ボードゲームパーティー

ボードゲームパーティーに行ってきました。

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最初にプレイしたのはキングダムビルダーKingdom Builder)。4人でプレイ。

前回すでにプレイしましたが、マップの構成や得点方法が毎回違うので今回はまた違ったゲーム展開になりました。

序盤に同じ地形カードを3度も続けてひくことになり、かなり動きを制限された状態に。
それだけでは決定的ではないのですが、序盤で特殊な効果を持つタイルを軒並み取られてしまい、じりじりと点差を付けられてゲーム終了。慣れたプレイヤー相手では序盤でつまずくと結構つらいゲームかもしれないと思いました。

ビアナ宮殿
Palacio de Viana)

スペインはコルドバにあるビアナ宮殿。12ものパティオ(中庭)と庭園には花が咲き誇り、ひとびとがそれぞれの生活を営んでいた。

宮殿の侯爵とその夫人は今日もパティオの散策を楽しんでいる。
花を愛でる侯爵夫人を喜ばせるため、今日も庭師達はパティオに花を植え、鉢や噴水を置いたりと仕事に精を出している。

庭師の仕事も大変である。いくら花好きの夫人でも同じ場所に同じ花や、噴水を見る度、感動は薄れていくというもの。庭師達は新しく花を植えたり、鉢を置いたりと忙しい。そんな庭師達をよそにいたずら好きの少女は花を別のパティオに移してしまう。
 静かにパティオを散策するのが楽しみの侯爵の前ではせわしく仕事をするわけにはいかないし、せっかく夫人が近づいてもパティオに侯爵の姿を見つけると夫人は侯爵との会話に夢中になり、花には目もくれない。
「夫人がパティオに来る前に花を植えなければ」と花や鉢を置き続ければ足りなくなってしまう。でもそんなとき、御者に頼めば、鉢や種を手に入れるために市場に連れて行ってくれる。

パティオの散策を楽しむのは人間だけではない。黒猫はいつも侯爵夫人の後についていく。でも夫人は猫アレルギー。猫が居る庭には近づかない。「侯爵夫人が来なくなるじゃないか、早くあっちへ行け」 そんな庭師のぼやきを猫は気にも留めない。

他にも宮殿で働く人たちがいる。宮殿の全ての鍵を預かる管理人の女性は庭のドアにしっかり鍵をかけるのが仕事。詩人は庭師達の心を癒してくれる。
料理人が食事の準備をするとみんな一同に集まって食事をしてその日が終わり、市場にはまた花や鉢が並び始める。。。。



こんな宮殿の情景を描写した文章を読むだけでプレイ出来るほどこのゲームは登場人物の行動や心理がそのままルールと得点方法に直結していて、プレイをしながら小さな劇を見ているような気分にさせてくれます。

スペインのゲームです。プレイポードはコルドバにあるビアナ宮殿のパティオ。別名パティオ博物館とも呼ばれています。ここにプレイヤーの駒(庭師)、侯爵、侯爵夫人、そして猫を配置します。ボード脇には花や噴水の市場トークンが置かれた市場ボード。

プレイヤーは手持ちの(庭師や侯爵夫人などの)人物カードからひとりを選び、プレイします。

ゲームは2人から5人まで出来ます。今回は4人でプレイ。

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左にある「詩人」はオプションルールまたは5人プレイのみで使用。

自分の駒(庭師)と侯爵、侯爵夫人などをカードを使いながら動かします。
プレイヤーは使ったカードを表向きにして前に出したカードの上に置きますが、同じ人物のカードが他のプレイヤーが前に使ったことにより表向きになっている場合は、そのカードを使えません。(注:最初のラウンドのみ可)

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花、鉢、噴水は庭師のカードをプレイすることでパティオや庭園内に配置することが出来ます。花は垣根内など、それぞれ配置できる場所が決まっています。同じ垣根にはおなじ種類の花しか植えることが出来ません。この条件を満たすならば他のプレイヤーも同じ花をそこに植えることが出来ます。

自分が花を植えたパティオに侯爵夫人が訪れると得点が入ります。得点は自分の植えた花一つにつき2点入ります。他のプレイヤーの花があればそのプレイヤーにも点が入ります。その後、各自、自分の花トークンのうち一つだけ裏返します。裏返ったトークンはその後、夫人がその場所を訪れても得点になりません。しかし裏返っていないトークンはまた得点の対象になります。

