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2022年、フランスで人気のあったボードゲーム

2023年になりました。去年もフランスでは多くのゲームが世に出されてきましたが、フランスのボードゲーム界でなんといっても衝撃的だったのはフランス版ボードゲームギークというべきトリックトラックが「死亡宣言(Tric Trac est mort !... Et c'est tout !)」をしてしまったことでしょう。゚(゚´Д`゚)゚。。まだ読者の書き込みなどは続いていますが今後どうなるのか、長らくフランスのボードゲーム情報発信をけん引してきたサイトだけに時代の流れを感じます。

この記事ではそんなトリックトラックをはじめ、多くのフランスのボードゲーム評価サイトで2022年に高い評価を得てきたフランスで人気のあったゲームを紹介したいと思います。

リビングフォレスト

Living forest 2023
2021年に出た作品ですが、2022年も長くプレイされドイツの年間ゲーム大賞エキスパート部門で賞を取っただけに人気があります。日本語版も発売されました。勝利条件が3つあるため、一度勝っても次は違う条件で勝ってみようという気になり、リピートプレイしやすいのも長らくプレイされる要因です。

HEAT

HEAT.jpg
フラムルージュなどレース系のゲームを多数作っている作者の作品。カードを使って車の速度をコントロールしながらレースを行います。コーナーなどではスピードを出しすぎないよう車をコントロールする必要があります。手札カードのマネジメントによるレースゲームで高い評価を得ています。

アクロポリス

AKROPOLIS.jpg
タルバナンバーナインのようにタイルを重ねて街を作る作品。日本語版が年末に発売されました。考えることはありますが、それほど時間はかからない良ゲームです。

シーソルト アンド ペーパー(Sea salt and paper)

箱
麻雀が好きならハマるカードゲーム。他人の得点獲得状況を考慮しながら自分の得点をどこまで伸ばせるか、どのタイミングで勝負宣言するかの駆け引きが面白い。ボードゲームアリーナ(BGA)でもプレイできます。

ラ ベット (La Bête)

La bete boite
La bete
ベット(bête)というと日常会話では「おバカ」という意味で使われます(例 T'es bête. テ ベット「あんた、ばかぁ?」)。が、ここでは「ジェヴォーダンの獣(La bête du Gévaudan)」のことです。スコットランドヤードのように1人対多人数という形式で、18世紀のジェヴォーダン地方を舞台に一人が獣を、残りのプレイヤーたちは獣の蛮行を阻止すべくプレイします。
史実と同様、獣の正体(オオカミ、ハイエナ、狼男など諸説ある)を明かすというのもゲームの中に組み込まれています。

ガリレオ プロジェクト

galileo project
ボードゲーム「ガニメデ」の時代から30年後の設定。今度はガリレオ衛星のガニメデ、カリスト、イオ、ユウロパの4つの衛星に対してヒト、ロボット、テクノロジーを駆使して開拓していくゲーム。ガニメデに比べるとコンポーネントの種類も量も増えてやや重めの感じのゲームになっています。


言語依存するゲーム

モディ モ ディ

Maudit mot dit 2
言葉の連想ゲーム。カードに示された単語をほかのプレイヤーにヒントを出して当ててもらうのですが、ぴったりと指定された数のヒントで当ててもらわなければならないというルールがミソです。ヒントは難しすぎず、簡単すぎずというDIXITを彷彿させるフランスらしいひねりの入ったルールのゲームです。

2人用ゲーム

2人用ゲームは2022年は高い評価を受けた作品が多いです。

スプレンダー デュエル

Splendor Duel
宝石の煌めきの2人対戦バージョン。すでに日本でもプレイされています。

ディストリクト ノワール
DISTRICT NOIR
聖杯サクセッションのフランス語版。日本発のゲームではフランスでぶっちぎりで人気の出た作品です。2019年にはポーランド語版が出版されていますが、2022年のフランス語版では高い評価を得ています。

コンプリス

Complices.png
お互い違う色の色眼鏡を掛けて協力して泥棒をするリアルタイムゲーム。多くの動画が公開されていますがプレイする人だけでなくはたから見ていても笑えます。

東海道 デュオ

Tokaido duo
プレイヤーは各自の「お遍路さん」「商人」「画家」の三つの駒を動かします。「お遍路さん」「商人」「画家」に対応する3つのダイスを振り、出た目を考えながら交互にダイスを選びます。3つの駒はそれぞれ違う場所を移動し、それぞれ独自の得点方法があります。自分の駒だけでなく相手の駒の位置も得点に影響するので自分の三つの駒の位置、相手の駒の位置を見ながらそれぞれの駒を動かしながらプレイします。もとの東海道は自分の駒一つでしたが、こちらは3つ動かすことで戦略性が増えています。


ドローン VS カモメ (Drones VS Goélands)

Drone vs Goeland
複数のトークンを2人の間に配置し、バトルラインのようにお互い正面でカードを出し合います。中央のトークンの効果で配置したカードが移動し戦況が変わります。バトルラインはアレキサンダー大王vsダレイオス三世という構図ですが、こちらはドローン vs カモメという現代的な味付けが印象的です。

