メディチ フランス版

写真は競りゲームのメディチフランス版。リュイ・メーム(Lui-même)という会社から出ています。ほとんどのルールはオリジナルと一緒ですがフランス語版では独自のルールがあります。
オリジナルとのルールの違い
1)オリジナル(アミーゴ版)では競りは1度だけですが、フランス語版では競り値を上げる限り何度でも参加できます。
2)スペシャルカードの追加(後述)

ボード

カード

6色の各プレイヤーのマーカー。

得点マーカーは船。
スペシャルカード
このゲームはオリジナルにはないスペシャルカードが4枚あります。
神秘の5

このカードの数値は5ですが、自分の好きな種類を選ぶことができます。 種類はいつ選んでもよく、得点計算の際に、点が高くなるように自由に選んでもかまいません。
船長

得点計算時で他のプレイヤーと同点になった場合、船長のカードの保有者に順位が優先されます。この効果は得点計算のどの時点でも発動します。
過剰積載

競りで入手できる積み荷は5つまでですが、このカードの所有者は6つまで入手することができます。
新たな競り

すでに競り落とされたカード(自分のも含む)を一枚選んで、新たな競りに掛けます。このカードを入手したときのターンで必ず使用しなければいけません。
この競りにはスペシャルカードを選ぶこともできます。
指定されたカードの保有者は拒否できないうえ、競りに参加することもできません。そのかわり、この新たな競りの終了後、カードの元の保有者は競りの最終額を払うことでそのカードを買い戻すことができます。買い手がつかなかった場合、カードの元の所有者はそのカードを受け取るか、捨てるか選択します。
かなり強力(凶悪?)なカードといえます。
留意点
競りで得られる積み荷の上限は5つまでですが「神秘の5」以外のスペシャルカードは積荷として数えません。
<<ボードゲームパーティー | HOME | パリで一番短い通り>>
COMMENTS
No title
No title
リュイメームとは英語のhimselfに相当します。この会社はほかにはタブラのオオカミ(仏題:Les Loups-Garous de Thiercelieux)を手がけていてゲームはアスモデ社を介して販売されています。
競りの仕方が違うことから、特殊カードが考案されました。
ただし特殊カードは上級ルールということになっています。使用はプレイヤー次第ということです。
6人までできる競りゲームということでメディチに興味があって買ったのですが、残念ながら競りゲームに食指を伸ばしてくれる人がいなく、まだプレイする機会がありません。
アミーゴ版もプレイしたことがないのですが、カード構成が同じなら従来ルールでプレイしてもよろしいのではないでしょうか。ただ特殊カードは競りの仕方を変えたことによって考案されたので、従来ルールで使用するとゲームバランスがくずれるかもしれませんね。
競りの仕方が違うことから、特殊カードが考案されました。
ただし特殊カードは上級ルールということになっています。使用はプレイヤー次第ということです。
6人までできる競りゲームということでメディチに興味があって買ったのですが、残念ながら競りゲームに食指を伸ばしてくれる人がいなく、まだプレイする機会がありません。
アミーゴ版もプレイしたことがないのですが、カード構成が同じなら従来ルールでプレイしてもよろしいのではないでしょうか。ただ特殊カードは競りの仕方を変えたことによって考案されたので、従来ルールで使用するとゲームバランスがくずれるかもしれませんね。
No title
ようやく、フランスルール(1巡競りで4枚の特殊カードを使う)を試すことができました。よろしければどうぞ。
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001020.html#medici
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001020.html#medici
No title
けがわさん、ゲームレポート拝見しました。またほかの版のメディチのゲームレポートも拝読しました。
やはりルールを読むと実際にプレイするのでは予想は違うようで、スペシャルカードでゲームが振り回される展開にはならないようですね。
まだメディチをプレイする機会がありませんが、レポート大変参考になりました。ありがとうございます。
やはりルールを読むと実際にプレイするのでは予想は違うようで、スペシャルカードでゲームが振り回される展開にはならないようですね。
まだメディチをプレイする機会がありませんが、レポート大変参考になりました。ありがとうございます。
COMMENT FORM
TRACKBACK
| HOME |
フランス語版のメディチはコンパクトで良いですよね。
出版社の名前の読み方がわからず、ルイメメと読んでいましたが、リュイメームなのですね。自分のレポートなどではルイメメと書いてしまったので、あとで直しておきます。この出版社は他にはどんなゲームを出しているのでしょうか?ギークを見る限りではあまり活発ではないようですが。
ルールに関してですが、競りの方式の変更というのにはびっくりしました。自分はギークからの英訳を読んだのですが、いま見たらちゃんと書いてありましたね。完全に見落としていました。
競りが1巡競りから何巡もする競りとなると、これはもう違うゲームと言っても良いような気がしてきます。メディチといえば1巡競りの代表作という印象だったのですが、今度普通の手番順競り(フランスルール)でも遊んでみます。もっともメディチのもとになった古代ローマの新しいゲームのメルカトルは握り競りだったので、このあたりは実験的なのかもしれません。自分で作ったギークリストにリュイメーム版の情報を加えておきました。
http://boardgamegeek.com/geeklist/58147/item/1383411#item1383411
特殊カードは実際はどんなものでしょうか? 「新たな競り」などはかなり凶悪そうで、ロジカルなメディチのシステムとは相反するような気もするのですが、プレイされましたら感想が聞きたいです。
ちなみに自分のリュイメーム版のプレイレポートは以下です。特殊カードは使わず、1巡競りで遊んでいます。
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000888.html#medici