つまり一度に多くの花を植えたほうが、夫人が訪れるたびに高い得点が得られるようになっています。一方で鉢や噴水は入る点は花より高い(それぞれ3点、5点)のですが一回しか得点計算されません。

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こう書くと一つのパティオに大量の花を植えて夫人を何度もそこに移動させれば簡単に大量点が入るような気がしますが、自分が夫人を動かした場合、再び使うには夫人のカードをまた回収しなければなりません。さらに夫人が移動した後には猫がそこに移動するのですぐまたそこに戻すことは出来ません。他のプレイヤーは管理人を使ってドアに鍵を掛けたり、侯爵をそこに移動させて得点できないようにすることもできます。

ゲームの終わりには自分の花を配置したパティオの数に応じてボーナスが入るので、少ないパティオに集中的に花を植えるとこのボーナスが無得点になることもあります。

手持ちの花は御者カードを使って市場に行くことで補充できます。市場にはトークンが配置されており、一つの列だけ選ぶことが出来ます。その列に置かれた花や鉢に対応する自分のトークンをストックから受け取ります。後述の料理人と関連してどのタイミングで市場に行くか見極めるのが大切です。

料理人のカードは今まで使用したカードを全て回収することが出来ます。ただしその後12面ダイスを振って出た数に応じて市場トークンを市場に補充しなければならず、他のプレイヤーを助けることにもなってしまいます。この料理人のカードをいつ使うかもプレイする上で重要です。

補充する市場トークンは袋に入っていてランダムに取っていきます。袋の中のトークンが無くなるか、だれかが全てのパティオと庭園に花を植えることが出来たら最後のラウンドになります。

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上述のように、自色だけのパティオを作ってもそう簡単には点は入らず、また他のプレイヤーに花を植えられて便乗されます。どのタイミングでカードを回収するか、市場にいつ行くべきか、このゲームではバッティングなどさまざまな要素がつまっていてゲームとしてよく出来ています。ただしそれだけのゲームではありません。

ボードゲームやカードゲームでは建物などを建てたり、あるアクションをした場合、ゲームでの効果と実際の効果の違いや疑問などを聞かないのがお約束。(なんでこれを建てるとカードやお金が1つ余分に手に入るのか、なぜトウモロコシを輸出すると同じ点が入るのに売ろうとするとタダなのか等)。

このゲームでは人物の行動がそのままルールに、侯爵夫人の心理が得点に見事に反映されています。侯爵との会話、猫の動きなど登場する人物すべてに日常での仕事を不自然なくゲームのルールに取り入れてバランスを保っています。ゲームデザイナーは作家か詩人かと思うほど、作者は日常の世界とゲームの世界の相違を抑え、驚くほどうまくルールを練りこんだものだと感心します。

しかしながら、残念なのはそのプレイ時間の長さ。「このテーマとこのシステムで、この時間はかかり過ぎ」というのが全員一致の見解。今回はルールを確認しながらのプレイとはいえ3時間半かかりました。決して重いというわけではないのですが、市場トークンの数が多過ぎ(90個)。もうすこし数を少なくすべきでしょう。

補充されるトークンの数は12面ダイスを振って決まるので当然毎回ばらつきが出ます。
最初のうちは気にならないのですが、開始後2時間経って袋に入ったトークンが少なくなっても1の目が続けて出たりすると「まだ終わらないのか。。」となります。このあたり再考の余地があると思います。

別の条件、全てのパティオと庭園に花など飾るというも容易ではありません。市場に行く度、いったん宮殿の外に出なければならず、また戻って別の場所へ植えるというのもやはり時間が掛かります。

人々のドラマがこんなにうまくゲームに再現できているのに実にもったいないような気がします。


まとめ

ボードゲームの中に人々の日常と心理をうまく反映させた見事なまでの再現性。ゲームをしながら感情移入できればいうことなしです。惜しむらくはそのプレイ時間の長さ。それでもあらかじめ時間が掛かるゲームと割り切ればこの箱庭で起こるドラマを十分楽しむことができるでしょう。


スペースミッション
 (Space Mission)

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ジャンプゲート(Jump Gate)というゲームのリメイク。4人でプレイ。カードを駆使して未知の天体を探検し、異星人達と遭遇したり、資源を発見して得点を競うゲーム。アメリカ人好みのゲームかもしれません。