Awimbawé

AWINBAWE.pngAwimbawe.png
「サバンナの王、ライオンが死んだ」 次の後継者を決めるためにホワイトタイガーとブラックタイガーが動物たちの手を借りて対決します。マストフォローのトリックテイクです。手札と自分側の場にある表向きのカートを使ってトリックを取るようにプレイします。動物たちのカードの特殊効果をうまく利用してなるべくカードを獲得して点を伸ばしたいところですが、引き取るとマイナスになったり、取りすぎるとそれだけでラウンドを落としてしまうカードなどあります。手札だけでなく自分の正面にある表向きのカードも使えるためカードの選択肢も多いですが、上述の動物の特殊効果などで状況が変わります。勝つためには手札のマネジメントだけでなく表向きになった自分と相手のカードの使い方の読みあいが必要なゲームです。

ロフォーテン(Lofoten)

LOFPTEN.pngLofoten play
ロフォーテン諸島のバイキングがテーマのゲーム。バイキングというと海賊のイメージが強いですが、彼らは優秀な商人でもありました。手札からカードを出して自分の船(ドラッカー)に荷物を載せるのですが、ボーナンザのように手札の順番を変えてはいけないというルールのほかにどの位置の手札を使ってプレイしたかで自分のプレイボードの動きが決まるため、手札のマネジメントとパズル解きのようなプレイが求められます。

フランス発以外の作品で人気のある作品

アークノヴァ

Arc Nova
Vin d'jeuやトリックトラックなど数多くのフランスのボードゲーム評価サイトで高い人気を博した作品です。日本でもよくプレイされ、また日本在住の外国人の集まるボードゲーム会でも定番になっています。

チャレンジャーズ

challengers.png
デッキビルド系のカードゲームです。複数人で2人対戦をするのですが毎回対戦相手や対戦場所が変わるという面白い趣向のゲームです。

まとめ

2022年はフランス発の新作ゲームよりは前年の作品が根強くプレイされていた印象です。また2人用ゲームは当たり年ではあったようです。トリックトラック亡き後、フランスでのボードゲームのアクティビティはどのように変化するのでしょうか。ボードゲームの情報発信の様式に関して2023年は大きな転換期になるのかもしれません。

シーソルト アンド ペーパー (Sea salt and paper)

キングドミノなどを手掛けたブルーノカタラ、Sea of Cloudsなどの作品を手掛けたテオリビエールらがデザインしたカードゲーム、シーソルト アンド ペーパー(Sea salt and paper)を紹介したいと思います。

箱
箱は写真で見るよりずっとコンパクトです。2人から4人までプレイできます。

cards #1
タイトル名は調味料の基本salt and pepper(塩とコショウ)に掛けているのでしょう。ではなぜSea salt(海の塩)かというとカードには全て海に関するものが描かれています。

cards.jpg
これだけ見てるだけでも折り紙の無限の可能性を感じます。


準備

全てのカードをよく切り、山札を作る。山札の上から2枚のカードを引いて表向きにして二つの捨て札を作る。


手番

スタートプレイヤーから時計回りにプレイする。

手番では次の2つにアクションのいずれかをプレイする。

1) 山札から2枚のカードを引き、1枚を手札に加え、残りは二つある捨て札の山のいずれかの一番上に表向きに置く。

2) 二つの捨て札の山のうち、どちらかの捨て札の一番上のカードを一枚を取り手札に加える。

IMG_20221211_152734.jpg

デュオカードをプレイする(任意)。

上記のアクションをした後、手札からデュオカードをプレイすることができる(下記参照)。ペアになったデュオカードを自分の前に表向きに出し、効果を発動する。一手番に複数のデュオカードを使用できる。

ラウンドの終了

手番終了時、7点以上獲得している場合、以下のストップまたはラストチャンスを宣言できる。7点未満あるいは宣言しない場合は左隣のプレイヤーの手番に移る。

7点以上獲得している場合、ストップまたはラストチャンスを宣言できる。

ストップ

ストップをかけたプレイヤーとすべてのプレイヤーは手札を公開する。各自の手役がそれぞれ得点となる。

ラストチャンス

ラストチャンスを宣言したプレイヤーは手札を公開する(注参照)。ほかのプレイヤーはあと一手番プレイし手札を公開する。プレイ後は手札を公開するため他のプレイヤーからカードを盗られることはない。

ラストチャンスを宣言したプレイヤーの手役の得点が最高得点(同点も可)の場合

賭けに勝利

宣言したプレイヤーの得点
手役の点数色ボーナス(後述)

