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アンヴァリッドのオオカミ

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アンヴァリッド廃兵院(l'Hôtel des Invalids、以下アンヴァリッド)にはナポレオンの棺や軍事博物館があります。

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北側からアンヴァリッドの中を進むと方庭が見え、正面にナポレオンの像が見えてきます。


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ナポレオンの棺

このアンヴァリッドはルイ14世が負傷した兵を収容するために建設したものです。

フランソワ=ミシェル・ル・テリエ(ルーヴォワ侯 Marquis de Louvois)が建築家リベラル・ブリュアン(Liberal Bruant)に託して建築が進められました。

ルヴォワ
ルーヴォワ

その際、ルーヴォワは建物のいたるところに自分の紋章を取り付けたので、 ルイ14世はその紋章をすべて取り払うよう命じました。人一倍虚栄心が強かったルーヴォワは「自分がそこにいる証」を残すことにしたそうです。

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先ほどのナポレオンの像を正面に見てその左方向の屋根の右から6番目の窓を見ると狼が草むらから顔を出しているような彫刻があります。

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この狼、まるで方庭を「見ている」ようです。
フランス語で狼はloup (ルー)、「狼が見ている」は

Le loup voit. (ル・ルー・ヴォワ)

ルーヴォワは自分の名前と狼との韻を踏むことでそこに自分の存在を残したということです。

他のほとんどの彫刻は楕円型の窓枠には触れられていない(あっても尻尾や小さな翼など一部の彫刻のみ)のに対してこの狼は両前足でしっかりと窓枠を掴んでいます。てこでもそこを離れないというルーヴォワの遺志が伝わってくるようです。
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