プレイヤーは未知の天体へ赴き、その天体をまず最初にスキャンし、その後、その天体を発展させ、その天体の保有する資源などを発見することができます。

手札には未知の天体に移動、その天体をスキャン、発展、そして資源などを発見するのに必要な数値が書いてあります。各天体にはそれぞれ違う数値が振ってあり、手持ちの手札を確認しながらどの天体にいけば効率よくこれらの作業を行えるか考えてプレイします。

上記のアクションのほかに手札を5枚まで補充するアクションも選べます。使わない(使えない)自分のカードを捨てて新たに5枚まで補充することも出来ます。

プレイヤーはこれらのアクションから2つまで選んでプレイします。

得点方法は入手したアイテムの組み合わせと中央のジャンプゲートを通過した回数による2通り。

ゲーム内容はいたってライトな感じです。カードの引き運に左右される分、手札の構成によっては何も出来ないこともあり、そういうときは手持ちのカードを全部交換するといった思い切りの良さが必要になるときもあります。
 それでもカードの引きが悪い時にはどうすることもできませんが、短時間で終わる軽めの宇宙探検ゲームだと割り切ってプレイするしかないでしょう。


その他、気になったゲーム

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シベリア
(Siberia)

モンパルナスの空中庭園

モンパルナスに「アトランティック庭園 (Le jardin Atlantique)」と呼ばれる庭園があります。

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周りをビルで囲まれたその公園の広さは3.4ヘクタール。 。

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庭園内には子供が遊べる場所の他に、テニスコート、卓球台があります。

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一見するとごく普通にある公園です。ときおりどこからともなく放送のアナウンスが聞こえてきます。

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耳を澄ますとその音は下から聞こえてきます。この公園の真下は。。。

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なんとモンパルナス駅の構内。

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おびただしい数の列車が毎日往来するプラットフォームの真上にこんな静かな庭園が存在するのは驚きです。1994年にFrançois BrunとMichel Pennaによって造られました。

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モンパルナス駅がパリからブルターニュそして大西洋とつなぐ歴史的な役割を果たしていることにちなんだこの公園は「船」がテーマの一つになっています。

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公園内の街灯は船のマストを想起させます。

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公園の中央、「ヘスペリデスの島」と呼ばれる場所には、Jean Max Llorcaによって作られた噴水に挟まれるように巨大なオブジェがあります。温度計、雨量計、風向計、風力計が備わったものです。

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庭園中は遊具などもあり子供も楽しめるようになっています。

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水のせせらぎに耳を澄ませ、高い木々に囲まれながら遊歩道の上を歩くとここが騒々しい駅の真上だということを完全に忘れさせてくれます。


Jardin Atlantique
モンパルナス1駅(Gare Montparenasse)真上
*モンパルナス1駅側からは行き方がわかりにくいので南側パストゥール大通りから入った方がわかりやすい。

ボードゲームパーティー

ボードゲームパーティーに行ってきました。

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最初にプレイしたのはキングダムビルダー(Kingdom Builder)。4人でプレイ。

複数の地形からなるマップに家を配置して得点を競います。地形のカードを1枚持ってスタートします。そのカードに表示された地形に家を3つ配置できます。最初はカードに指定された地形ならどこに配置してもいいのですが、そのターン以降は可能な限り配置した家に隣接するように家を置かなければなりません。

家を置くことで置く場所の縛りが生じるわけですが、配置の仕方で別の地形をこの縛りから外したり、うまく複数の同じ地形に配置することでこの縛りの範囲内で選択肢をつくることが出来ます。

家を配置し終えたら新たにカードを山札から引いてターンを終えます。

ほかに10種類の各職業を表すカードがあり、この中から3つ選んでプレイします。

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職業のカード。家の配置状況により得点が入ります。

その他に隣接した場所に家を配置すると特典が得られるようなタイルもあり、マップ毎に違います。

所感

マップ、職業のカードがいっぱいあるのでマップの組み合わせ、職業のカードの組み合わせていろいろなゲーム展開が楽しめるようになっています。

引いた1枚のカードによって次の手を決定するので、多くのゲーマーは「もう少し手札の枚数があればいろいろと選択肢があるのに」と思うでしょう。入手するカードによって獲得できる得点が大きく変わることがあるので引き運に左右される要素は否めません。
 ただ「引くカードのランダム要素を考慮に入れて家を配置すべし」というのが、デザイナーの意図するところならこれはこれでいいのでしょう。