他のプレイヤーの得点
色ボーナスのみ

ラストチャンスを宣言したプレイヤーの得点がひとりでも他のプレイヤーより低かった場合、

賭けに敗北

宣言したプレイヤーの得点
色ボーナスのみ

他のプレイヤーの得点
手役の点数

特殊なケース

誰かの手番時に山札がなくなったら即そのラウンドは終了。だれも得点できない。


ゲームの終了

各ラウンドの点数を加算し、2/3/4人プレイで誰かの獲得点数がそれぞれ40/35/30点以上になった時点でゲーム終了

勝利

終了時、最高得点者が勝者
同点が複数いた場合、最後のラウンドを最後にプレイしたプレイヤーの勝利

または
ゲーム中、一人のプレイヤーがマーメイドのカードを4枚入手したら、その時点での点数に関係なく即勝利

手役色ボーナス

手役

手役は手札のカードの組み合わせによる点数と公開したカードの合計になります。

手役 その1
同種を集めると得点が入るカード

ボーナスカード
左上のマークに表記されたカードの点数が増えるカード

マーメイド

マーメイド
公開したデュオカードと手札のカードを合わせたすべてのカードで最も多い色のカードの枚数が得点となる。
注:マーメイドを2枚持っていた場合、2枚目は2番目に多いカードの色の枚数が点数になります。
マーメイドを一人で4枚集めた場合は即勝利。

色ボーナス

公開したデュオカードと手札のカードを合わせたすべてのカードで最も多い色のカードの枚数が色ボーナス点となる。
マーメイドの得点と混乱しやすいですがマーメイドの得点は「手役」としての得点で色ボーナスは誰かがラストチャンス宣言した場合に考慮される得点です。

デュオカードとその効果

デュオカードは単独では効果を発動できません。カードの左上に描かれたアイコンで指定されたカード2枚が揃うと公開してもしなくても1点になり、手番で公開すると効果を発動できる。

カニ

カニ
カニカード2枚で1点
効果
二つの捨て札の山のうち、どちらかを選び、他のプレイヤーに見せずに捨て札のカードを確認してその中から好きなカードを手札に加える。捨て札の順番を変えてはいけない。捨て札は元の場所に戻す。

ボート

ボート
ボードカード2枚で1点
効果:
直ちにもう一手番できる



サカナ
魚カード2枚で1点
効果:
山札の一番上のカードを手札に加える。

泳者とサメ

泳者とサメ
泳者カード1枚とサメカード1枚で1点
効果:
他のプレイヤーの手札(注参照)からランダムに1枚盗み手札に加える。



注: 

実は現時点で説明書には説明不足な箇所がいくつかあります。

1) 「泳者とサメ」の効果について

「盗めるのは相手の手札だけか場に公開したカードも盗めるのか?」が英語ルールにも仏語ルールにも説明がなくこの問題についてボードゲームギーク(BGG)のスレッドにも挙がっていました。

BGGのスレッドによれば

手札から盗める。場に公開したカードは盗れない。

だそうです。

2) ラストチャンスを宣言したプレイヤーのアクションについて

英語ルールにも仏語ルールにもラストチャンスを宣言後、他のプレイヤーはもう一手番プレイ後に手札を公開すると明記されていますが、ラストチャンスを宣言したプレイヤーについて記述が明白でないです。

BGGのスレッドによれば

ラストチャンスを宣言したプレイヤーは手札を公開する。そのため他のプレイヤーはラストチャンスを宣言したプレイヤーからカードを盗むことはできない。


だそうです。ラストチャンスを宣言した時の得点が維持されます。


所感

IMG_20221204_191010.jpg
ゲームシステムとしてはラミーと51のシステムに似たルールが採用されています。
初期手札がないため、初プレイ時ははどのようにプレイするかつかみづらいかもしれませんが、最初はとにかくカードを集めることをします。カードがたまってくると手役が完成したりデュオカードのペアができてきて発動できるようになります。デュオカードが1枚だけでも一度ペアができると効果を発動し、その効果でまたほかのデュオカードがペアになり、また効果発動。。。といった「ずっと俺のターン」状態がしばらく続くこともあります。

カードは山札から引く場合だけでなく、捨て札から拾う場合があるため、どのプレイヤーがどのカードを集めているかある程度の情報は入ります。このため相手の手役が伸びないように相手が欲しい捨て札の上のカードにかぶせたり、捨て札から先に盗ってしまうという戦略的な要素が入っています。相手も「泳者とサメ」のペアでこちらが獲得したカードを盗むことを考えてきます。

山札を引き続ける展開に対する抑止ルール

捨て札にほしいカードがないと山札から引いていく展開になりやすいですが、山札がなくなったら誰も得点できずラウンド終了となるため、うかつにカードを引き続けると点が伸びていても他のプレイヤーにラウンドを強制終了させられる危険性があります。

また1人のプレイヤーがマーメイドを4つ獲得したら即勝利のルールがこのゲームが冗長にならないように工夫されています(後述)。

麻雀プレイ時の心理との類似点(?)


