように表示されます。Pickをクリックして獲得します。

No 13
ゲームが終了すると順位が表示されます。

戻るときは画面右上のBackをクリックします。

前バージョンと比べて並んだカードが一直線に揃っていないのは慣れないと違和感がありますが、アニメーションが追加され全体的に視認性が上がっています。

Safari等ネットに使うソフトが旧バージョンの場合は動かないことがあるので注意して下さい。

リュテス

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今回はフランスで人気の出ているゲーム、リュテス(LUTECE)を紹介したいと思います。2人から5人まで遊べます。
リュテス(Lutèce)とはフランス語でラテン語ではルテティア(Lutetia)、パリの街のもとになったガリア時代の街です。

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プレイヤーは人を集め、建物などを建て得点やお金を稼いでいきます。

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ゲームで入手するのは人カードと場所カード。そしてお金です。

準備

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プレイヤーは金貨3枚が描かれたカード2枚、そしてアルファベット(A~E)とローマ数字(I ~ V)のカードを持ちます。

注:2、3人プレイではA~CとI~III、4人プレイではA~DとI~IVを使用、金貨のカードは常に2枚

各プレイヤーはゲーム開始時5金受け取ります。

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人カードを上列に、場所カードを下列に並べます。写真は4人プレイの場合の配置です。

ゲームの流れ

場に出た自分が欲しいカードに対応する手持ちのカードを秘密裏に選び、2枚裏向きにして場に出します。例えば場にある「B」の位置にあるカードが欲しいと思ったら手札の「B」のカードを裏向きにして場に置きます。

2枚のカードの組み合わせは自由です。人カード1枚と場所カード1枚でもいいし、人カード2枚(例:AとC)や場所カード2枚(例:IとIV)、金貨3枚のカード1枚と人か場所カード1枚、あるいはこのラウンドは場のカードの入手はあきらめて金貨3枚のカード2枚というのもOKです。

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このゲームの面白いところですが、このとき「他のプレイヤーも自分と同じカードを狙っている」と思ったならそれに対応する手札カードにお金を載せることができます。

これを「賄賂(pot de vin)」と説明書には表記されています。

注:一度カードの上に載せた賄賂は増やすことはできても減らすことはできません。

カード入手の開始

全員「賄賂」の配分が終わったら場に置いた2枚の手札カードを一斉公開します。

金貨3枚のカードを選んだ場合、ただちにストックから3金獲得できます。金貨3枚のカード2枚選んだ場合は6金入手できます。

まず人カードの方(上の列)のアルファベットAから順に処理していきます。

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人カードは「パン」「薬袋」「剣」「ビール(注)」に携わる人、そしていずれかを選べる「見習い」などがあります。左上の数値が入手に必要なコスト。

注:正しくはセルヴォワーズ(Cervoise)。ビールのもとになった酒です。

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そして賄賂が同値の場合に賄賂の数値を上げる効果をもつ兵隊のカード。

カードの入手

自分がベットしたカードに誰もかぶらなかった場合、そのカードのコストと「賄賂」をストックに支払い、カードを獲得することができます。

他のプレイヤーとバッティングした場合、例えば自分が「C」の手札カードを出していて、複数のプレイヤーも「C」の手札カードを出していた場合、賄賂の多い方がそのカードを獲得することができます。上の場合と同様、そのカードのコストと「賄賂」をストックに支払います。獲得できなかったプレイヤーは代償にストックから1金もらいます。また賭けた賄賂も戻ってきます。

賄賂の数値が同点だった場合、そのカードは場から取り除かれてしまいます。

人カードの処理が終わったら場所カードの処理をローマ数字の「I」から順に処理していきます。

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場所カード。獲得することでお金やゲーム終了時の得点が入ります。

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カードに説明があるので効果がすぐにわかるようになっています。