その後、プレイしたのはファウナ(Fauna)。5人でプレイ。

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お題の動物がどの領域に生息しているか、サイズは、重さは、尾の長さはどれくらいなどかを予想します。手持ちの駒を順番に予想する場所や、数値の場所に配置します。同じ場所や数値にはひとりのプレイヤーしか置けないのでどのタイミングでどこに置くか、順番を考える必要があります。見事的中すると得点が入りますが、どんぴしゃでなくても近ければ少し得点が入ります。

結果

なぜか、よく考えれば考えるほど全然違う場所を選んでしまいます。。。


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次にプレイしたのが乗車券拡張:アジア(Ticket to Ride Map Collection Vol 1 Team Asia & Legendary Asia)。5人でプレイ。拡張版なのでプレイするには乗車券あるいはヨーロッパ版の列車駒と列車カードが必要です。

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この拡張版には木製のカード立てが入っています。

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マップはアジアですがプレイはヨーロッパに似ています。違いとして駅舎がないことと、トンネルがないかわりに山のマスがあります。山のマスに列車駒を配置すると手持ちにあるもう一つの列車駒をマップ右下のスペースに置きます。ここに置かれた駒は一つにつき2点入ります。使うカードの枚数は山がないマスと変わりません。つまりカード2枚を使って山のマス2つに列車駒を配置すると通常の2点の他に4点入り、計6点になります。これにより短い区間に列車を配置しても点が稼げます。

まとめ

上述のようにプレイ感覚は乗車券ヨーロッパに近い感じです。ただしトンネルという博打の要素が無くなった分、運によって左右される要素が多少減っています。また山のマスを入れたことにより小刻みに線路を敷設しても得点がのびるようになっています。一方で駅舎ルールがないために5人ではきついという人もいるかもしれません。


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裏面はチームプレイ用のマップ。

最後にプレイしたのは忍者刀Ninjato) 3人でプレイ。

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12世紀、平氏、源氏、後白河天皇の勢力争いに忍者が暗躍するというストーリーのゲーム。屋敷に侵入しては見張りを倒して財宝を奪取します。奪った財宝で使者に賄賂を贈ったり、名声を得たりできます。

3枚の手持ちの手裏剣を各アクションの場所に配置してプレイします。

屋敷にいる見張りと戦うには道場カードと呼ばれるカードを手札として使います。カードは1から5の数字の書かれていて、見張りカードの数字と比較して勝敗を決めます。見張りへ攻撃は、数字の大きい方が勝つ方法と、数字の小さい方が勝つ2通りあります。

屋敷に潜入するアクション、賄賂をして点を稼ぐアクション、技を習得するアクション、道場カードを入手するアクション、名声を得て得点するアクションなど選べるアクションは多岐に及びますが、各ラウンドで使える手持ちの手裏剣は3つなので、どのアクションを優先させるか他プレイヤーの動向に注意しながら効率よく配置しなければなりません。

所感

手裏剣を置きながら戦ったりしているうちに思ったのは「あぁ、これもワーカープレイスメントなんだなぁ。。」と。

屋敷に侵入しては財宝を奪ったり、師匠に会っては技を習得したり、賄賂や名声を稼ぐために奔走したりとなんだか多忙な忍者だなぁと思いました。

まとめ

いろいろと考える要素があり面白いですが、「忍者」と聞いて忍術を使った忍者同士の対決を期待すると肩すかしを食らいます。手裏剣を使ったワーカープレイスメントゲームです。


気になったゲーム

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乗車券拡張:インド+スイス (Ticket to Ride Map Collection: Volume 2 - India & Switzerland) 写真はインドマップ。

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ラパ・ヌイ (Rapa Nui) イースター島を舞台にしたカードゲームのようです。

リュタンとトロル

2人用カードゲームというのは多くありますが、今回は最近出たカードゲーム、リュタンとトロル(Lutin et Troll)を紹介したいと思います。

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コンポーネントは箱ではなく袋に入っています。

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裏面が赤と緑のカードがそれぞれ25枚(どちらも構成は同じ)ずつ、ライフポイントキューブが12個ずつ、そして10個の勝利トークン。