マーメイド
4人プレイでマーメイド3枚を手に入れた時のドキドキ感は麻雀で役満を聴牌したときの心境に似ています。そしてこの状態で「泳者とサメ」の効果で他のプレイヤーからマーメイドを盗られたり、他のプレイヤーにストップ宣言されたりしたときの失望感は、麻雀で役満を聴牌したときに他のプレイヤーに安い手で上がられた時の失望感に似ています。このゲーム、何度もプレイすればいつか役満を自模れるのではというロマンを感じさせます。(たぶんに私の主観が入っていることは否めませんが。。。)

どのタイミングでストップまたはラストチャンスを宣言するか、

手役が7点以上になるとストップやラストチャンスを宣言できるのですが、できれば自分がもっと高い点を取った状態で宣言したいので7点取っても次の手番まで待つということがあります。麻雀でいえばリーチを掛けずにダマテンのような感じです。「このカードを手に入れれば点がもっと伸びる、他のプレイヤーの様子を見ながらもう少し待とう」と。しかし他のプレイヤーにストップ宣言を掛けられるリスクがあり、自分の手番に回ってくるまでのドキドキ感は独特の緊張感があります。また上述のマーメイド役満ルールがあるため、ゲームを長引かせればだれかにまさかの役満を自模られる危険性もあります。
 4人プレイではゲームの終了条件が誰かが30点以上獲得した時のため、最初のラウンドでラストチャンスが成功して15, 16点くらいで勝利するとかなり楽になります。次のラウンド以降は「泳者とサメ」でことごとくほかのプレイヤーから邪魔をされますが、自分で「ストップ」宣言をして刻んで得点していけば2回宣言して勝ててしまいます。なので自分としては15点以上を狙いつつも相手には15点は与えないというプレイが逃げ切り勝ちの戦略の一つとして考えられます。相手が点が伸びそうと思ったら自分の点が低くてもストップ宣言で止めていかなければなりません。この宣言のタイミングが戦略的な要素なので何度かプレイしてくると少しずつこのゲームが面白いと感じるようになってきます。


まとめ

IMG_20221127_140555.jpg
上述のようにストップやラストチャンスを宣言するタイミングを掴むのがこのゲームの肝ともいえます。
ルールはシンプルで普通にプレイしても楽しいですが、麻雀をプレイしたことがあれば楽しさが上乗せされます。そして麻雀と同様、何度かプレイしてその面白さがわかるゲームです。4人プレイでぜひロマン(役満(マーメイド4枚))を実現させてください。

アクロポリス

タイルを配置するだけでなく、上に重ねて得点していくゲームにタルバナンバーナインなどがありますが、今回はやはりタイルを重ねて配置してプレイするギガミック(フランスではジガミックと発音)社のアクロポリスについて紹介したいと思います。

AKROPOLIS.jpg
フランスでは半年近く品切れ状態が続いて最近ようやく再出荷しました。2~4人で遊べます。プレイヤーは建築家になりタイルをうまく配置しながらアクロポリスの建築を行います。

タイルは3種類のヘックスで構成され、

タイル説明
地区(5種類 市場兵舎寺院庭園
広場(5色 上記の地区の色 ★が1~3ある)
採石場

になります。

市場タイル
広場はそれぞれ対応する5つの地区(市場兵舎寺院庭園)の色があり、地区により星の数が違います。

a plaza separtes houses
注:広場は地区でないのでインスト時では注意しておいたほうがいいかもしれません。説明しておかないとよく勘違いされることがあります。上の写真ではAの地区とBの地区は青の広場で分断されつながっていません。

初期タイル chief architect
木製のカラム(柱)とスタート時の各プレイヤーのタイル

準備

プレイ人数に応じて必要なタイルを箱から取り出し、裏返す。2/3/4人の場合、3/4/5枚のタイルの山を11個作る。残りは場に横一列に並べる(プレイヤー人数+2枚)。この並んだタイルの場所は「建設現場」と呼ばれます。

建築現場
3人プレイの場合、建設現場には5枚並びます。(便宜的に山札から一番遠いタイルを一番端のタイルと呼びます。)

ゲームの流れ

スタートプレイヤーがカラムを持ち、プレイを開始する。
スタートプレイヤーはキューブを1個、2番手、3番手、4番手プレイヤーはそれぞれ、2,3,4個のキューブを受け取る。

手番では1→2の順でプレイする。

1) 建設現場からタイルを取る
2) 獲得したタイルを配置する


1)並べられたタイルを一つとる。

一番端はただで獲得できる。それ以外のタイルを獲得するならキューブをストックに払う。支払うコストは一つずれるたびに1ずつ上がる。空いたスペースはタイルを一番端に近づけるようにタイルを移動させる。タイルの補充はしない。

コスト
写真の場合、一番左のタイルを獲得するには4キューブをストックに払います。

注:スモールワールドやセンチュリースパイスロードと違ってキューブをタイルの上に置くのではなく、ストックに戻します。

2)タイルを配置する

獲得したタイルはすでに配置してある街のタイルの辺が接するように配置できる(角は不可)。上に重ねることもでき、重ねる場合は少なくとも2枚以上のタイルの上に置かなければならず、下に空間が残る置き方は不可。採石場の上に重ねた場合、採石場一つにつき、キューブを一つ獲得できる。

