ポッキー焼け
日本のお菓子、ポッキー(Pocky)。
フランスでは「ミカド(MIKADO)」という名前で売られています。

ミカドのCMの一例 スターウォーズ版
Je suis ton père. ジュ スュイ トン ペール (= I am your father. ) と言っています。有名なワンシーンからです。
ミカドの名前は竹ひごを使ったゲームに由来しています。

ミカド 屋外用
ところで、南仏に住んでいる友人が訪ねてきました。ひさびさにあった友人の腕をみたら見事なポッキー焼けをしていました。
このポッキー焼けをフランス語でなんというかわからなかったので
Tu es bronzé comme un MIKADO. ミカド(ポッキー)みたいに焼けてるね
といったら受けてました。とりあえず言いたいことは通じたようです。
フランスでは「ミカド(MIKADO)」という名前で売られています。

ミカドのCMの一例 スターウォーズ版
Je suis ton père. ジュ スュイ トン ペール (= I am your father. ) と言っています。有名なワンシーンからです。
ミカドの名前は竹ひごを使ったゲームに由来しています。

ミカド 屋外用
ところで、南仏に住んでいる友人が訪ねてきました。ひさびさにあった友人の腕をみたら見事なポッキー焼けをしていました。
このポッキー焼けをフランス語でなんというかわからなかったので
Tu es bronzé comme un MIKADO. ミカド(ポッキー)みたいに焼けてるね
といったら受けてました。とりあえず言いたいことは通じたようです。
ジェットコースター
遊園地に行ってきた同僚が、やたら「モンターニュ(山)、モンターニュ(山)」というのでなんのことかと思ったらジェットコースターのことだった。
フランス語ではジェットコースターは
montagnes russes モンターニュ リュス
直訳すると「ロシアの山」
ジェットコースターの始まりがサンクトペテロブルグ周辺だったことに由来するそうです。
英語ではローラー・コースター(roller coaster)といいます。
追記:宙返りするようなタイプはgrand huitというそうです。直訳すると「大きな8」。レールの軌道が8の字を描くようになっているため。
フランス語ではジェットコースターは
montagnes russes モンターニュ リュス
直訳すると「ロシアの山」
ジェットコースターの始まりがサンクトペテロブルグ周辺だったことに由来するそうです。
英語ではローラー・コースター(roller coaster)といいます。
追記:宙返りするようなタイプはgrand huitというそうです。直訳すると「大きな8」。レールの軌道が8の字を描くようになっているため。
最も美しい村
フランス語には英語と同じように比較級、最上級の用法があります。
仏:Le mont Everest est la montagne la plus haute du monde.
ル モン エヴェレスト エ ラ モンターニュ ラ プリュ オート ドゥ モーンド
英:Mt. Everest is the highest mountain in the world.
訳:「エベレストは世界で最も高い山です。」
下線部が最上級をあらわしています。上のように最上級は「最も」と訳すといいわけですが、場合によっては「最も」と訳すと不都合なときがあります。
たとえば英語では"one of ~"「~の一つ」を使って、
英:Mt. Makalu is one of the highest mountains in the world.
という「one of + 最上級」を使う表現をよくみかけます。
Makalu マカルー ヒマラヤにある山 標高8485 m 世界第5位
フランス語では
仏:Le mont Makalu est une des montagnes les plus hautes du monde.
上の文章を「マカルーは世界で最も高い山々の一つです。」と訳すと日本語としては違和感を感じます。日本語の「最も」というと一番、ほかに類を見ないという意味合いが強いからです。この場合、「最上級=一番」と考えず、たんに「とても高い」よりさらに強調された意味ととらえて「とりわけ高い」「ひときわ高い」「屈指の高さを誇る」などと意訳すればいいわけです。
「マカルーは世界有数の高さを誇る山の一つです。」
別の例を見てみましょう。
美しい村
英:the beautiful village
仏:le beau village
フランス語ではほとんどの形容詞が名詞のあとにつきますが、beauなど一部は名詞の前にきます。
最も美しい村
英:the most beautiful village
仏:le plus beau village
複数形にすると
英:the most beautiful villages
仏:les plus beaux villages
日本語では複数形は通常訳さないのでここでも「最も美しい村」としましょう。
ここで先ほどのone ofを使った文章を作ってみます。
英:one of the most beautiful villages
仏:un des plus beaux villages
これを「最も美しい村の一つ」と訳すとやっぱり違和感を感じます。
フランスの田舎を旅すると
L'UN DES PLUS BEAUX VILLAGES DE FRANCEという看板を街に入る道路に設置されているのを見かけます。これを日本語にどう訳すか悩みます。