25枚のカードには緑、青、赤のカードがあります。

ルール

準備

・各プレイヤーは自分の色(赤か緑)を選び、25枚のカードと同じ色のライフポイントキューブ12個を手元に置く。
・両プレイヤーの間に勝利トークン10個を置く。

・25枚のカードから5枚を自由に選んで手札にする。

・残りのカード(20枚)を裏向きにして山札として手元に置く。

先手プレイヤーを決め、以下の流れでプレイする。

コンバット

先手(攻撃)

手札の中から1枚選んで場に出す。


後手(反撃)

手札の中から1枚選んで場に出す。

カードの強弱(後述:カードの効果参照)に応じて、負けた方は失ったライフポイント分、手持ちのキューブを中央に置く。

コンバットに勝った方が次のターンの先手になる。

引き分けの場合は前のコンバットの先手が引き続き先手をする。

ラウンドの終了と勝敗。


(A) あるプレイヤーがライフポイントを全て失った場合。相手プレイヤーの勝ち。
(B) 手札をすべて使い切った場合。残ったライフポイントの多いプレイヤーの勝ち。

ラウンドの勝者は、勝利トークンを1つ受け取る。

使ったカードは各プレイヤー固有の捨て札に置く。
(B)で引き分けの場合、そのまま次のラウンドに進む。
手持ちのカードを使いきらなくても次のラウンドには使用できない。そのまま自分の捨て札に置く。


次のラウンド。


山札から5枚新たに選んで手札にする。
自分のライフポイントキューブを全て回収して手元に置く。

前のラウンドの勝者が先手となり、上記と同様にプレイする。

山札が尽きた場合。(6ラウンド目に入った場合)

25枚の捨て札を全て回収し、5枚を自由に選んで手札にする。

残りのカード(20枚)を山札にして手元に置く。


ゲームの勝敗。

先に勝利トークンを5つ獲得したプレイヤーの勝ち。

カードの効果

のカード

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緑のカード同士の場合、大きい数字のカードを出したプレイヤーが勝つ。
負けたプレイヤーはカードの数値の差分、ライフポイントを失う。

のカード。

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青のカードは数字にかかわらず、どの緑のカードにも勝つ。
負けたプレイヤーは青のカードの数値分、ライフポイントを失う。

青のカード同士の場合、大きい数字のカードを出したプレイヤーが勝つ。
負けたプレイヤーはカードの数値の差分、ライフポイントを失う。

のカード。

赤のカードは緑、青のカードに一方的に勝つ。
それぞれ特殊効果がある。

ニンフ

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相手のカードにかかわらず、効果を無効にする。

ハーピー

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相手の出したカードの数値分、相手はライフポイントを失う。

マンドレイク

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相手の出したカードの数値分、失った自分のライフポイントを回収できる。

赤のカード同士の場合、どちらのカードの効果も無効になる。先手が引き続き次のターンの先手をする

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所感

シンプルなルールですが、要所要所で駆け引きの必要なゲームです。

コンバットの勝敗


出されたカードに対して選べる分、後手が有利なので場合によっては敢えて負けや引き分けを選ぶといったことも考えられます。

先手は後手のそういった心理を考えて、敢えて弱いカードを出して揺さぶりをかけることも手です。

また後手に徹していても手札の数が少なくなると選択肢も狭まり、先手の術中にはまることもありえます。
青や赤のカードがあるため、数字の大きい強いカードを後に使うという戦法が必ずしも通用しません。

各カードは強弱があるものの、ゲーム全体を考えてプレイしなければならないため、目先の勝利だけに固執するとゲームを支配することは出来ません。

のカード

相手が青のカードを出したときどうするか。

もったいないけど手持ちの青のカードを使って相殺するか、敢えて数字の小さい緑のカードを使って次の反撃に備えるか。選択肢がある分、お互いの心理戦になります。
(このカードを出したら相手の術中にはまるのか、はたまたこれは相手のはったりなのか。。。)など

のカード

強力な効果のある赤のカードですが効果を最大限に生かすためにも使いどころは慎重にしたいところです。しかし出し惜しみをすると思ったほどの効果が得られないことがあります。

の小さい数字のカード

数字の小さい弱いカードは相手の赤のカードの効果を最小限に抑えるため、お互いの手札の数、ライフポイントの数を見ながらうまく使いこなせば相手に与える精神的ダメージは大きいでしょう。