タイルが一枚だけ残った時、そのタイルを一番端に移動させ、山札から人数+1枚のタイルをその隣に表向きに並べる。

カラムが左隣のプレイヤーに移る。

カラムを持ったプレイヤーから同様にプレイする。


ゲーム終了

タイルが最後の1枚になったらゲーム終了。最後のタイルは使用しない。


得点条件

5種類の地区の得点には以下の2つの条件が必要。

1)対応する同色の広場が街にすくなくとも一つは存在しなければならない
かつ
2)以下の条件も満たしたものが得点の対象になる。

以下


連結した家々のグループのなかで最大数のもの

市場
ほかの市場と接していないもの

兵舎
街の端に配置されているもの

寺院
その寺院の周り(6ヘックス)が囲まれているもの

庭園
条件なし(対応する広場は必要)

得点計算

各地区の計算

得点対象となる

第1階層の地区は各1点
第2階層の地区は各2点
第3階層の地区は各3点…

と階層の数字がそのまま点になる。

広場は対応する地区と接している必要はなく、何階層にあっても得点には影響しない。

得点計算

得点条件を満たす地区の合計点 × 広場の☆の合計  5種類

キューブ一つにつき1点

例:

家 計算2
上のような街の場合、家の得点は地区の合計点(1 x 6 + 2 x 1 + 3 x1 = 11)、広場の★の数 (1 x 2 = 2)で11 x 2 = 22点となります。

勝敗

合計が最も高いプレイヤーが勝者
同点の場合はキューブが多く持っているプレイヤーが勝者


所感

どこまで重ねる?

akropolis #1
タイルを重ねるゲームはタルバやナンバーナインなどがありますが、このゲームもタイルの重ね方が勝敗を分けます。

このゲームでは上にある階層で点が伸びます。ただ加算式で2段目、3段目と増えれば増えるほど配置の難易度が上がっていきます。
ナンバーナインは第1階層の数字は得点にならないので何が何でも上に数字を重ねて置く必要がありますが、このゲームでは第1階層でも点が入ります。無理に重ねなくても点数を伸ばすことができます。

一方、タイルの獲得方法はスモールワールドやセンチュリースパイスロードと似ていますが、タイルの上にキューブが置かれるわけではないので採石場にタイルを重ねてキューブをある程度確保していかないとほしいタイルが手に入れられません。また採石場はいくらあっても得点にはならないのでなるべく採石場を集中させて、タイルを上に配置したときに多めにキューブを獲得するのが理想です。

上述のようにタイルを重ねなくても得点は伸びますが、得点だけでなくキューブの需要があるためにゲームの展開上街にタイルを重ねるようにデザインされています。だからといってどんなタイルも採石場の上に置けばいいかというと「(置きたいのは)そのタイルじゃない。。。」ということが起きるので悩ましいです。

地区に特化した戦術が有効?

プレイ風景2
市場兵舎寺院庭園の順に数が少なく、対応する広場も少なくなります。特に希少な庭園は取り合いになることもあり、2番目に少ない寺院を集中的に取ったプレイヤーに爆走されることがあります。家で得点を伸ばす場合はなるべく階層をあげて広場もどんどんとっていくような展開になります。この戦術をとるプレイヤーの街は上から見るとほとんど青いです。

人数によって戦術が異なる

4人では山札側のタイルは入手にコストが高すぎてしっかりとキューブを集めておかなければ手に入りません。一方、2人、3人の場合は場に出るタイルが少なくなるため山札側のタイルは4人ゲームより手に入りやすいです。キューブの集め方も使い方もプレイヤー人数で変わってきます。

手番、重要
カラムを持ったプレイヤーは建設現場から2枚のタイルを獲得できます。上記のようにとりわけ4人プレイの時は端から遠くなるキューブのコストが高いので最初に獲得できるタイルと一周してから獲得できるタイルをどうするか悩みます。運悪くほしいタイルが二つとも端から遠いとキューブが足らないとどちらも取れないことがあります。一周する間にコストは安くなってきますがほかのプレイヤーに取られてしまうことも考えなければなりません。

バリアントルール

バリアントルールもあります。このルールが独特で面白くオリジナルとは違った配置を楽しむゲームになります。

まとめ

プレイ風景
3人で30分くらいです。4人でも1時間かかりません。
ナンバーナインなどのタイル重ねのゲームが得意な人はやはり強いのではないのでしょうか。
一度プレイすると「上にどれだけ重ねるべきか」という議論がみんなで起こります。プレイ後もいろんな意見が出てなかなか興味深いゲームです。

SPLITO (スプリト)

「二つの街の物語」という両隣のプレイヤーと協力するゲームがあります。今回はこの「二つの街の物語」のシステムを使ったカードゲーム、スプリト(SPLITO)について紹介したいと思います。