Les plus beaux villages de France レ プリュ ボー ヴィラージュ ド フランス「フランスの最も美しい村」とはフランスの小さな村の観光を支持するのが目的に1982年に設立された協会です。したがってこれを固有名詞として
L'UN DES PLUS BEUAX VILLAGES DE FRANCE
「『フランスの最も美しい村』の一つ」
とカギ括弧を付けて訳すか、あるいは単に
「フランスでとりわけ美しい村の一つ」
などと訳すか、どうすべきか釈然としません。
たんに「フランスの美しい村の一つ」と訳すと最上級を使った表現が薄れてしまいます。
当サイトではとりあえず「フランスの最も美しい村」と固有名詞と扱い、カギ括弧をつけて表記しようと思っています。
例:
In Ardèche, two villages are listed as "The most beautiful villages of France".
En Ardèche, deux villages ont été repertoriés sur la liste des plus beaux villages de France.
「アルデッシュ県には二つの村が『フランスの最も美しい村』のリストに記載されています。」
仏:Le mont Everest est la montagne la plus haute du monde.
ル モン エヴェレスト エ ラ モンターニュ ラ プリュ オート ドゥ モーンド
英:Mt. Everest is the highest mountain in the world.
訳:「エベレストは世界で最も高い山です。」
下線部が最上級をあらわしています。上のように最上級は「最も」と訳すといいわけですが、場合によっては「最も」と訳すと不都合なときがあります。
たとえば英語では"one of ~"「~の一つ」を使って、
英:Mt. Makalu is one of the highest mountains in the world.
という「one of + 最上級」を使う表現をよくみかけます。
Makalu マカルー ヒマラヤにある山 標高8485 m 世界第5位
フランス語では
仏:Le mont Makalu est une des montagnes les plus hautes du monde.
上の文章を「マカルーは世界で最も高い山々の一つです。」と訳すと日本語としては違和感を感じます。日本語の「最も」というと一番、ほかに類を見ないという意味合いが強いからです。この場合、「最上級=一番」と考えず、たんに「とても高い」よりさらに強調された意味ととらえて「とりわけ高い」「ひときわ高い」「屈指の高さを誇る」などと意訳すればいいわけです。
「マカルーは世界有数の高さを誇る山の一つです。」
別の例を見てみましょう。
美しい村
英:the beautiful village
仏:le beau village
フランス語ではほとんどの形容詞が名詞のあとにつきますが、beauなど一部は名詞の前にきます。
最も美しい村
英:the most beautiful village
仏:le plus beau village
複数形にすると
英:the most beautiful villages
仏:les plus beaux villages
日本語では複数形は通常訳さないのでここでも「最も美しい村」としましょう。
ここで先ほどのone ofを使った文章を作ってみます。
英:one of the most beautiful villages
仏:un des plus beaux villages
これを「最も美しい村の一つ」と訳すとやっぱり違和感を感じます。
フランスの田舎を旅すると
L'UN DES PLUS BEAUX VILLAGES DE FRANCEという看板を街に入る道路に設置されているのを見かけます。これを日本語にどう訳すか悩みます。