ラウンドの勝敗


赤や青のカードがあるため、常に気を抜けません。どのラウンドで勝負をかけるか、相手はいつ赤や青のカードを使ってくるのか。ラウンドが進むに連れお互い残された相手の手札から、どう出てくるのか、読み合いが楽しくなってきます。

初プレイでは最初どのカードを選ぶべきか、どのカードから切るべきかわかりにくいとは思いますが、ゲーム後半になると自然とカードの選び方、切り方がわかるようになってきます。終盤の組み立て方に慣れたら、中盤、序盤とゲームを組み立てられるようになってくると思います。

これは将棋や囲碁を習い始めた直後のような感触です。
将棋なら詰め将棋、囲碁なら寄せを学んでうまくなっていくといった具合です。

ゲームの勝敗

ラウンドの勝敗でリードされていても、カードの構成はお互い同じなので負けている方も反撃のチャンスはあります。勝ってる方もこのラウンドでけりを付けるか、次のラウンドで決めるか、しっかりと考えておかなければいけません。油断すると目の前の勝利が水泡に帰してしまいます。勝ったラウンド数が4対4になった場合、最終ラウンドは盛り上がるでしょう。


カードを出し合うだけでもゲームになりますが、それだけだとあまりオリジナリティがありません。ライフポイントというもう一つのパラメーターを入れたことでさらに駆け引きの必要な奥の深いゲームになっています。パラメーターの数が多すぎず、少なすぎずというのに好感を持てます。

個々の戦いでの勝敗、各ラウンドでの勝敗、そしてゲームの勝敗。どこで勝ちにいき、どこで引くか。局地的勝利が必ずしも大局的な勝利につながらないことを常に念頭に置いてプレイしなければいけません。

このゲームでは手札を全て自分で選ぶので、カードゲームの評価でよく話題になる「引き運」という要素がありません。負けた場合は純粋に自分の戦略に落ち度があったか、相手が一枚上手だったと認めざるを得ません。ここはポジティブな意見とネガティブな意見双方が聞かれることでしょう。
しかしこのゲームのウリのひとつはその短いプレイ時間です。プレイ時間が1時間ともなると多くのゲーマーが「しんどい」となるところでしょうが、20分程度、慣れれば15分程度なので負けてももう一戦したくなります。

自分はこの手のタイプのカードゲームをそれほどプレイしていないのでカードゲーム全体としてのこのゲームの位置づけや比較評価は、熟達者の方々の判断に委ねたいと思います。個人的にはゲーマーを問わず、とりつきやすいところが気に入っています。

まとめ

時間が掛からず、簡単なルール。特殊効果はほとんどなし、カードは毎回1枚ずつ出してコンボも発生しないシンプルなゲーム。しかし小振りながらよく出来ているのではないでしょうか。デザインも奇麗で、緑のカードなど数値が同じでも一枚一枚絵柄が違うのは驚きです。

時間を気にせず、さまざまな特殊効果、派手なコンボを楽しむスタイルとは対局をなすゲームです。後者を好む人には物足りないかもしれません。かといって誰でも簡単に勝てる単純なゲームかというと首を縦に振ることはできないでしょう。

プレイしても面白いですが、上級者同士の対戦を眺めるというのも面白いでしょう。将棋や囲碁のプロ棋士同士の対局を見るような楽しみがあると思います。

その他


下のリンクから様々なバリアントと3人から6人まで遊べるルールがダウンロードできます。

http://murphy.play.free.fr/murphy.play/Telecharger.html

奇妙な形の家

ルイ・ブライユ通りにちょっとユニークな家があります。

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正面から見ると普通の家ですが。。。

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少し歩いて別方向から見ると、なんと後ろがありません。これはまるでルノワール市場の洗濯場跡のようです。

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しかしよくよく近づいてみるとほぼ鋭角三角形のかたちをした家です。

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反対側から見たところ。やはり普通の家に見えます。

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ルノワール市場の洗濯場跡は完全に「跡」なのに対してこちらは人が住んでいるようです。

いったいどのような経緯でこの家が建ったのかはわかりませんが、家の中の構造やそこでどういう生活をしているのか気になるのは私だけでしょうか?

37 Rue Louis Braille
メトロ8番線ミッシェル ビゾ(Michel Bizot)から徒歩4分

参考:
パリの共同洗濯場跡
パリで一番小さい家