Boite de SPLITO
コンポーネントは説明書と2種類のカードのみ。目的カードと数字カード(*)があります。3人から8人までプレイできます。
*説明書ではスプリトカード(cartes splito)と表記されていますがここではわかりやすく数字カードで表記します。

Cartes SPLITO
数字カード。全6色で1から6まで2枚ずつあります。


Cartes objectif
目的カード。目的の条件を満たしていればカードの上隅に表記されているダイヤの数がゾーンの得点として加算されます。

プレイヤーは両隣のプレイヤーと共同でプレイします。

自分から見て右隣のプレイヤーに挟まれた場所を右ゾーン、左隣のプレイヤーに挟まれた場所を左ゾーンとして各ゾーンにカードを配置していきます。

ゲームの流れ

カード下に月のアイコンがついたカード(各色の大多数獲得を目的とするカード)と星のアイコンがついたカード(1から6の数字の大多数獲得を目的とするカード)からそれぞれ一枚ずつランダムに抜き取り、2枚を中央に配置する。これは全プレイヤー共通の目的カードとなる。

Cartes Objective communs
共通の目的カードの一例:この場合は4のカードを最も多く配置されたゾーン、黄色のカードを最も多く配置されたゾーンに点が入る。

残りのすべての目的カードと数字カードを混ぜて各プレイヤーは13枚のカードを受け取る。余りは箱にしまう。

各ターンの流れ

1) 全員、手札から一枚選んで同時に裏向きに右か左のゾーンにカードを置く。

2) 全員、カードを表向きにする。

3) 残りの手札を左隣のプレイヤーに渡す。

ゲームの終了

これを13ターン繰り返しすべてのカードを出し終えたらゲーム終了。

細かなルール

「手札に持っているカード、これからプレイしようとしているカード、完成させようとする目的カードが他人にわかるような言動は不可。」


得点計算

共通の目的カードの条件を獲得したゾーンを確認する。その後、各ゾーンのカードを比べて無効な目的カードは裏向きにし、表向きになっている目的カードはカードに表記されたダイヤの数だけ加算する。最後に左のゾーンの合計と右のゾーンの合計を掛け合わせた数値が得点。同点の場合は両ゾーンのカードの合計数が少ないほうが勝ち。

所感

SPLITO playng
「二つの街の物語」をプレイしたことがあるならプレイ感覚は何となく把握できるかと思います。片側だけに偏らせず、両側のゾーンを均等に加算させていかないと勝てません。そして何よりも両隣の人とうまくコミュニケーションがとれないとまずうまくいかないでしょう。
そしてこのコミュニケーションの方法に一癖あるのがフランスゲームの特徴ともいえます。


目的カードは以下のようなものがあります。

sprito objective cards
最大多数の条件は同数では無効になり、ペアは同じ数字2枚(色は問わない)のみで成立し、3枚以上集めてしまうと無効になります。色の得点条件はピッタリその色の数でなければ得点は無効になります。これらは後述のコミュニケーションで重要なポイントになります。

花火に似たプレイ感覚

黙々とプレイすると結構ガチなゲームなのですが、このゲームがフランスで受けている理由の一つは

「手札に持っているカード、これからプレイしようとしているカード、完成させようとする目的カードが他人にわかるような言動は不可。」

というルールにあります。

NG

例:
「(私たちのゾーンにある)この目的カード、自分が達成させるね。」
「あ、(手札に)6のカードが来た。ラッキー」

とはいったものの、これまたルールブックには上に書かれていることに抵触しないかぎり自分を助けることを誘導するのはOKと表記されています。

OK

例:
「(ゾーンに配置された)この目的カードまだ達成できてないねぇ」
「つぎ(のカード)はうちらのゾーンにプレイして(しないで)」

例えば自分たちのゾーンの中に「3のペアを作る」という目的カードを配置し、すでに3を一枚配置してある場合、もう一枚配置すれば目的条件達成ですが、コミュニケーション不足で二人とも3を同時に配置してしまうと目的カードが無効になってしまいます。

このとき相手に「自分が3のカードを置くから3は置かないで」とは言えません。(他のプレイヤーに自分の手札がわかるため)

そこで一工夫が必要なわけです。

ゾーンに「3色のみある場合 目的達成」あるいは「4色のみある場合、目的達成」といった目的カードも同様に対処しなければ無効になってしまいます。

言われた側は相手の言いたいことを察してプレイするわけですが、この辺のアドリブ感覚を楽しむのが受けているようです。どこまでいうのがOKでどこがNGか、この辺の線引きは微妙ですが、先述のように「他のプレイヤーに自分の手札がわかるようなことはアウト」という範疇で判断するところでしょうか。

日本人同士でプレイする場合、ルールが厳格であるべしとするプレイヤーがいた場合は賛否がわかれるかもしれません。

伝えたい情報を伝えずに伝える。これは「こちらの言いたいことを察して」という花火にも近い感覚です。ただ花火と違い、言われたその時に瞬時に判断するので記憶力は要求されません。覚えるのが苦手な人でも大丈夫です。