Les plus beaux villages de France レ プリュ ボー ヴィラージュ ド フランス「フランスの最も美しい村」とはフランスの小さな村の観光を支持するのが目的に1982年に設立された協会です。したがってこれを固有名詞として
L'UN DES PLUS BEUAX VILLAGES DE FRANCE
「『フランスの最も美しい村』の一つ」
とカギ括弧を付けて訳すか、あるいは単に
「フランスでとりわけ美しい村の一つ」
などと訳すか、どうすべきか釈然としません。
たんに「フランスの美しい村の一つ」と訳すと最上級を使った表現が薄れてしまいます。
当サイトではとりあえず「フランスの最も美しい村」と固有名詞と扱い、カギ括弧をつけて表記しようと思っています。
例:
In Ardèche, two villages are listed as "The most beautiful villages of France".
En Ardèche, deux villages ont été repertoriés sur la liste des plus beaux villages de France.
「アルデッシュ県には二つの村が『フランスの最も美しい村』のリストに記載されています。」
英語に逃げない
先日、日本人の知り合いの方に誘われてピクニックへ行きました。
ピクニックを主催したのはアメリカ人の女性。
当日は彼女の知り合いもふくめて十数名、フランス人、スペイン人、日本人、アメリカ人などいろんな国から人が集まって和気藹々とした雰囲気になりました。
主催者のアメリカ人の彼女はフランス人と結婚してパリに来たそうで、フランス語を勉強中とのことでした。
フランスに来る前にニューヨークにいたこと、夫とはドイツの仕事先で出会ったことなどを話してくれました。こちらも自分がフランスに来た経緯を話し、ニューイングランドの話をしました。このとき、彼女はずっとフランス語で私に話してかけてきました。
英語で話したほうが彼女にとっては(私にとっても)楽なはずなのに。
自分のいる職場では皆英語を流暢に話すので会話は英語とフランス語が半分。自分なりにフランス語で話そうと努力しているつもりですが複雑な話になるとつい英語を使ってしまいます。それがフランス語の上達を妨げているとわかっていてもいざとなったら英語が。。。というのは甘えなのかもしれません。
決して流暢でない英語なまりの彼女のフランス語。けれど私だけと会話をしても彼女は英語を話そうとはしませんでした。
彼女に何があったのかはわかりません。ひとたびフランスで暮らすのならフランス語を徹底して話すことという彼女なりの不退転の決意の表れか、あるいは私に対する無言のアドバイスだったのかもしれません。
ピクニックを主催したのはアメリカ人の女性。
当日は彼女の知り合いもふくめて十数名、フランス人、スペイン人、日本人、アメリカ人などいろんな国から人が集まって和気藹々とした雰囲気になりました。
主催者のアメリカ人の彼女はフランス人と結婚してパリに来たそうで、フランス語を勉強中とのことでした。
フランスに来る前にニューヨークにいたこと、夫とはドイツの仕事先で出会ったことなどを話してくれました。こちらも自分がフランスに来た経緯を話し、ニューイングランドの話をしました。このとき、彼女はずっとフランス語で私に話してかけてきました。
英語で話したほうが彼女にとっては(私にとっても)楽なはずなのに。
自分のいる職場では皆英語を流暢に話すので会話は英語とフランス語が半分。自分なりにフランス語で話そうと努力しているつもりですが複雑な話になるとつい英語を使ってしまいます。それがフランス語の上達を妨げているとわかっていてもいざとなったら英語が。。。というのは甘えなのかもしれません。
決して流暢でない英語なまりの彼女のフランス語。けれど私だけと会話をしても彼女は英語を話そうとはしませんでした。
彼女に何があったのかはわかりません。ひとたびフランスで暮らすのならフランス語を徹底して話すことという彼女なりの不退転の決意の表れか、あるいは私に対する無言のアドバイスだったのかもしれません。
はっきりさせましょう
アメリカ人が書く文章はときにミミズのダンスのようで読めないときがあります。
渡米当初、前にいたアメリカ人が書いたノートなどを読もうとしたときにどうしても読めない字によく出くわしました。別のアメリカ人に「これなんて書いてあるかわかる」と訊くと彼は数秒見てから「わからん。。。」
アメリカ人でも読めない英語を書くアメリカ人。。。。
英語を聴くことも話すこともままならない状況で読むことすら出来なかったらどうすればいいのだと不安になりましたが、しばらくしてそのミミズのダンスも慣れてきて、ああこれはareで、これはofだな。。。という感じで判別できるようになってきました。
英語で慣れたからフランスに移ってからフランス人の書いた文字も読めるだろうと思っていましたが、これが大きな間違い。
数字1、4、7はやっぱり慣れるまで読みづらいし、とくに「t」の文字が判りにくい。横棒が完全に交差して無くて(左側が欠けている)「r」と間違いやすいです。「i」や「j」にいたっては上の点がなかったり、あさってのほうにあったりします。
そんなフランス語の文章を表すような表現を習いました。
mettre les points sur les i
物事をはっきりとさせる、明確に説明する。
直訳: 「i」の文字の上に点をうつ。
言い得て妙。
渡米当初、前にいたアメリカ人が書いたノートなどを読もうとしたときにどうしても読めない字によく出くわしました。別のアメリカ人に「これなんて書いてあるかわかる」と訊くと彼は数秒見てから「わからん。。。」
アメリカ人でも読めない英語を書くアメリカ人。。。。
英語を聴くことも話すこともままならない状況で読むことすら出来なかったらどうすればいいのだと不安になりましたが、しばらくしてそのミミズのダンスも慣れてきて、ああこれはareで、これはofだな。。。という感じで判別できるようになってきました。
英語で慣れたからフランスに移ってからフランス人の書いた文字も読めるだろうと思っていましたが、これが大きな間違い。
数字1、4、7はやっぱり慣れるまで読みづらいし、とくに「t」の文字が判りにくい。横棒が完全に交差して無くて(左側が欠けている)「r」と間違いやすいです。「i」や「j」にいたっては上の点がなかったり、あさってのほうにあったりします。
そんなフランス語の文章を表すような表現を習いました。
mettre les points sur les i
物事をはっきりとさせる、明確に説明する。
直訳: 「i」の文字の上に点をうつ。
言い得て妙。