場所カードの処理が全て終わったら場に残ったカードに1金ずつ載せます。空いたスペースにまたカードを補充し次のラウンドが始まります。

前のラウンドで使用した手札はまた回収して使うことができます。

ゲーム終了

場にある人カードか場所カードいずれかが補充しても空きができる場合、ただちに終了します。

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スコアシート。

「パン」「薬袋」「剣」「ビール」でそれぞれもっとも多く集めたプレイヤーが各10点、最下位は0点、それ以外は4点獲得します。同数の場合はカード左下の竪琴の数値「才能」が高いカードをもっているプレイヤーが獲得します。
あとはカードの色に応じた得点、柱のアイコンのあるカードの効果による得点、お金の得点(3金で1点)を合計します。

得点計算をしてもっとも高いプレイヤーが勝利します。


所感

初プレイでも問題なく楽しめる

流れはスムーズですんなりとルールを理解できます。場所カードの効果もカードを一目見るだけでわかるようになっています。競りにしても所持金はどのプレイヤーもそんなに多くは持てないので賄賂に使う額の選択範囲は狭いです。初心者と上級者でも経験差は出にくいと思います。

ドラフトのないセブンワンダーズ

メディイーヴァルアカデミーと同じく、このゲームもセブンワンダーズが比較例として取り上げられます。

セブンワンダーズと同じくドラフトシステムを用いたメディイーヴァルアカデミーは、セブンワンダーズの複雑な得点システムを盤上で視覚できる双六で簡略化しているのに成功しています。
 このリュテスではドラフト制を用いず、カードの入手を競りにしているのが特色です。入手したカードの効果で得点やお金が入るのはセブンワンダーズと共通ですが得点計算はぐっと簡略化され、また他のプレイヤーの入手したカードを一見するだけで、どの分野で自分や他のプレイヤーが優位に立っているのはわかりやすくなっています。

競り

競りの流れ

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まず人カードから入手するというのが秀逸です。次に場所カードを入手するときに直前に手に入れた人カードが得点やお金の入手に絡んできます。この流れの読み合いが競りを熱くします。

プレイ人数

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3人、4人、5人とプレイしてみましたが、どの人数でプレイしても入手したいカードがとにかくバッティングする、バッティングする。どの人数でプレイしても気は抜けません。

競りの勝負の結果

 競りに負けると1金入手できるので大損ということはないのですが、これが度重なるとじわりじわりと差が出てきてきます。「やはり無理してでもお金を積むべきだった。。。」とは後の祭りです。

とくに場にあるカードの上にお金がたくさん載っていたときに、お互いバッティングしてそのカードを捨てられるのは非常に痛いです。第3者が得をしてしまうのを繰り返すのは勝利から遠ざかるので避けたいところです。

カードの価値の変動

 上の項にも触れたように売れ残ったカードにはプエルトリコのようにお金が載っていきます。カードの価値が変わっていくのも毎ラウンド競りが熱くなる要因にもなっています。

会話もまた楽し。

 ルール上、競りの際に会話をする必要はないし、なくてもプレイできますが、ゲーム慣れしたプレイヤーがいる場合は自然とブラフの会話が始まります。

A:「Bさんはパンのカードを集めているから、ここはこのカードを狙ってくるでしょうね。」

B:「何言っているんですか、そんなことはしませんよ
(多分)、もっとおいしいカードがあるじゃないですか」

C:「またまた二人とも(笑)、まあ私は今回お金がないんであきらめますがね」

こういった会話が自然とできるプレイヤーがいるとゲームもまた楽しくなってきます。

おまけ要素

その1

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 なぜか説明書には一切説明がない「犬」のカード。イラストから想像はつきますが。フランスらしい遊びの要素が入っています。

その2

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 なぜか場所カードにはみんな「イノシシ」がいます。箱絵にもさりげなくいます。

まとめ

 まだ思いつきませんが、いろいろな戦術が取れるゲームだと思います。競りゲームが苦手な人でも、一般の競りゲームに比べてこのゲームの敷居は低いです。
 どの人数でプレイしてもそれほど時間がかからず、熱い読み合いが楽しめます。ゲームに慣れれば慣れるほどブラフ等の要素も楽しめるようになってくるでしょう。
 セブンワンダーズの要素を簡略化したフランスゲームの双璧として、「ドラフトメディイーヴァルアカデミー」、「競りリュテスと呼ぶこともできるでしょう。

参考:
メディイーヴァルアカデミー
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