いろんな戦略

特定の数字カードを集める、あるいは集めないことで点数が入る目的カードがあるので矛盾しない目的カードの配置が重要になります。
 また場合によっては手札に目的カードしか来なくてでもどれを出しても点数に結びつかないといったことがあります。達成できなかった目的カードは失点にはならないので、そのような場合は回りを見渡してほかのプレイヤーにわたらないように自分たちのゾーンに配置してしまうこともできます。

自分のゾーンに数字カードと目的カードを配置して得点を伸ばす必要がありますが、場合によっては目的カードだけ配置することでも点数が入ることがあります。

Aucune carte de valeur N
その数字が一枚もあってはならない。という目的カード。1から6まであるのでこれらの目的カードのみをゾーンに配置して1枚も数字カードをゾーンに出さずにそれだけで得点を稼ぐというペアもいました。数字カードを反対側のゾーンに集中させることができるので「こんな戦略もあるのか」と感心します。

まとめ

objectifs communs

「二つの街の物語」のシステムが好きな人、花火のようなタイプのコミュニケーションが好きな人なら普通に楽しめるでしょう。
縛りのある会話の中でお互いの意思疎通が成功する嬉しさを味わえればより楽しめるし、なによりもこれがこの作品の売りの一つと言えます。そこで妙なアドリブや会話が生まれて笑いが起きるかもしれません。

ただゲーム会の中には隣同士でほとんど口を利かずに勝ってしまうゲーマーがいました。恐るべし。。。。

K3

登山をするゲームとしてK2などがありますが、今回はやはり登山をテーマとした(?)ライトなアブストラクト、K3を紹介したいと思います。このK3はカラコルムに存在する山です。

K3のKはカラコルムを意味し、K1はマッシャーブルム、K2は世界で2番目に高い山そしてK3はブロードピーク (8051 m 世界第12位)のことです。

BroadPeak cropped
K3:ブロードピーク (Broad Peak)

The box of K3
立方体の箱。Helvetiqというスイスに居を構える会社から出ています。代表的なゲームにBandidoなどがあります。

Cubes with a bag
コンポーネントは巾着袋と木製の駒、そして正方形の6か国語の説明書。2人から4人までプレイできます。

ルール

準備

ジョーカー駒(無着色)と白駒を分けて残りをすべて巾着袋に入れる。プレイ人数に応じたジョーカー駒と白駒を受け取る。

袋からランダムに9個の駒を取り出す。少なくとも4色ない場合はまた袋に戻してやり直す。

9個の駒を横一列に並べる。これがK3の最下段にあたりK3のベースキャンプになる。

巾着袋から順番に3個ずつ取り出し、時計回りに回す。

全員、所定数の駒を受け取ったら自分の目の前にピラミッドを作る。最初にピラミッドを完成させたプレイヤーがスタートプレイヤーになる。(二人プレイの時は6段、三人プレイの時は5段、四人プレイの時は4段のピラミッドになります。)

IMG_20220828_174708.jpg
手前の駒の山がプレイヤーのピラミッド、右奥がK3のベースキャンプになります。このベースキャンプに自分の駒を置いていきます。

ゲームの流れ

スタートプレイヤーから以下のプレイいずれかをする。

1) 色駒一つを取りK3にあるその色と同色の駒の斜め上に配置する。
2) ジョーカー駒(*)をK3にある任意の色の駒の斜め上に配置する。
3) 白駒をピラミッドから取り除く。手番終了(#)。パス扱い

自分のピラミッドの駒のうち、上に何も乗っていない駒一つを取ってK3に配置する。
色駒とジョーカー駒はいずれも2つの駒の間の上に配置する。
*ジョーカー駒は任意の色の駒の斜め上に配置できる。またジョーカー駒の斜め上には任意の色の駒が配置できる。
#白駒は仏語ルールでは「K3のそばに置く」、英語ルールでは「脇に置く」と微妙に表現が違いますが基本的にK3には配置しません。

The first move
初手で黄色の駒を黄色駒の斜め上に配置しています。説明書曰くこれでK3を登っているということだそうです。。。

ペナルティー

2つの同じ色(ジョーカー駒同士も含む)の駒の上に駒を置くとペナルティーを受ける。置いた場合、まだ脱落していない前の手番のプレイヤーはペナルティーを受けたプレイヤーの駒のピラミッドから取れる駒を一つ獲得することができる。この駒は自分の駒の山(ピラミッド)に乗せずに脇に置き、自分の手番でいつでも使える

ペナルティー
ピンクの矢印で示された2つの同色の駒の上に配置するとペナルティーを受ける。

脱落

手番でパスもできない、駒をK3に配置できない場合は脱落
駒が残っていない(すべての駒を置ききった)場合も脱落

勝利条件

自分以外全員が脱落し、最後まで駒を持っていたプレイヤーが勝利


所感

ルールを読んだ時点ではペンギンパーティーの亜種かなと思ったのですがプレイしてみるとやはりペンギンパーティーの流れを汲みつつも一味違った展開になります。

ペンギンパーティーは序盤、比較的自由にカードが配置できるのに対して、K3ではアクセス可能な駒(上にほかの駒が乗っていない駒)を使ってK3に配置します。つまり初手に使えるのは一番上にある駒のみ(4人プレイの場合は白駒でパスは可能)。つまり自分のピラミッドの最初の一つ目(一番上の駒)の配置を間違えると初手で即詰みします。
4人プレイの場合、4番手は不利なため、前の3人がどのような置き方をしても耐えられるような駒の配置を意識しなければいけません。4番手にならないためにもピラミッドを素早く作る競争が起きたりします。救済ルールか、4人プレイの時のみ、白駒はピラミッドに組み込まれず脇に置いていつでも使えます。
 ジョーカー駒は便利で白色駒は救済処置の位置づけですが、使いたいときに上に駒が乗っかっていては使用できません。
したがってジョーカー駒と白色駒をどの段のどの位置に配置するかを考えてピラミッドをセットします。

このピラミッドのセットの段階で勝負が始まっています。

ペンギンパーティーとの違い

冒頭で述べた通り、ペンギンパーティーと似ていますが、プレイしてみるとやはり違いを感じます。

その理由の一つがジョーカー駒です。ペンギンパーティーでは色をつぶされると、もうその色のカードを出せなくなりますが、このゲームはジョーカー駒があるため、その上につぶされていた色の駒が復活するのです。

復活の赤 jpg

もう一つがペナルティーのルールです。

このゲームはペンギンパーティーと違って自分の駒を置ききれば勝ちではなく最後まで駒を残していたプレイヤーの勝利になります。最初に置ききってしまうと敗北です。ペナルティーを受けると駒が減るため不利になります。裏を返せば上家が自分から駒を獲得でき、有利になります。したがってその上家の上家に協力を要請(?)することになります。そのための下準備をするような配置も考えておきます。慣れてくると有利なプレイヤーを妨害するために他のプレイヤーと連携を取りながらの配置ができるようになってきます。このあたりがつかめてくると面白くなってきます。

2つの同色駒の上に置かせるように下家を追い込むとペナルティーを課すことができますが、下家がそれを嫌って別の場所にジョーカー駒を配置するとそのプレイヤーの下家が得をすることになります。このようなプレイヤー間でジョーカー駒の使用かペナルティーの回避かの微妙な駆け引きが生まれます。

アブストラクトです

情報がすべて公開されているため、アブストラクトゲームになります。
ボードゲーマーのなかにはアブストラクトが苦手な方もいるでしょう。しかしこのゲームはジョーカー駒があるため、がちがちの詰将棋のような感じはなく緩い感じはします。自分が使ってもいいし、誰かがジョーカー駒を使えば自分が助かります。あとはどのタイミングでジョーカー駒を使えるようにピラミッドを崩していくかになります。もちろんそれすら見越してアブストラクトをガチでプレイする人も出てくるかもしれません。

プレイ時間は10~15分程度で一回プレイすれば「ああ、あの時あっちの駒を配置すべきだった」「いやそもそもピラミッドのセットアップの段階でミスっていた。」などすぐに反省点が見つかり、ライトなアブストラクトが好きな方なら再プレイする気になります。短時間で終わるので考えすぎて頭がパンクするほどのことはないと思います。

その他

このゲームは協力型ゲームもできます。ルールは基本同じですが、全員で話し合って脱落者を出さずにK3を完成させれば勝ちです。一人でも脱落したら敗北です。アブストラクトが苦手な人はこちらの協力プレイをお勧めします。

K3 協力プレイ
追記:3人で協力プレイをしてみました。写真上のようにベースキャンプ(K3の最下段)には青駒がなかったため、各自青駒を後に置けるようピラミッドの下に配置。ジョーカー駒を青駒より上になるようにセットアップしてゲームを開始しました。途中でジョーカー駒を配置して青駒を各自うまく処理してK3を完成させました(上 K3の完成もとい完登)。邪魔をすることがないためセットアップの段階でよく考えて配置しておけば会話もできるのでゲーマー同士でプレイする場合は比較的楽に完成させることができそうです。周りからは「じゃあ次は会話なしでプレイしたら」などより難易度の高いアドバイスを受けました。ゲーム初心者には協力ゲームのほうがとっつきやすい印象です。家族でプレイするなら小さい子供でも楽しめるかもしれません。

まとめ

登山をしているような雰囲気はまったくありませんが、中央のK3がどんどん大きくなっていく様は見ていて楽しいです。
ガチのアブストラクトをプレイするのもよし、みんなでワイワイ楽しむのもよし、時間も10から15分程度で終わるのでゲーム会の時間調整などにもいいのでしょう。地味さは否定できませんがたまに軽いアブストラクトをするのが好きな方ならお勧めします。ペンギンパーティーが好きな人ならさらにおすすめです。

しいて苦言を呈するなら白色駒とジョーカー駒の区別が時々しづらいことでしょうか。。。